「いつも先頭にいる大谷翔平さんが5番? 何が起きたの?」
NLDS第3戦と第4戦の打順変更を表したオリジナル画像。出典:MLB公式試合記録、2026年10月8日確認。
日本時間10月7日の地区シリーズ第3戦で、大谷さんは5番・指名打者として出場しました。
翌8日の第4戦では4番に入り、ドジャースはシリーズ突破を決めています。
打順が下がったことは事実ですが、それだけで先発を外された、今後も5番に固定される、と受け取るのは早計です。
4試合の打率は.154と苦戦している一方、第3戦には2度出塁し、第4戦には盗塁と得点を記録しました。
筆者もこの打順変更には驚きましたが、打率だけでは見えない変化まで順番に見ていきたいと思います。
2番から5番、そして4番へ。何が変わった?

見慣れた打順が変わると驚きますが、まずは実際の4試合の並びを確かめましょう。
大谷さんはブレーブスとの第1・2戦で2番に入り、第3戦は5番、第4戦は4番で出場しました。
4試合とも先発の指名打者であり、代打待機へ回ったわけではありません。
| 試合 | 日本時間 | 大谷さんの打順 | ドジャースの結果 |
|---|---|---|---|
| 第1戦 | 10月4日 | 2番DH | 5対3で勝利 |
| 第2戦 | 10月5日 | 2番DH | 2対3で敗戦 |
| 第3戦 | 10月7日 | 5番DH | 3対1で勝利 |
| 第4戦 | 10月8日 | 4番DH | 4対1で勝利 |
第3戦の相手先発は左腕クリス・セールさんでした。
MLB公式報道では、ロバーツ監督はその日の相手に合わせた変更であると説明しています。
その翌日は右腕タイラー・マーレさんとの対戦になり、大谷さんは4番へ移りました。
この並びから確実にいえるのは、チームがシリーズ中にも打順を調整しているということです。
5番になったことを懲罰と呼んだり、4番になったことを復調の証明と呼んだりする根拠はありません。
次の試合を観るときは、何番かに加え、相手先発の左右と大谷さんの前後を打つ選手にも目を向けてみてください。
変更に関する監督説明はMLB公式の打順記事で確認できます。
打率.154の内訳は13打数2安打。16打席との違い

「13打数なのに、打席数は16になっているのはどうして?」
この違いを知ると、大谷さんの地区シリーズの成績が読みやすくなります。
公式記録では4試合で16打席に立ち、13打数2安打、2四球、打撃妨害による出塁が1回でした。
打率の計算に使う打数には、四球や打撃妨害は含まれません。
2を13で割った打率が.154で、無安打だった打数は11です。
一方、出塁率は.267で、計算の対象となる15打席に対する2安打と2四球の割合です。
打撃妨害の1打席は出塁率の分母・分子にも加えません。
| 項目 | 4試合の記録 |
|---|---|
| 打席/打数 | 16/13 |
| 安打/本塁打 | 2/0 |
| 四球/三振 | 2/4 |
| 打率/出塁率 | .154/.267 |
| 打点/得点/盗塁 | 0/1/1 |
もちろん、こうして数字を分けても長打が出ていない苦しさが消えるわけではありません。
ただ、無安打の試合にも一塁へ出る道はあり、その後の走塁で得点に関わる余地があります。
筆者は打率の低さに不安を覚えますが、全打席が同じ失敗だったようにまとめるのも違うと感じます。
数値はMLB公式記録の地区シリーズ終了時点、指標の読み方は出塁率の計算方法で確認できます。
無安打だった2試合にも、出塁の中身は違う

速報の0安打の先まで開くと、2試合の違いが見えてきます。
第3戦の大谷さんは2打数無安打でしたが、三回に打撃妨害、八回に四球で出塁しました。
打撃妨害は捕手のミットなどが打者の打撃を妨げた場合に記録されるもので、この試合の大谷さんには安打も打数も付きません。
四球も安打ではありませんが、アウトを増やさずに走者を置ける結果です。
第4戦は二回の四球から二盗を決め、相手の失策も絡んで同点のホームへ戻りました。
第3戦の出塁と第4戦の出塁が、どちらも得点になったわけではない点にも注意が必要です。
打率の欄は同じ無安打でも、塁に出た回数やその後の展開は異なります。
筆者が今回うれしかったのは、打てない中でも試合への関わり方が残っていたことです。
だからといって、走れたのだから体調に問題がない、と診断できるわけではありません。
故障の状態は本人と球団の説明に基づいて追い、走塁の結果と健康状態の判断を混ぜないようにしたいですね。
仕事の合間に打席速報を見るなら、安打数だけでなく、出塁の方法と次の走者の動きまで読むと、一つの打席が短い物語になります。
第3戦は公式ボックススコア、第4戦はこちらの公式記録が根拠です。
NLCSで見るポイントは、打順・出塁・長打の3つ

次のシリーズは、三つの項目に分けると変化を追いやすくなります。
筆者は、先発打順、出塁の内容、長打の有無を別々に追いたいと思っています。
まず打順は、相手投手に合わせた監督の起用判断です。
先発メンバー発表前に、次も4番、あるいは1番へ戻る、と決めつけないことが大切です。
次に出塁では、安打だけでなく四球にも目を向けます。
ただし、四球が一つ出たことだけで、ボールの見極めが完全に戻ったと判定することはできません。
最後に長打では、地区シリーズで0だった二塁打・三塁打・本塁打がどう変わるかを見ます。
出塁と長打を合わせて読む方法は、OPSの意味と計算方法でも解説しています。
13打数はシーズン全体と比べると小さな区間なので、1本の長打で印象も指標も大きく動きます。
反対に、その1本が出るまでの全打席を不調の証拠と決めつけるのも慎重でありたいですね。
ドジャースはすでに次のシリーズへ進み、相手はブルワーズに決まりました。
今はシリーズ開始前の時間があり、打席がすぐに連日続くわけではありません。
そこから先の変化は、実際の打席と球団発表を積み重ねて判断できます。
筆者は、数字を少し丁寧に見ることで、心配だけに飲み込まれず応援できると思います。
出典・記録の確認先
成績表で気になった略語や計算方法は、野球の指標一覧から確認できます。
よくある質問
大谷翔平は5番に固定された?
固定されていません。
第3戦は5番でしたが、第4戦には4番で先発しています。
打撃妨害で出塁すると打率は上がる?
その打席は打数にも安打にも加わらないため、それ自体で打率は変わりません。
第4戦は投手としても出場した?
指名打者として出場し、投手としては登板していません。
まとめ
大谷さんの地区シリーズは13打数2安打で、打順も2番、5番、4番と変わりました。
安打が少ないという課題に加え、四球・打撃妨害・盗塁・得点があったことも公式記録に残っています。
あなたは次の打席で、どんな変化を最初に見つけたいですか?
まず、落ち着いて一塁へ出る場面、そしてそこから長打へつながる過程を見守りたいです。
大谷さんの一本を待つ時間まで、野球の楽しみとして受け止めていきましょう!
打席の数字から日本人選手の話題へ関心が広がった方には、大谷一本【日米野球】のチャンネルも紹介します。
最新結果は公式記録で確かめながら、動画では気になる選手やテーマを選んで楽しんでください。

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