「佐々木朗希さんが最後まで投げたなら、今の抑えは朗希さんなの?」
地区シリーズ第2戦は2回無失点。出典:MLB公式第2戦記録、2026年10月8日確認。
地区シリーズ第2戦で佐々木さんは八回から九回まで投げ、2回を無安打無失点に抑えました。
ただし、この試合はドジャースが2対3で敗れた試合で、セーブは付いていません。
さらに第3・4戦のセーブを記録したのは、エドウィン・ディアスさんです。
最終回に投げたという事実と、抑えの役割を任されているという判断は、分けて見た方が現在地をつかめます。
筆者は佐々木さんの復帰後の投球に期待しつつ、肩書きより実際にどんな場面を担ったかを追いたいと思います。
第2戦は2回無失点。数字だけでは見えない八回

0安打なら、2イニングとも危なげなかったと思ってしまいませんか?
日本時間10月5日のブレーブスとの第2戦で、佐々木さんは36球を投げ、打者8人と対戦しました。
公式記録は2回、被安打0、失点0、奪三振1、四球2、死球1です。
| 項目 | 記録 |
|---|---|
| 投球回 | 2回 |
| 球数/対戦打者 | 36球/8人 |
| 被安打/失点 | 0/0 |
| 四球/死球 | 2/1 |
| 奪三振 | 1 |
| 勝敗・セーブ | いずれもなし |
2四球のうち1個は申告敬遠です。
そのため、四球が2個あることだけを見て、2人に同じように制球を乱したと読むのは正確ではありません。
一方で、通常の四球と死球があったことも確かで、走者を出さずに終えた投球ではありませんでした。
無安打無失点という結果と、塁上に走者を抱えた過程を、両方確認したいですね。
筆者はこの内容を知ると、0という数字の安心感より、そこへたどり着くまでの緊張感を強く感じます。
記録の根拠はMLB公式第2戦ボックススコアです。
一死満塁を6-4-3の併殺で切り抜けた

満塁の場面は、速報の更新を待つ数秒まで長く感じますね。
八回は先頭へ四球を与え、次の打者に死球、続く犠牲バントで一死二・三塁となりました。
そこでドレイク・ボールドウィンさんを申告敬遠し、一死満塁でロナルド・アクーニャJr.さんと対戦します。
結果は遊撃ゴロの併殺でした。
ムーキー・ベッツさんからトミー・エドマンさん、フレディ・フリーマンさんへ送球が渡り、二塁と一塁でアウトを取りました。
これが記録でいう6-4-3の併殺で、数字はそれぞれ遊撃手・二塁手・一塁手の守備位置を表します。
6対4対3という得点や、選手の背番号ではありません。
| 八回の順番 | 起きたこと |
|---|---|
| 1 | 四球 |
| 2 | 死球 |
| 3 | 犠牲バント |
| 4 | 申告敬遠 |
| 5 | 遊撃・二塁・一塁の併殺 |
走者は3人まで増えましたが、一つの打球で残る二つのアウトを取り、得点を許しませんでした。
ただし、敬遠が正解だったから必ず併殺になった、と結果から作戦を万能視する必要もありません。
満塁にして内野でアウトを取りやすい状況をつくった後、実際にゴロを打たせ、野手がつないだという順番です。
筆者は、三振で圧倒する映像とは別の形で、この連携に胸が熱くなります。
打席の順番はMLB公式1球速報、併殺の映像はMLB公式ハイライトで確認できます。
九回は三者凡退。9月の復帰後も無失点を積み重ねた

ピンチを切り抜けた次の回がどうだったかも、気になるところではありませんか?
佐々木さんは続く九回、マット・オルソンさんを三振、オジー・アルビーズさんを一塁ゴロ、マイケル・ハリス2世さんを二塁ゴロに打ち取りました。
八回のように走者をためず、3人で終えています。
レギュラーシーズン終盤へ目を戻すと、米国日付9月22日、25日、27日の3試合にも救援登板していました。
この3登板はいずれも1回無失点・2奪三振で、合計3回無失点・6奪三振です。
| 米国日付 | 投球回 | 安打 | 失点 | 奪三振 |
|---|---|---|---|---|
| 9月22日 | 1回 | 2 | 0 | 2 |
| 9月25日 | 1回 | 0 | 0 | 2 |
| 9月27日 | 1回 | 0 | 0 | 2 |
| 10月4日・NLDS | 2回 | 0 | 0 | 1 |
合計するとこの4登板は5回無失点ですが、レギュラーシーズンとポストシーズンは公式の成績区分が別です。
シーズン防御率へ地区シリーズの2回を足して、新しい公式防御率として示すことはできません。
今回の登板表を並べると、復帰後の歩みが一つずつ見えて、筆者もほっとします。
ただ、4登板の好結果から今後も必ず無失点が続くとはいえません。
どの打者に、何球で、何人の走者を出したのかまで見ながら、次の登板を追いたいですね。
朝の支度中に結果だけ確認したいときも、投球回と失点に加えて四死球を見ると、登板の緊張感をつかめます。
9月の記録はMLB公式の佐々木朗希さん登板履歴を参照しています。
抑え固定と決めつけず、起用された場面を見る

九回まで投げたのにセーブが付かないのは、少し分かりにくいですね。
第2戦は佐々木さんの登板時が1対3、試合終了時が2対3と、いずれもドジャースが追う側だったため、勝利を守った投手に付くセーブの条件には当てはまりません。
九回に投げた人すべてにセーブが付くわけではないのです。
条件を詳しく知りたい方は野球のセーブ条件を参照してください。
第3戦と第4戦ではディアスさんが最終回を投げ、どちらもセーブを記録しました。
したがって10月8日の時点では、佐々木さんが固定の抑えになった、とこの記事で断定することはできません。
一方、2回をまとめて投げられた実績は、1イニングだけの登板とは違う見どころです。
複数回を任せるのか、走者を置いた場面で使うのか、勝っている場面で使うのかによって、役割の中身は変わります。
登板がなかった第3・4戦を見て、評価が急に落ちたと判断する根拠もありません。
次のブルワーズ戦では、登板したイニングだけでなく、点差と残りアウト数を一緒に確認してみてください。
救援投手の記録を読むときはホールドとセーブの違いも役立ちます。
関連テーマを調べる際は、野球の成績・ルールの基礎ガイドもご利用ください。
よくある質問
佐々木朗希はNLDSでセーブを挙げた?
10月8日時点では0セーブです。
第2戦に2回無失点で登板しています。
四球2はどちらも通常の四球?
1個は申告敬遠です。
別に死球が1個あります。
第4戦は登板した?
登板していません。
次の登板日は決まっている?
救援登板は試合展開で変わり、当記事で特定の日を確約できません。
出典と確認時点
以下の資料も2026年10月8日に確認しています。
まとめ
佐々木さんの地区シリーズ第2戦は、満塁を併殺で切り抜け、次の回を3人で終えた2回無失点でした。
抑えという呼び名だけで見るより、ピンチの終わらせ方と複数回の働きを見る方が、今回の価値をつかめます。
次に登板したとき、あなたなら点差・走者・残りアウトのどれを最初に見ますか?
前の回が苦しかった後の最初の打者を楽しみにしています。
次の一球から新しい仕事を始める佐々木さんを応援しています!
佐々木さんを含む日本人選手の話題を動画で楽しむ入口として、大谷一本【日米野球】も紹介します。
球速や三振だけでなく、どんな場面で任された登板だったのかを考えながら見ると面白さが増します。

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