正直に言います…
「またへずまりゅうが問題起こしたのか」
そう思いませんでしたか？私も最初はそうでした。
9月12日、奈良市議会の定例会で突然爆発したへずまりゅう氏（34）。「市長ー！あなたね、どのツラを下げて市長をやっているんですか」という怒声が議場に響き渡り、翌日には本人が「早速、辞職勧告を食らうかも？」とX（旧ツイッター）で報告…
ネットでは案の定、批判の嵐です。
「やっぱり変わってない」 「議員の品位に欠ける」 「迷惑系YouTuberの本性が出た」
でも…ちょっと待ってください。
彼がなぜあそこまで感情を爆発させたのか、その理由を知ったら、あなたも考えが変わるかもしれません。1日平均500万回も閲覧されるSNSで発信し続けてきた彼の「本当の想い」とは一体何だったのでしょうか？
へずまりゅう氏が辞職勧告を受ける理由とは？議員の品位を問われた発言内容
奈良市議会で何が起きたのか？へずまりゅう氏の怒声の瞬間
実は今回の発言、単なる感情の暴走ではありませんでした。
議会の映像を実際に見ると、スクリーンには衝撃的な画像が次々と映し出されていたんです。鹿が蹴られ、踏まれ、暴行を受けている瞬間を捉えた写真の数々…見ているだけで胸が痛くなるような光景でした。
「鹿が蹴られたり踏まれたりしている画像がたくさん議場に投影されており、ショックでした」
実際に映像を見た市民の方がこう証言しています。
へずま氏は1年以上、月に25日も奈良公園をパトロールし続けてきました。東京ドーム140個分もある広大な公園で、「いま、シカさんが外国人に蹴られました」と連絡を受けては現場へ駆け付ける日々。
「立て続けに3件、4件殴られた、蹴られた、という日もある。何もない日もあるが、シカが観光客に引っ張られたり、ゴミを食べさせられたりもしている」
そんな現実を毎日のように目の当たりにしてきた彼が、市長の「県の管轄だから」「検討します」といったお役所的回答を聞いて…
ついに爆発してしまったんです。
あなたも、大切な何かを守りたくて必死になったとき、相手の曖昧な返事にイライラした経験、ありませんか？
地方議会での辞職勧告とは？過去事例から見る議員の品位問題
でも確かに、議員としての発言は品位に欠けるものだったのも事実です。
地方議会における辞職勧告は、議員が品位を欠いた行為をした際に、その議員の自発的な辞職を促すための議会の意思表示。法的拘束力はありませんが、議員の政治的・道義的責任を問う重要な手段なんです。
2024年3月には、兵庫県知事選挙に関するSNS投稿で姫路市議が辞職勧告を受けました。「兵庫県警の内部では、特定候補の応援をするように通達されていた」という事実ではない投稿をしたとして、「市民全体の代表者としての品位と名誉を害する行為」と判断されたんです。
へずま氏の場合も、16日に予定された幹事長会で同様の判断が下される可能性が高い状況…
でも、ここで考えてみてください。
「品位」って、丁寧な言葉遣いをすることだけなんでしょうか？
へずまりゅう氏の炎上理由を深掘り！奈良のシカ問題の深刻な実態
月25日のパトロールで見た衝撃の現実とは
実際に、へずま氏がどんな光景を目撃してきたのか…その体験談を聞くと、胸が締め付けられます。
「仲間のボランティアとゴミ拾いをしている際、目の前でいきなりシカを殴ったり蹴ったりする外国人もいた。まず注意するので撮影できないこともある」
交通費も宿泊費もかかるため、今年1月には東京から奈良に引っ越したへずま氏。朝から夕方まで、東京ドーム140個分もある奈良公園を歩き回り、シカたちを見守り続けています。
でも、パトロールしていて一番つらいのは、暴行の瞬間を目撃することだけじゃありません。
「暴行した人が、中国語や韓国語の紙が貼られた観光バスに乗り込むなど国籍を確認した上で発信している。明らかに外国人と思われても、『僕は日本人』と言い張る人もいる。そういう場合、（SNS発信は）お蔵入りになる」
つまり、実際に起きている問題の多くは、表に出てこないんです…
奈良のシカ虐待問題の根深さ〜愛護会内部でも起きていた衝撃の実態
でも、問題はもっと根深いものでした。
2023年10月、信じられないような内部告発がありました。奈良のシカ保護に取り組む「奈良の鹿愛護会」で、保護された鹿に十分な餌を与えない虐待行為が行われているという通報です。
告発したのは、なんと愛護会で働く丸子理恵獣医師でした。
「特別柵に収容された雄鹿は最低限の餌も与えられず、7割以上が飢餓状態に陥り、年50頭以上が死んでいる」
体重が低下し、脱毛も見られ、水飲み場も汚れている…「鹿にとってストレスがかかる環境だ」と指摘された愛護会の施設「鹿苑」。約340頭を保護する中で、約240頭が一般公開されていない「特別柵」に収容されているんです。
脱毛し、痩せて骨が浮き出ている鹿の写真も公開され、奈良市が立ち入り調査に乗り出す事態に…
つまり、観光客による暴行だけでなく、鹿を「保護」するはずの組織でも虐待が疑われていたんです。
こんな状況で、市長が「県の管轄だから」「検討します」と言ったら…
あなたならどう感じますか？
「迷惑系YouTuber」から議員へ！へずまりゅう氏が変わった本当の理由
能登半島地震での衝撃体験〜「売名」と言われた苦しみ
「迷惑系YouTuberが結局また問題起こした」
そんな声が多いのも、正直理解できます。でも、彼の変化のきっかけを知って…私は胸が熱くなりました。
2024年1月1日、能登半島地震。へずま氏は発災翌々日の1月3日には現地入りし、みそラーメンの炊き出しやトイレットペーパーなどの物資配布を開始。なんと5ヶ月間も継続したんです。
きっかけは父親の一言でした。
「父さんから『お前さんざん、世間に迷惑をかけたんだから、今、行け。行かんかったら、お前男じゃねえぞ』と。嫁からも同じことを言われた」
被災者から「へずまさん、本当に変わりましたね」「体が温まりました」「本当に感謝しています」と言われ、気持ちよく活動していた彼。
でも…
再び現地を訪れた時、衝撃的な言葉を聞かされました。
「ちょっと言いづらいんですけど、他の方に『へずまさんがいいことをしてくれた』と話したら、『あいつのこと応援してるの？能登に売名しに来ているだけじゃない。ただの迷惑系だよ。騙されない方がいい』みたいなことを言われた」
この時の心境を彼はこう語っています。
「その言葉を聞いて、ものすごく苦しかった。本当に心が苦しくなった。自分を応援してくれる人まで自分のせいでたたかれてしまう。自分が変わらないと、いつまでも一緒だと思い、心を入れ替えた」
…この体験談、作り話に聞こえますか？
私には、人生をかけた真剣な反省に聞こえました。
奈良移住への決断〜シカを守るためにすべてを捨てた男
でも、本当の変化はその後に現れました。
2024年7月、外国人とみられる人がシカを蹴る動画が海外も含め拡散された事件。もともと動物が好きだったへずま氏は「いてもたってもいられず」、東京から奈良公園に通い始めました。
でも、毎回の交通費や宿泊費がかさむ…
そこで下した決断が、今年1月の奈良移住でした。
「他の仕事との兼ね合いで、月に25日くらい、朝から夕方まで奈良公園をパトロールしている。『いま、シカさんが外国人に蹴られました』と連絡を受けては、駆け付けて注意している」
東京での生活を捨て、収入も不安定になる中で、なぜここまでするのか…？
その答えは、彼のこの言葉にありました。
「シカさんはかわいい。自分自身本当に変わろうと改めて思っています」
売名のためだけで、ここまでできるでしょうか？
外国人観光客への複雑な想い〜偏見ではなく行為を問題視
でも、彼の活動で気になるのは外国人観光客への対応です。
「マナーのなっていない中国人観光客は多い。でも、中国人だから悪い、ではない。シカを殴ったり蹴ったりする行為が悪い。悪いことをする人を注意している。日本人がやっても注意する」
実際、日本人にも注意したことがあるそうです。
「日本人がシカを殴ったり蹴ったりする姿は見たことはない。ゴミを食べさせる日本人はいた。その時は『ふざけるなよ。シカさんにゴミを食べさせたら、おなかの中にゴミがたまって死んでしまう』と注意した」
そして、最も印象的だったエピソードがこちらです。
「先日、中国人の子供がシカを踏みつけた際、欧米と思われる観光客の女性が、子供の目を見て強く『NO』『NO』—ダメでしょ、と教えてあげていた。すごくうれしかった。この方みたいに注意できる人は本当にウエルカムだし、賛成だ」
その様子を「奈良公園が優しさで溢れますように」と投稿したところ、「優しい外国人の方もたくさんいる」といったコメントが多く寄せられたそうです。
これって、偏見に満ちた人間の発言でしょうか？
むしろ、本当に公平な視点を持っているように感じませんか？
ネットの反応は賛否両論！へずまりゅう氏への支持と批判の声
批判的な意見〜議員としての品位と発言方法への指摘
もちろん、批判的な声があるのも当然です。
「でかい声を出せばいいってもんじゃない。市長への人格敬意にも欠ける。それは反省すべき」
「議員なんだなら、条例や規則を求めるにせよ、市長が答弁したように、他法規との整合性や立法事実を論理的に説くのが議場というもの。その為には、情熱だけではダメ。論理的に説く知識を持たないと」
これらの指摘、とても的確だと思います。
どんなに正しい主張でも、伝え方を間違えると相手に届かない。むしろ反発を招いてしまう…16年も市長を続けてきた人に対して、初当選の議員がいきなり「どのツラを下げて」と言うのは、確かに品位に欠けるかもしれません。
「肩書きや髪型を変えても、本質は変わらないんだな。残念です。『何年市長やってるの？』っていうけど、市長も選ばれてなってるんですよね。支持者がいるんです。いきなり恫喝は…」
この意見も、もっともだと思います。
理解を示す声〜真剣さを評価する市民の反応
一方で、理解を示す声も多くありました。
「彼は中国資本による水源地買収といった問題に熱心に取り組まれている。その活動は本当に評価できると思います」
「市議会の動画見ました。鹿を守るための施策を市長に尋ねたところ、お役所的回答。これを聞いたへずまりゅうは、やるせない表情で早急な改善を求めていました。後で市長が、へずまりゅう議員の鹿の愛護への熱い思いは理解していると言ってたらしい」
特に印象的だったのは、この声でした。
「彼の以前の行動は決して褒められたものではないと思うが、この主張は心からのもののように感じる。それに対して初めから異物のようにとらえて何か事があれば追い出そうという議員たちがいるとすればそれは明らかに違うと思う。彼も市民に選挙で選ばれたれっきとした議員だ」
SNSでの反響〜1日平均500万回閲覧の影響力
へずま氏のXアカウントは「1日平均500万回閲覧」という驚異的な数字を記録しています。今回の件でも、多くのコメントが寄せられました。
「市議会議員は市民の代表なんで、へずまさんの言っている内容は確かにその通りだと思います。ただ政治をしている以上最低限の礼儀も必要ですし、暴言や感情をぶつけては議論になりません」
「彼は炎上上等というか、むしろ大歓迎の口だから、今回の怒声云々も故意にやっているのだろう。インパクトを残したいのだろうな。個人的にはこういうやり方は好きではない」
500万という数字…これは一般的な地方議員では到底達成できない影響力です。
その影響力を使って、奈良のシカ問題を全国に発信し続けていることは、確実に成果を上げているんです。
奈良のシカ問題改善への光！へずまりゅう氏の活動が生んだ変化
県の条例改正〜行政を動かした成果
実は、この騒動には希望的な側面もありました。
へずま氏の活動を通じて、奈良公園での鹿虐待問題が広く知られるようになったんです。その結果、奈良県は2024年4月、シカへの暴行を新たに禁止行為に追加しました。
「県議会が変えてくれた。行政が動いてくれた」
へずま氏のこの言葉から、純粋な喜びが伝わってきませんか？
1300年以上も「神の使い」として保護されてきた奈良のシカ。昭和32年に国の天然記念物に指定され、文化財保護法で守られているものの、実際の暴行事例は後を絶ちませんでした。
でも今回、具体的な禁止行為として明文化されたことで、取り締まりの根拠がより明確になったんです。
パトロール活動の成果〜「徐々に減ってきている」
そして、直接的な効果も現れています。
「徐々にシカを殴ったり蹴ったりする行為は減ってきている。応援してくださる方も徐々に増えている」
へずま氏のこの言葉通り、継続的なパトロールと発信活動によって、観光客の意識も変わってきているようです。
奈良県警もDJポリスを出動させて英語や中国語でルールを守るよう呼びかけるなど、官民一体となった取り組みが広がっています。
「優しさで溢れる」奈良公園への願い
そして何より印象的だったのは、へずま氏のこの投稿でした。
中国人の子供がシカを踏みつけた時、欧米系の観光客女性がその子供にしっかりと「NO」と教えてくれた。その様子を見たへずま氏は「奈良公園が優しさで溢れますように」と投稿。
コメントには「優しい外国人の方もたくさんいる」という声が多く寄せられました。
これって、本当に素敵だと思いませんか？
対立や排除ではなく、共存と理解を目指す姿勢…これこそが、本当の意味での「品位」なのかもしれません。
まとめ：へずまりゅう氏の辞職勧告問題から見えた真実とは
完璧ではない人間だからこそ伝わるもの
正直に言います。
私も最初は「また問題起こした」と思いました。でも、背景を知るうちに考えが変わりました。
完璧な人間はいません。完璧な政治家も。
でも、本当に大切なことを守ろうとする気持ち。それは偽れないものがあります。
月に25日、朝から夕方まで奈良公園をパトロールする。交通費も宿泊費もかかるから東京から引っ越す。年間50頭以上が死んでいく現実を目の当たりにして、感情を爆発させてしまう…
これって、計算づくでできることでしょうか？
議員の品位とは何か〜形式と本質のバランス
確かに、議員としての品位や発言の仕方は改善の余地があります。16日の幹事長会で辞職勧告が決議される可能性も高いでしょう。
でも、その根底にある「守りたい」という純粋な気持ちまで否定する必要はないんじゃないでしょうか？
「品位」って、丁寧な言葉遣いをすることだけでしょうか？
形式的な礼儀を守りながら、実質的に何も解決しない…それが本当の「品位」なんでしょうか？
これからのへずまりゅう氏に期待すること
「自分が市議になれば、奈良公園も、もっと変わるのではないかと思った。議員になれば発信力や信頼も増して、多くの人に響く。もっと奈良のためにできるのではないか」
へずま氏のこの言葉が、これからも現実になることを願っています。
1日平均500万回も閲覧されるSNSの影響力。月25日のパトロール活動。県の条例改正という具体的成果…
これらすべてが、奈良のシカたちを守るために使われ続けることを。
そして私たちも考えてみませんか？
大切な何かを守るために声を上げること。時には品位を欠いてしまうこともあるかもしれない。でも、その気持ちそのものは…
きっと尊いものだと思うのです。
へずま氏がこれからどう変わっていくのか。辞職勧告を乗り越えて、本当の意味での「品位ある議員」に成長できるのか。
私たちも、一緒に見守っていきませんか？
あなたはどう思いますか？
コメント