タリク・スクーバルさんは、2026年8月2日にタイガースからのトレードでドジャースに加わった左の先発投手です。
記事の成績・経歴・契約を整理。出典:MLB公式、2026年10月19日確認。
MLB公式の年別成績によると、ドジャースでは10先発で5勝2敗、防御率2.61、70奪三振でした。
この記事では、2026年10月19日時点の成績と球種、2年連続サイ・ヤング賞までの経歴、トレードの経緯、ドジャースでの役割と大谷翔平さんとの関係、2027年の見どころが分かります。
「サイ・ヤング賞の投手が、なぜシーズンの途中で移ってきたの?」
首をかしげた方のために、トレードの日から順にたどってみました!
ドジャース・スクーバルの成績2026(移籍後)と球種

2026年10月19日時点で、スクーバルさんのドジャースでのレギュラーシーズン成績は10先発、62回、5勝2敗、防御率2.61、70奪三振、13四球です。
タイガースでの16先発を合わせた2026年全体では、26先発で12勝7敗、防御率2.72、158回2/3で186奪三振でした。
防御率は9イニングあたりに取られた自責点のことで、2点台の前半なら1試合をほぼ3点以内に抑えている計算です。
移籍後の登板はMLB公式の登板記録のとおりで、8月4日のカブス戦でのデビューは6回2失点で負け投手でした。
8月22日のパイレーツ戦では7回11奪三振でドジャースでの初勝利を挙げ、9月14日のレッズ戦と9月25日のジャイアンツ戦はどちらも7回無失点に抑えています。
球種と球速は、移籍後10試合の各試合の投球データ(MLB公式)を筆者が1球ずつ集計した数字です。
| ドジャースでの球種(MLB公式の分類) | 球数 | 割合 | 平均球速 | 最速 |
|---|---|---|---|---|
| 4シーム(直球) | 373 | 40.3% | 97.0マイル・約156キロ | 100.0マイル・約161キロ |
| チェンジアップ | 244 | 26.4% | 88.3マイル・約142キロ | 91.4マイル |
| シンカー | 129 | 13.9% | 96.9マイル・約156キロ | 99.5マイル |
| スライダー | 125 | 13.5% | 90.4マイル・約146キロ | 93.4マイル |
| カーブ | 54 | 5.8% | 80.6マイル・約130キロ | 84.5マイル |
合計925球のうち、4シームとシンカーという速い2つの直球系で半分以上を占めています。
そこへ平均で約14キロ遅いチェンジアップを4球に1球ほど混ぜるので、打者は同じ腕の振りから来る球の速さを見分けにくいんですよね。
筆者は100.0マイルという最速の数字を集計の表で見つけた時、深夜の机で思わず小さく声を上げてしまいました。
あなたも、数字の並びの中にひとつだけ桁の違う値を見つけて、胸が高鳴った経験があるのではないでしょうか?
スクーバルの経歴(タイガース時代・サイ・ヤング賞)

MLB公式の選手情報によると、スクーバルさんは1996年11月20日生まれでカリフォルニア州ヘイワード出身、身長6フィート3インチ・約191センチの左投げ右打ちです。
ドジャースの発表によると、2018年のドラフト9巡目でシアトル大学からタイガースに指名されました。
9巡目という順位は、上位指名の注目選手とは言いにくい位置です。
メジャーデビューは2020年8月18日で、同じ発表は2024年に18勝4敗、防御率2.39で勝利数・防御率・奪三振の3部門でア・リーグ1位の投手三冠に輝いたと伝えています。
この年に初めてサイ・ヤング賞を取り、2025年も13勝6敗、防御率2.21、241奪三振で2年連続の受賞でした。
ア・リーグでの2年連続受賞は、1999年と2000年のペドロ・マルティネスさん以来です。
サイ・ヤング賞は、その年に各リーグで最も優れた投手に贈られる賞のことです。
年ごとの成績と、受賞・契約・けが・移籍を1枚の表にまとめると次のとおりです。
| 年 | 球団 | 先発 | 勝敗 | 防御率 | 投球回 | 奪三振 | 受賞・契約・けが・移籍 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2020 | タイガース | 7 | 1勝4敗 | 5.63 | 32回 | 37 | 8月18日にデビュー |
| 2021 | タイガース | 29 | 8勝12敗 | 4.34 | 149回1/3 | 164 | 8月に大谷翔平さんと投げ合う |
| 2022 | タイガース | 21 | 7勝8敗 | 3.52 | 117回2/3 | 117 | 8月に左腕の疲労で離脱 |
| 2023 | タイガース | 15 | 7勝3敗 | 2.80 | 80回1/3 | 102 | 7月4日に復帰 |
| 2024 | タイガース | 31 | 18勝4敗 | 2.39 | 192回 | 228 | サイ・ヤング賞・投手三冠 |
| 2025 | タイガース | 31 | 13勝6敗 | 2.21 | 195回1/3 | 241 | 2年連続サイ・ヤング賞 |
| 2026 | タイガース | 16 | 7勝5敗 | 2.79 | 96回2/3 | 116 | 年俸調停で3200万ドル・5月に左ひじの遊離体 |
| 2026 | ドジャース | 10 | 5勝2敗 | 2.61 | 62回 | 70 | 8月2日にトレードで加入 |
表の成績はMLB公式の年別成績の数字で、2026年分は10月19日時点のレギュラーシーズンの最終値です。
けがと移籍の日付はMLB公式の登録記録で確かめました。
2022年8月に左腕の疲労で故障者リストに入り、戻ってきたのは翌2023年7月4日です。
そこから2024年の三冠まで、わずか1年ほどで一気に頂点へ駆け上がったことになります。
筆者は前職の記者時代、下位指名から這い上がった選手を何人も取材しましたが、9巡目から2年連続の受賞までたどり着いた道のりには、心から拍手を送りたくなりました。
私たちファンも、ドラフトの順位で人の未来は決まらないという話には、つい背中を押されますよね。
スクーバルのトレードの経緯(タイガースからドジャースへ)

ドジャースがスクーバルさんを迎えたのは、MLB公式の登録記録で2026年8月2日です。
ドジャースからタイガースへは、外野手のザイヤー・ホープさん、右腕のリバー・ライアンさん、右腕のブレイディ・スミスさんの3人の若手が移りました。
MLB公式の記事によると、ホープさんとライアンさんはMLBパイプラインの有望株トップ100で25位と68位に入っていた選手です。
同じ記事は、スクーバルさんがこのシーズンの後にフリーエージェントになる予定だったことを伝えています。
フリーエージェントは、契約が切れてどの球団とも自由に交渉できる立場のことです。
2026年2月には、年俸を決める調停で3200万ドルという調停の史上最高額が認められていましたが、タイガースはその時点では放出しませんでした。
5月には左ひじの遊離体で離脱しましたが、6週間足らずで戻り、移籍直前の3先発はどれも7回のマウンドまで投げ進んでいます。
遊離体は、ひじの中にはがれた骨や軟骨のかけらが入り込むもので、投げる時の痛みの原因になります。
MLB公式の8月4日の記事によると、ロバーツ監督は、今年の補強はスクーバルさんか何もしないかのどちらかだったという趣旨を話しています。
フリードマン編成本部長も、この期限は1人の選手に向けて本気で動くつもりだったと語っています。
ドジャースは大リーグでは1998年から2000年のヤンキース以来となる3連覇を目指していて、この補強はそのための大きな一手でした。
筆者は経済メディアの記者時代、期限つきの大型の取引を何度も記事にしましたが、数か月だけの戦力に未来の有望株3人を差し出す決断は、驚くほど思い切ったものだと感じます。
あなたなら、3人の若い才能と引き換えに、今年の頂点を取りにいく決断ができますか?
ドジャースでのスクーバルの役割と大谷翔平との関係

ポストシーズンでのスクーバルさんの役割は、シリーズの初戦を任されるエースです。
地区シリーズ第1戦のブレーブス戦では、MLB公式の登板記録で6回を2安打1失点、7奪三振に抑えて勝ち投手になりました。
MLB公式の10月10日の記事によると、この登板で、ポストシーズン通算7先発の防御率は2026年10月10日時点で1.97になりました。
役割が大きくなった背景には、大谷翔平さんの状況もあります。
MLB公式の9月8日の記事によると、大谷さんは左ひざの痛みなどで7月3日を最後に登板しておらず、2026年は打撃に専念する考えを示しました。
トレードを伝えたMLB公式の記事は、この補強で投手・大谷さんの先行きが見えない不安にも手を打ったと書いています。
同じ記事によると、2年連続サイ・ヤング賞の投手と、3年連続MVPの選手が同じシーズンに同じ球団でプレーするのは、メジャーで初めてです。
2人の縁は、実は5年前から続いています。
MLB公式の2021年の記事によると、2021年8月18日(現地時間)にタイガースのスクーバルさんとエンゼルスの大谷さんが投げ合い、スクーバルさんは6回2/3を2失点、大谷さんを3打数無安打に抑えました。
その試合は、8回を1失点に抑え、40号本塁打も放った大谷さんのエンゼルスが3対1で勝っています。
2025年のオールスターでは、MLB公式の振り返りのとおり、ア・リーグ先発のスクーバルさんから大谷さんが先頭打者で安打を放ちました。
同じ回、スクーバルさんは99.6マイルの直球で、ドジャースの捕手ウィル・スミスさんから三振を奪っています。
レギュラーシーズンの対戦は、MLB公式の対戦成績で大谷さんの9打数1安打です。
筆者は、かつて大谷さんをいちばん手こずらせた左腕の1人が、今は同じベンチから大谷さんの打席を見守っていると思うと、うれしくてにやけてしまいます。
ここで、数字の裏にある場面をひとつ紹介させてください。
MLB公式の8月29日の記事によると、8月28日、スクーバルさんは移籍後初めて古巣タイガースの本拠地のマウンドに立ちました。
7年間の本拠地だった球場で、試合前に感謝の映像が流れ、観客は立ち上がって拍手を送りました。
スクーバルさんは目元をぬぐいながらベンチへ戻り、涙は確かに出たけれど、なんとか通路まではこらえたという趣旨を話しています。
それでもマウンドでは6回を4安打1失点、7奪三振、無四球に抑え、5つの三振はチェンジアップで奪いました。
試合はドジャースが2対1で勝ち、MLB公式の試合記録ではスクーバルさんに勝敗はつかず、8回をアレックス・ベシアさんらがつなぎ、9回はタナー・スコットさんがセーブを挙げました。
決勝打を放ったフレディ・フリーマンさんは、毎試合すべてを出し尽くしてくれた人にブーイングはしにくいという趣旨を語っています。
あなたも、お世話になった場所に別の立場で戻った日、うれしさと寂しさが同時にこみ上げたことはないでしょうか?
公式記事が伝える投球内容や反応を踏まえ、ファンの気持ちを代弁すると、こんな声になります!
「古巣で泣いて、それでも6回1失点で7奪三振。スクーバル、強すぎる」
「9巡目指名から2年連続サイ・ヤング賞なんて、知らなかった」
「大谷を3打数無安打に抑えた左腕が味方になったと思うと、見方が変わった」
筆者も同じ気持ちで、涙をこらえて投げ切った背中に、ドジャースのエースの風格を見ました。
MLB公式のシリーズ総括のとおり、ドジャースはリーグ優勝決定シリーズで4連敗し、2026年の戦いを終えました。
リーグ優勝決定シリーズの登板も振り返りましょう。
2026年10月19日に確認したMLB公式の登板記録によると、10月11日のリーグ優勝決定シリーズ第1戦では、5回を5安打2失点、7奪三振、2四球でした。
ドジャースのスクーバル・2027年の見どころ

2027年の一番の見どころは、スクーバルさんがどのユニフォームで開幕を迎えるかです。
MLB公式の記事のとおり、スクーバルさんは2026年シーズンの後にフリーエージェントになる予定で、2026年10月19日時点で2027年以降の契約は発表されていません。
ドジャースの左の先発の柱だったクレイトン・カーショーさんは、MLB公式の記事のとおり2025年限りで引退しました。
同じ左腕のブレイク・スネルさんと2人で並ぶ先発陣は、ファンにとって夢のような形です。
2026年のドジャースはけが人も多く、正捕手のウィル・スミスさんが首の炎症で約3か月離れました。
救援のエドウィン・ディアスさんも、右ひじの遊離体で4月20日に故障者リストに入っており、同じ悩みを抱えた投手がチームにいた1年でした。
2027年を一緒に戦う主力の顔ぶれは、ドジャースの選手と大谷翔平の関係まとめで選手ごとに整理しています。
投げる日に1人で試合を作れるスクーバルさんがいれば、救援陣を休ませる日が増える計算です。
日曜の昼、近所の公園のベンチで次の登板予定を調べていて、スクーバルさんの名前を見つけると、筆者はそれだけで週の始まりが少し楽しみになります。
あなたも、2027年の開幕投手の欄にスクーバルさんの名前があるかどうか、今からそわそわしていませんか?
よくある質問
スクーバルさんの背番号は何番ですか?
ドジャースでの背番号は、タイガース時代と同じ29番です。
スクーバルさんはサイ・ヤング賞を何回取っていますか?
2024年と2025年にア・リーグで2年連続、合わせて2回取っています。
スクーバルさんの契約はいつまでですか?
2026年10月時点では、2026年シーズンの後にフリーエージェントになる予定と伝えられています。
スクーバルさんは大谷翔平さんと対戦したことがありますか?
レギュラーシーズンでは大谷さんが9打数1安打で、2025年のオールスターでは大谷さんが先頭打者でスクーバルさんから安打を放ちました。
エリカのひとこと
スクーバルさんの2026年は、手術、トレード、古巣での涙と、1年の中にいくつもの節目が詰まっていました。
それでも数字を並べると、どの節目のあとにも必ず好投が続いているのが、この投手のいちばんの魅力だと思います。
2027年もドジャースのマウンドに立つ姿が見られたら、こんなにうれしいことはありません。
まとめ
タリク・スクーバルさんは2026年8月2日にタイガースからドジャースへ移り、移籍後は10先発で5勝2敗、防御率2.61でした。
2018年のドラフト9巡目から、2024年と2025年に2年連続でサイ・ヤング賞を取った左腕です。
大谷翔平さんとは2021年に投げ合い、2025年のオールスターでも対戦し、2026年は同じドジャースのユニフォームで秋を迎えました。
9巡目の左腕が、今は世界一の球団の初戦を任されています。
2027年もスクーバルさんの左腕がドジャースを勝利へ導いてくれることを、心から期待しています!
ドジャースの主な選手と大谷さんの関係はドジャースの選手と大谷翔平の関係まとめで、大谷さん本人の歩みは大谷翔平のプロフィールまとめで整理しています。
大谷翔平さんとMLBの記事の入口は、大谷翔平・MLBガイドにまとめています。
大谷さんと戦ってきた投手のことを調べていたら、どうしても見たくなって開いたのが、大谷一本【日米野球】の【因縁の対決】大谷翔平VSトラウトWBC以来の対決!!!試合後、『翔平は最悪だ』と発言…その真意は!?です。
大谷さんとトラウトさんの久しぶりの対決から、試合後の一言の真意に迫っていく切り口で、ライバルの言葉の裏側を想像しながら見るのが楽しいんです。
見ながら、かつて大谷さんを3打数無安打に抑えたスクーバルさんが今は同じベンチにいることを思い出し、筆者はつい一人で笑ってしまいました。
手ごわい相手ほど、味方になった時の心強さは格別ですよね。
大谷さんとライバルたちの関係が気になる方は、リンクからのぞいてみてください!
▶ 大谷一本【日米野球】 https://www.youtube.com/@OHTANI-IPPON/

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