現在、世界中から心配の声が上がっている潜水艇タイタンの消息不明事件。
ニュースでは、残念ながら圧壊して全員死亡している可能性が高いと報道されていますね。
運営会社からも、乗員全員が死亡しているであろうという発表が公式にされました。
さてこのタイタン、大富豪5人が乗っていましたが、全員死亡ということがほぼ確定した今、
こんなふうに感じた人も多いのでは?
全員死亡って、、さぞかし賠償金はすごい額になるのでは、、!?
ところが、乗船前の契約書に全員サインしていたということで、
そうでもないという話なのです!
一体どういうことなのでしょうか!
詳しく見ていきましょう!
タイタン潜水艇のツアー料金がエグい!
タイタニック号の見学ツアーを運営しているのは、米ワシントン州エヴェレットに本社がある旅行会社、
オーシャンゲート・エクスペディションズ
という民間企業です。
今回のツアーは、
「タイタニック号残骸見学ツアー」という、沈没したタイタニック号を海底まで見に行く、というツアーです。
なんだか夢とロマンのあるツアーですね!
タイタニック号好きにはたまらない企画ではないでしょうか。
このツアーの参加料は1人あたり、25万ドルです。
日本円にして、
なんと3500万円!
すごい金額ですね!
この金額には、訓練や装備、食費が含まれているそうですよ。
食費といっても、潜水艇の内部に持っていけるのは、スペースが狭過ぎるので、
ペットボトルとサンドイッチのみということですので、食費自体にはそんなにかかっていないようですね。
潜水艇タイタンの内部の狭さやトイレ事情は、他の記事にまとめてありますので、ぜひそちらも見てみてくださいね!
▼潜水艇タイタンの内部の狭さとトイレ事情がヤバい!
では、この「タイタニック号残骸探索ツアー」の日程を見てみましょう!
潜水艇タイタンl3500万円ツアーの日程は!?
潜水艇タイタンで行く「タイタニック号残骸見学ツアー」は7泊8日を予定していたそうです。
まず、カナダのニューファンドランド州セントジョンズを出発し、約640km離れたタイタニック号沈没現場へ!
そして、タイタニック号沈没現場の海上から潜水艇に乗り込み、潜水を開始。
潜水し、海底に沈んでいるタイタニック号の周りを2周ほどして浮上!
このようなプランだったといいます。
あのタイタニック号が間近で見られる!ということで、ツアー参加料金が高額にも関わらず、希望する人は少なくなかったそうです。
死亡しても責任は取らない、という免責条項がエグすぎる!
さてこのツアー、乗船前に契約書にサインしなければなりません。
どのようなことが書いてあるのでしょうか?
潜水艇搭乗時には身体的負傷や障害、精神的トラウマ、死亡が発生するおそれもある
要するに、死亡する可能性もありますからね、ということが明記されているんですね。
しかもやばいことはまだ続きます。
この潜水艇は試作品であり、いかなる公認機関からも承認を受けておらず、検査を通過していない
免責条項に記載されているのは、
「タイタンは試作品であり実験中なので、何か起きる可能性は十分あります。安全性は保証されていません」
ということなんですね!
恐ろしいことに、この「試作品」というところに、今回の事故の原因があったと考えられています。
なぜなら、今回の事故は、部品の金属疲労が原因で圧壊したと考えられているからです。
通常、ツアーに使われるあらゆる乗り物は、安全性確保のため、定期的に検査を受けなければいけません。
ところがこのタイタンは、「試験品」で「実験中」だったため、検査の義務がなかったんですね!
うまく法律の盲点をついたという感じですが、そのために金属疲労を発見できず、今回の事故につながったと見られています。
さて、乗船前に、この「契約書」に了解したということで、全員にサインを求められます。
「死亡」という言葉が明記されているので、躊躇する人もいるようです。
特に、今回の乗船者5人の中には、最年少のスールマン・ダウードがいました。
彼は、同じく乗船していたパキスタンの実業家シャーザダ・ダウードの息子で、18歳。
乗船前に恐怖を感じていたと言います。
怖いから本当は乗りたくない、と周囲に漏らしていたとも報じられていますね。
彼は、父親のシャーザダが大のタイタニック号好きなので、父親を喜ばせるために無理やりツアーに参加したそうです。
免責条項を読んで、サインを躊躇していたようですが、運営会社に安全性を説明されて、最終的にサインしたようです。
最年少の彼が最後まで恐怖を感じていたのは、なにか本能でヤバいと感じるところがあったかもしれませんね。
まとめl潜水艇タイタンの料金と免責条項は本当にエグかった!
いかがでしたでしょうか?
高額なツアー料金もすごいですが、免責条項もかなりやばかったですね!
この免責条項には、「死亡」の文字が3箇所も出てくるそうです。
死亡しても自己責任で!ということでしょうか。
まだタイタンは発見されていないので、続報を待ちましょう!
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