MLBの40人枠とは?26人枠・28人枠・ポストシーズン登録の違い

MLBの40人枠と26人枠と28人枠の関係
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『40人枠に入ったのに、なぜ今日の試合には出られないの?』

MLBの選手登録には、球団が保有する選手を管理する40人枠と、試合で起用できる選手を集めた26人枠があります。数字が近いため混同しやすいのですが、役割は同じではありません。

さらにレギュラーシーズン終盤は28人枠になり、ポストシーズンではラウンドごとに26人を登録します。マイナーから昇格、オプション、DFA、負傷者の入れ替えというニュースも、この枠の関係が分かると読みやすくなります。

ドジャースや大谷翔平のニュースを追うときに迷わないよう、40人枠、26人枠、28人枠、ポストシーズン登録、マイナーオプションの違いをMLB公式情報に沿って順番に整理します。

目次

40人枠と26人枠の違いを先に整理

40人枠の内側にある26人アクティブ枠
26人枠の選手は40人枠にも含まれますが、40人枠全員が試合へ出られるわけではありません。

40人枠は、メジャーで起用する可能性がある選手を球団が保有・管理するための枠です。英語では40-man rosterと表記されます。40人全員がその日のベンチに入るわけではありません。

26人枠は、レギュラーシーズンの通常期間に試合へ出場できるアクティブなメジャー選手の枠です。英語では26-man rosterまたはactive rosterと呼ばれます。

関係を一言で表すと、26人枠は40人枠の内側にあります。26人枠へ登録する選手は、原則として先に40人枠へ入っている必要があります。一方、40人枠にいてもマイナーへオプションされている選手や負傷者リストにいる選手は、現在の26人枠には入りません。

したがって「40人枠入り」はメジャーの試合へ即出場することと同義ではありません。「26人枠へ登録」「アクティブロースター入り」という発表まで確認して、実際に起用できる状態かを判断します。

MLBの40人枠とは

MLB公式の40人枠解説によると、40人枠には26人枠の選手に加え、7日、10日、15日の負傷者リスト、忌引・家族医療緊急リスト、父親リストの選手、一部のマイナー選手などが含まれます。

40人枠に入ることは、球団がその選手のメジャー契約を管理していることを示します。マイナーでプレーしていても40人枠に残る選手がいるため、所属先のレベルと40人枠の有無は分けて考えます。

球団が40人枠外のマイナー選手を26人枠へ昇格させるには、まずその選手を40人枠へ加えます。40人枠が満員なら、別の選手を外す、トレードする、リリースする、60日負傷者リストへ移すなど、枠を空ける手続きが必要です。

40人枠はオフシーズンにも重要です。所定の条件を満たした若手選手を40人枠へ入れることで、球団はルール5ドラフトで他球団に指名されることから保護できます。目先の昇格だけでなく、将来の保有権管理にも使われる枠です。

26人枠は試合に出られるアクティブ枠

MLB公式の26人枠解説では、開幕から8月31日までとポストシーズンに、26人枠をアクティブなメジャー選手の登録枠として扱っています。

通常期間は投手を13人まで登録できます。各選手は投手、野手、一定条件を満たす二刀流選手のいずれかに区分されます。二刀流選手は、条件を満たした公式区分であれば投手人数の上限には数えられません。

26人枠の選手は40人枠にも入っています。ただし逆は成り立ちません。40人枠の残りには、マイナーへオプション中の選手や対象となる負傷者リストの選手などが含まれます。

試合当日のラインアップに名前がなくても、26人枠にいればベンチ要員や救援投手として起用される可能性があります。反対に40人枠だけに登録され、マイナーへ所属している選手は、26人枠へ昇格する手続きなしにメジャーの試合へ出られません。

40人枠から26人枠へ昇格する流れ

40人枠と26人枠の昇格オプション入れ替え
オプションでは選手は26人枠から外れますが、40人枠には残ります。

すでに40人枠にいるマイナー選手なら、球団はその選手を呼び戻して26人枠へ加えます。同時に26人枠の空きを作るため、別の選手をマイナーへオプションする、負傷者リストへ入れるなどの動きが発生します。

40人枠にいない選手なら、先に契約を選択して40人枠へ加え、その後に26人枠へ登録します。公式発表で「contract selected」と「recalled」が区別されるのは、昇格前の40人枠所属が異なるためです。

40人枠が満員の状態で枠外選手を加える場合、別の選手についてDFAなどの手続きが出ることがあります。DFAは26人枠だけでなく40人枠からも一旦外す動きなので、単純なマイナー降格とは影響が違います。

選手登録ニュースは、誰が入ったかだけでなく、40人枠と26人枠のどちらが動いたかを確認します。「昇格1人、降格1人」に見えても、40人枠外から加えた場合は別の対応が同時に行われることがあります。

9月は26人枠から28人枠へ広がる

MLB公式の26人枠解説では、9月1日からレギュラーシーズン終了まで、各球団のアクティブ枠は28人になります。通常期間より2人増え、投手は14人まで登録できます。

28人枠になっても40人全員をベンチへ入れられるわけではありません。かつての大幅なセプテンバー・コールアップとは異なり、現在はアクティブ枠が26人から28人へ増える仕組みです。

増えた2枠は、救援投手の補充、代走や守備要員、若手の起用などに使えます。ただし実際の人選は球団の戦力、負傷状況、残り日程で変わるため、特定の選手が自動的に昇格するわけではありません。

9月の28人枠はレギュラーシーズン終盤の制度です。ポストシーズンへ進出した球団が、そのまま28人全員を各シリーズへ登録できるわけではなく、次のラウンド用ロースターを別に選びます。

ダブルヘッダーでは27人目を追加できる

通常期間のダブルヘッダーでは、球団は40人枠の選手1人を27人目として、その日だけアクティブ枠へ追加できます。2試合を同日に戦う負担へ対応する例外です。

追加選手はその日のダブルヘッダー終了後にマイナーへ戻ります。1日分のメジャー在籍日数が加算され、通常のオプション降格後に必要な待機期間の例外として扱われます。

ただし9月の通常枠はすでに28人です。「27人目」という言葉は通常の26人枠を基準にしたダブルヘッダー特例として読みます。試合日と時期を確認しないと、26人、27人、28人のどれを指すのか混乱します。

ダブルヘッダーの試合形式や追加選手の背景を詳しく知りたい場合は、MLBダブルヘッダーのルールと登録特例も合わせて確認すると、通常日との違いを整理できます。

マイナーオプションは40人枠に残したまま降格する制度

MLB公式のマイナーオプション解説では、オプションを使うと、選手をウェーバーにかけずに26人枠から外してマイナーへ送れると説明しています。選手は26人枠から外れますが、40人枠には残ります。

一般に選手には3つのオプション年があり、一定条件で4年目が認められる場合があります。同じシーズン中にマイナーとメジャーを何度往復しても、所定の在籍日数を満たしたときに消費するオプション年はその年の1つです。

一方で、同一シーズンにオプションでマイナーへ送れる回数には上限があります。公式解説では5回までとされ、それを超えてマイナーへ送るには別のウェーバー手続きが必要です。

オプション切れの選手は、40人枠に残したまま自由にマイナーへ送れません。マイナーへ送るにはDFAとアウトライト・ウェーバーなどの手続きが必要になるため、他球団へ移る可能性も生じます。

オプション降格後の待機期間

野手がオプションでマイナーへ送られた場合、通常は再昇格まで最低10日が必要です。投手と二刀流選手は通常15日です。

ただし負傷者リスト入りした選手の代替や、ダブルヘッダーの追加選手などには例外があります。そのため降格から日が浅い選手が戻ったとき、直ちに規則違反だとは判断できません。

選手の入れ替えを見る際は、降格日だけでなく、誰の代替か、負傷者リストへの動きがあったか、ダブルヘッダーかを確認します。公式のトランザクション欄には複数の手続きが同日付で並ぶことがあります。

オプションは選手の能力評価だけで決まる制度ではありません。残りオプション年、投手人数の上限、ベンチ構成、連戦などが人選に影響します。「降格されたから将来性がない」と短絡せず、登録上の事情を分けて読みます。

ポストシーズンは各ラウンドで26人を選ぶ

通常26人枠と9月28人枠とポストシーズン26人登録の比較
9月の28人枠はレギュラーシーズン終盤だけで、ポストシーズンは各ラウンド26人です。

MLB公式のポストシーズン登録資格解説では、球団は各ラウンドの開始前に、登録資格を持つ選手から26人のロースターを提出すると説明しています。

ワイルドカードシリーズ、ディビジョンシリーズ、リーグ優勝決定シリーズ、ワールドシリーズでは、それぞれのラウンドに合わせて選手を選べます。短いシリーズなら先発投手の人数を調整するなど、レギュラーシーズンとは異なる構成になることがあります。

シリーズ中に選手が負傷した場合、球団はコミッショナー事務局の許可を得て交代を申請できます。ただし投手は投手、野手は野手との交代が基本で、交代された選手にはそのラウンド以降の登録に制限が生じます。

ポストシーズンの勝ち上がりや各ラウンドの仕組みは、MLBポストシーズンの12球団・シード・シリーズ構成で確認できます。登録枠と大会形式を分けて理解すると、なぜラウンドごとに人選が変わるのかが分かります。

2026年の登録資格締切は当該年の公式発表を確認

ポストシーズンへ登録できる選手には、球団への所属時期や40人枠、負傷者リストなどに関する資格条件があります。ただしMLB公式Glossaryの現行ページは前年の日付を例示しており、2026年固有の締切日時を示す案内にはなっていません。

そのため、2026年の正確な締切日時や個別選手の資格は、MLB公式のポストシーズン登録ページまたは球団が当該年について公表する最新情報で確認します。前年の「9月1日」表記だけを流用し、時刻まで同じだと断定しないことが大切です。

一般的な仕組みとして、資格条件を満たさない選手でも、球団内に所定時期から在籍し、負傷者の代替になるなど一定条件を満たせば、コミッショナー事務局への申請で登録できる場合があります。

トレード期限後や9月以降に加入した選手の扱いも、加入日と当該年の資格条件を照合します。「40人枠にいるから必ずポストシーズンへ出られる」「9月に昇格したから絶対に出られない」と一つの条件だけで決めないようにします。

40人枠入りとポストシーズン登録は同じではない

40人枠は球団の管理枠、ポストシーズンロースターは各ラウンドで実際に出場する26人です。40人枠にいる選手の全員がポストシーズンのベンチへ入るわけではありません。

選考では対戦相手、シリーズの試合数、先発ローテーション、救援投手、代走、守備、捕手の人数などが考慮されます。登録資格を持つことと、実際の26人に選ばれることは別段階です。

逆に、レギュラーシーズン終盤に26人枠へいなかった選手でも、資格を満たし、ラウンドの26人に選ばれれば出場できます。直前のアクティブ枠だけで候補を限定しません。

負傷者の交代規定もあるため、シリーズ中の登録変更には理由と制限があります。単なる不調を理由に試合ごとに自由に入れ替える制度ではなく、基本はラウンド開始前に提出した26人で戦います。

大谷翔平やドジャースの登録ニュースを読む順番

第一に、そのニュースが40人枠の変更か、26人・28人のアクティブ枠の変更かを見ます。「40-man roster」「active roster」「recalled」「selected」の表記を区別します。

第二に、入る選手と同時に外れる選手を確認します。負傷者リスト、オプション、DFA、60日負傷者リストへの移行では、40人枠への影響が異なります。

第三に、通常期間、9月、ダブルヘッダー、ポストシーズンのどれかを確かめます。同じ球団でも時期と試合形式によってアクティブ枠の人数が変わります。

第四に、二刀流選手の区分や投手人数の上限を確認します。大谷翔平についても、打者として出場するか、投手として登板するかという役割と、公式上のロースター区分を混同せず、球団とMLBの最新発表を基準にします。

よくある質問

40人枠に入ればメジャーの試合に出られますか?

40人枠入りだけでは足りません。原則として26人枠、9月なら28人枠など、その時期のアクティブ枠へ登録される必要があります。

26人枠の選手は全員40人枠にも入っていますか?

はい。MLB公式は、26人枠の全選手が40人枠にも入ると説明しています。

9月は40人全員をベンチへ入れられますか?

いいえ。現在の9月のアクティブ枠は28人で、投手は14人までです。40人枠全員が試合へ出られる仕組みではありません。

オプション降格で40人枠からも外れますか?

外れません。オプションでは26人枠から外れてマイナーへ移りますが、40人枠には残ります。

DFAとオプションは同じですか?

違います。オプションは40人枠に残したままマイナーへ送る制度です。DFAでは40人枠から外し、その後のトレード、リリース、ウェーバーなどの手続きへ進みます。

ポストシーズンは28人枠ですか?

いいえ。MLB公式の現行ルールでは、各ラウンド前に登録資格を持つ選手から26人を提出します。9月の28人枠はレギュラーシーズン終了までです。

2026年のポストシーズン登録締切はいつですか?

現行のMLB公式Glossaryは前年の日付を掲載しているため、2026年固有の日時は当該年のMLBまたは球団公式発表で確認してください。

まとめ

40人枠は球団がメジャー契約選手を管理する枠で、26人枠は通常期間に試合へ出られるアクティブ枠です。26人枠は40人枠の内側にあり、40人枠入りだけでは試合出場を意味しません。

9月は28人枠、通常期間のダブルヘッダーでは27人目の特例があり、ポストシーズンは各ラウンドで26人を登録します。オプションなら40人枠に残ったままマイナーへ移り、DFAでは40人枠から外れます。

ドジャースや大谷翔平の登録ニュースでは、どの枠が動いたか、誰が入って誰が外れたか、時期は通常期間・9月・ポストシーズンのどれかを順番に確認してください。2026年固有のポストシーズン登録締切は、前年情報を転用せず当該年の公式発表を基準にします。

MLBの40人枠と26人枠と28人枠の関係

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