野球のホールドの条件とは?同点・失点・セーブとの違いを日米で解説

やさしく解説、ホールド、つなぐ投手の記録
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野球のホールドは、条件を満たして試合をつないだ救援投手に付く記録です。
NPBでは同点での登板も対象ですが、MLBはリードを守る場面が基本で、登板時の状況と降板後の結果まで確認します。

「失点したのにホールドが付くの?」

「同点の投手にも付いているのはなぜ?」

あなたも投手成績のHやHPを見て、試合の印象と数字が合わず戸惑ったことはありませんか?

筆者は夜の試合を見終えたあと、温かいお茶を飲みながら投手交代のメモと結果表を見比べるのが好きです。

勝ち投手や最後を締めた投手だけでは見えない働きが、小さなHの文字に残っていると、うれしくなります!

目次

ホールドの条件は、まずNPBとMLBを分ける

あなたが今見ているのは、日本のプロ野球と大谷翔平さんが出場するMLBのどちらでしょうか?

同じホールドという言葉でも、同点で登板したときや、降板後に走者が生還したときの扱いには違いがあります。
日本の試合で覚えた条件を、そのままドジャース戦へ当てはめると混乱してしまうんです。

NPBの記録に関する公式通知とMLB公式のホールド解説を比べると、次のように整理できます。

ホールドの主な違い
確認すること NPB MLB公式の説明
投手の役割 救援投手 救援投手
取るアウト 少なくとも1アウト 少なくとも1アウト
同点での登板 条件を満たせば対象 リードして登板することが基本
勝利・セーブとの同時記録 不可 不可
敗戦との同時記録 不可 起こり得る

ここで大切なのは、ホールドを無失点登板の別名だと思わないことです。
失点したかだけでなく、どの状況で登板し、リードや同点をどうつないだかを見る記録なんですね。

筆者も最初はゼロを並べた投手のごほうびだと思いかけました。
でも条件を追うと、まっさらな回を抑える登板と、走者を背負って火を消す登板を、同じ一行で読めないことに気づかされます。

NPBのホールドは、リード時と同点時の2通り

あなたが日本のプロ野球を見ているなら、登板時のスコアを最初にメモすると分かりやすくなります。

NPBでは、救援投手のうち勝利・敗北・セーブ・引き分けの記録を得なかった投手が対象になります。
そのうえで、リード時か同点時かによって条件を確認します。

リードしている場面で登板したとき

セーブの条件を満たす場面で登板し、少なくとも1アウトを取って、リードを残したまま次の投手へつなぐのが基本です。
単に何点でも勝っていればよい、という意味ではありません。

点差だけで判断できない場面もあります。
走者が何人いるかによって、打者の一振りで同点になる危険度が変わるからです。
終了まで投げる場合の記録は、セーブの条件とクローザーの役割で整理しています。

同点の場面で登板したとき

NPBでは同点からの救援でも、少なくとも1アウトを取り、前任投手が残した走者による得点も含めて無失点で降板すれば、ホールドの対象です。
登板中に味方が得点した場合は、失点してもリードを保てばよいという補足があります。

ただし味方の勝ち越しでその投手に勝利が付くなら、同じ登板にホールドを重ねて付けることはありません。
途中の場面だけを切り取らず、最終的にどの投手記録になったかまで見る必要があります。

いずれもNPB公式通知のホールドの項目に基づく説明です。

筆者は同点の緊張した回にも記録が残ると知ると、試合を動かさなかったことにも価値があるんだと感じます。
得点のない一回が退屈な一回に見えなくなるのは、観戦の楽しい変化ですね。

何点差ならホールド?MLBの場面を例で考える

あなたも点差だけなら覚えられそう、と感じたあとで、満塁の場面に迷ったことはありませんか?

MLB公式の説明では、3点以内のリードで登板して少なくとも1アウトを取りリードを守る場合と、同点につながる走者が塁上・打席・次打者の位置にいる場面が示されています。
後者があるため、4点差以上だから必ず対象外とは言い切れません。

以下は実在の試合ではない、条件を理解するための架空例です。
各投手は勝利やセーブを得ず、リードを守って次の投手に交代したものとします。

MLBの登板状況を使った架空の判定例
登板時 登板内容 考え方
2点リード、走者なし 1アウトを取り交代 3点以内の条件に当たる
4点リード、満塁 打者を抑えて交代 満塁本塁打で同点なので、点差だけで対象外にしない
5点リード、満塁 アウトを取りリードのまま交代 同点の走者が次打者に当たる条件を確認する
5点リード、走者なし 1アウトを取り交代 この短い登板は上の2条件に当たらない
同点、走者なし 1回無失点で交代 MLBのリードを守る条件とは別

根拠はMLB公式のHLDの定義です。
ホールドを調べているときに、セーブの3イニング投球という別の条件を、そのまま短い中継ぎ登板へ混ぜないようにしましょう。

同点になる走者がどこにいるか、という見方は少し慣れが要ります。
満塁なら、今の打者が本塁打を打つと4点入ります。
そこでまだ1点差が残る5点リードなら、その次の打者まで含めて同点の可能性を見る、という順序です。

筆者は、点差をぼんやり眺めるよりも、次の一振りで何が起こるかを考えた瞬間に、継投の怖さが急に近くなりました。

失点してもホールドは付く?降板後まで見る理由

あなたが応援する投手が1点を失っても、リードをつないだなら、それだけでホールドなしと決めないでください。

架空例として、3点リードで登板し、1点を失ったものの2点リードを保って交代した投手を考えます。
アウトを取るなどほかの条件を満たし、その後も記録上の条件を満たせば、失点そのものは直ちにホールドを消す理由になりません。

反対に、自分がマウンドにいる間は無失点でも、走者を残して降りた場合は注意が必要です。
次の投手の打たれた球で走者が生還しても、誰の走者だったかという責任の記録が残るからです。

NPBでは残した走者による同点・逆転に注意

NPBの補足規定では、残した走者が後任投手のときに得点し、同点またはビハインドになった場合はホールドを与えないとされています。

架空の2点リードで、投手Aさんが1アウトを取ったあとに満塁として交代したとします。
投手BさんのときにAさんが残した走者2人が生還して同点になれば、Aさんはリードのまま降りたという理由だけではホールドになりません。

一方、Aさんが走者を残さず交代し、後の投手が新たに出した走者でチームが逆転された場合まで、同じ扱いにしてはいけません。
チームの最終的な勝敗と、その救援投手が条件を満たしたかは、分けて確認します。

MLBではホールドと敗戦が同時に付く場合がある

MLB公式は、リードを保って降板したあとに残した走者が同点・勝ち越しの得点を記録し、その投手にホールドと敗戦の両方が付く場合を説明しています。

同じように見える継投でも、日米で結果表が違い得るのはこのためです。
筆者はこの違いに驚きましたが、投手を責める前に記録のルールを確かめたいと感じました。

ネットでは、こんな声が、、!

ホールドと敗戦が同時に付く理由を尋ねる海外ファンのやり取りには、疑問と、残した走者を追って理解しようとする反応があります。
その傾向を日本語で代弁すると、こうなります。

「ホールドと負けが一緒に付くなんて、最初は混乱する」

「降板したときだけでなく、残した走者を見ると理由が分かる」

私たちファンも、一つの記号で良い投球か悪い投球かを決めず、場面を思い出して受け止めたいですね。

ホールドとセーブ、ホールドポイントの違い

あなたの成績表にはH・S・HPのどの欄がありますか?

ホールドは次の投手へ試合をつなぐ働きに目を向ける記録で、セーブは条件を満たして勝利試合を最後まで投げた救援投手に付く記録です。
同じ投手に、その試合のホールドとセーブが両方付くわけではありません。

ただし一つの試合で、複数の投手にホールドが付くことはあります。
7回を投げる投手と8回を投げる投手がそれぞれ条件を満たし、9回を投げる投手にセーブが付く、という継投を思い浮かべると分かりやすいですね。
回の数字自体が条件なのではなく、それぞれの登板状況が条件を満たすことが前提です。

NPBのHPはホールドポイントで、ホールド数に救援勝利数を足した数字です。
NPB公式記録員のコラムでも、その関係が説明されています。

架空の投手が20ホールド、救援勝利3勝なら、HPは23です。
この3勝をホールド欄にも足して23ホールドと書くわけではありません。
また先発として挙げた勝利まで、救援勝利の代わりに足してはいけません。

ホールドとHPの順位が違って見えたら、最初に列の名前を確認しましょう。
別の物差しを見ているだけなら、数字が一致しなくても不思議ではありません。

結果表からホールドを読む4つの手順

あなたが次の試合を見終えたら、気になった中継ぎ投手を一人選んでみませんか?

  1. まずNPBかMLBかを確かめます。
  2. 登板時の点差、アウト数、走者を確認します。
  3. 取ったアウトと、降板時の点差・残した走者を確認します。
  4. その後の得点と、最終的な勝敗・セーブ・ホールドの記録を見ます。

この順番なら、無失点だったはずという記憶だけで判断せずに済みます。
テレビ画面を見逃した場合も、投手成績だけで分からない部分は、試合経過の投手交代と得点場面に戻って補えます。

架空の観戦メモなら、8回途中・2点リード・一二塁・1アウトを追加・走者を残して交代、という程度で十分です。
最初から記録用語を完璧に並べるより、何が引き継がれたのかが後から分かることを優先しましょう。

大谷翔平さんの先発した試合でも、勝利をつなぐ中継ぎの登板に目を向けると、チームで一勝を作る過程が見えてきます。
先発の成績だけでは分からなかった緊張が、投手交代のたびにあるんですよね。

筆者は以前、試合後に最後の結果だけを見て満足していました。
けれど交代時の走者まで振り返るようになると、派手な三振がなくても次の投手へ渡した一つのアウトが印象に残ります。
あなたにも、数字を知ってから見え方が変わったプレーはありませんか?

中継ぎが何度も働ける状況を、投手個人の能力だけで説明することもできません。
僅差のリードで任される機会が多ければ、記録を得られる場面も増えます。
ホールド数を比較するときは、登板数や役割、実際の投球内容も一緒に見ると、数字の大小だけの評価を避けられます。

初めて見た投手のHが少なくても、敗戦処理や長いイニングを任される役割なら、そもそも条件に合う場面が少ないかもしれません。
記録がないことを、そのまま貢献がないことへ置き換えない。
筆者はそこを大切にして、ブルペンの投手にも目を向けていきたいです。

ホールドのよくある質問

あなたが試合中に迷いやすい条件を、短く確認してみましょう!

1アウトだけでも付きますか?

少なくとも1アウトという条件があるため、1アウトでも対象になり得ます。
ただし登板状況、リードや同点の扱い、ほかの投手記録との関係も満たす必要があります。

アウトを一つも取らずに交代したら?

NPB・MLBとも、ここで示したホールドの条件は満たしません。
失点しなかったという事実だけでは足りません。

同点でも付きますか?

NPBでは同点登板にも条件があります。
MLB公式の説明はリードしている場面が基本なので、同じ扱いだと思わないようにしてください。

8回を投げた投手だけの記録ですか?

8回限定ではありません。
何回に登板したかだけでなく、点差やアウト、走者、交代の状況を見ます。

先発投手にも付きますか?

ホールドは救援投手の記録です。
先発としてリードを守って交代したからといって、それだけでホールドは付きません。

ほかの投手記録も気になった方は、筆者がまとめた野球の指標一覧から、知りたい数字を探してみてください。

まとめ:ホールドは、次へつないだ場面まで見る

あなたも次の投手交代では、スコアに加えて走者の数を一つ意識してみませんか?

ホールドは救援投手が条件を満たして試合をつないだ記録です。
少なくとも1アウトが必要で、点差だけでなく登板時と降板時の状況を確認します。
NPBの同点登板や残した走者の扱いと、MLBのホールド・敗戦の同時記録は、区別して覚えておくと迷いにくくなります。

大谷翔平さんやドジャースの試合を追う方は、大谷翔平・MLBガイドも観戦の入口にしてください。

筆者は、小さなHの向こうにある一つのアウトを思い出せる観戦が好きです。
勝利までの途中を支える投手たちにも、拍手を送りたくなりますね!

記録の出典や語り手については、記事づくりの方針をご覧ください。

試合のつなぎ目に目が向くようになってから、筆者は大谷翔平さんの活躍も、周りの選手と一緒に振り返りたくなりました。

最近ハマっているYouTubeチャンネル、大谷一本【日米野球】は、そんな気分のときにも楽しめる入口です。

数字だけで終わらず、応援する人の気持ちが動く人間ドラマに目を向けるところが、筆者のお気に入りです。

あなたも一人の結果を知ったあとに、その試合を一緒に支えた人を思い浮かべることはありませんか?

仕事の合間に野球の物語へ戻りたい方は、チャンネルをのぞいてみてください。

次に見る一戦でも、大谷さんとチームをつなぐ投手たちのプレーを応援しています!

▶ 大谷一本【日米野球】 https://www.youtube.com/@OHTANI-IPPON/

やさしく解説、ホールド、つなぐ投手の記録

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この記事を書いた人

エリカ(ペンネーム)。Tiramisù Box で、大谷翔平さんとMLBの記事の語り手を担当しています。試合日程・ルール・記録の数字を、野球に詳しくない人にも分かる言葉で届けるのが役目です。記事の作り方は「編集方針」のページをご覧ください。

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