アシュビーさんが2026年ワールドシリーズ第4戦で、同一ポストシーズンの救援投手として最長の18イニング連続無失点を記録しました。
従来のミラーさんの16回を上回り、この日は2回1/3を完全に抑えています(MLB公式発表)
同一ポストシーズンの救援投手で18回連続無失点。出典:MLB公式、2026年10月28日確認。
ただ、ブルワーズは延長12回に3対4で敗れました。
個人の新記録とチームの優勝は、同じ夜にそろわなかったのです。
朝、結果を見ながら洗い物をしていた筆者は、18回無失点と敗戦が並んでいることに驚き、手を止めて投手交代の順番を読みました。
誰かが完璧に仕事をしても、最後の答えはまだ先にある。
そんな短期決戦の難しさが見える登板でした。
アシュビーの18回無失点|ミラーの同一PS救援記録を更新

今回の記録には、二つの条件があります。
一つは一度のポストシーズンの中で続けた無失点であること、もう一つは救援投手の記録であることです。
あなたも新記録という見出しを見て、歴代の誰と、どの期間で比べているのか気になりませんか?
そこをそろえると、18という数字の意味がはっきりします。
MLB公式がEliasの集計として伝えた順位は次のとおりです。
投球回の1/3はアウト一つ分、2/3はアウト二つ分を表します。
| 投手 | 年 | 連続無失点 | 条件 |
|---|---|---|---|
| アーロン・アシュビー | 2026 | 18回 | 同一PS・救援、継続中 |
| アンドリュー・ミラー | 2016 | 16回 | 同一PS・救援 |
| アンディ・ホーキンス | 1984 | 15回1/3 | 同一PS・救援 |
| グース・ゴセージ | 1981 | 14回1/3 | 同一PS・救援 |
| トム・ホール | 1972 | 14回1/3 | 同一PS・救援 |
同じ記事には、マリアノ・リベラさんが1998〜2000年に33回1/3を無失点でつないだ記録も載っています。
こちらは複数年をまたぐ数字です。
アシュビーさんが33回1/3を超えた、という話ではなく、2026年の一度の秋に積み上げた18回が評価されています。
9登板をアウトで足すと54個になる
MLB公式の登板別データを足すと、第4戦までに9登板、54アウトで18回です。
地区シリーズで17アウト、リーグ優勝決定シリーズで20アウト、ワールドシリーズで17アウトを取っています。
三つのシリーズで相手が変わっても、失点の欄はずっと0でした。
第4戦終了時の累計は20奪三振、3四球、5被安打で、1勝3セーブも記録しています。
筆者は54個のアウトを三つの対戦に分けてみて、短い登板の積み重ねがこれほど大きな壁になるのだと驚きました!
一試合を投げ切った結果とは違い、何度も準備し直してマウンドへ戻る記録なのですね。
ポストシーズンの一日ごとの流れを追いたい方は、MLBポストシーズンの日程も合わせてご覧ください。
登板した日と、チームが試合をした日を分けて見ると、救援の使われ方が分かります。
WS第4戦の2回1/3|9回から七つのアウトを完全に取った

第4戦のアシュビーさんは、2対2の9回裏に登板しました。
MLB公式の確定記録では、打者7人に31球を投げ、安打0、四球0、3奪三振、失点0です。
あなたも同点の9回を見ると、一本打たれたら終わるという緊張で、画面から目を離せなくなりませんか?
その場面から、彼は相手に一人の走者も出しませんでした。
| 回 | 取ったアウト | 登板の流れ |
|---|---|---|
| 9回裏 | 3 | 先頭を三振、後続二人をゴロで抑える |
| 10回裏 | 3 | 引き続き三者凡退 |
| 11回裏 | 1 | 先頭からアウトを取り交代 |
| 合計 | 7 | 2回1/3、打者7人を完全に抑える |
ここで表示の2.1回を、小数の2.1として読まないのが大切です。
野球の記録では、2イニングを終えて、さらにアウトを一つ取ったという意味になります。
六つに一つを足した七つのアウトが、この日の仕事でした。
失点0と自責点0の両方を確認する
防御率0.00だけを見ても、すべての失点が0とは限りません。
エラーが絡んで自責点にならない失点もあるためです。
今回は公式データの失点と自責点がどちらも0です。
9登板すべてを見ても同じで、単に防御率が低いという以上に、実際に得点を許さずつないだ記録だと分かります。
また、この第4戦は走者を出さない登板でしたが、秋の18回全体が完全投球だったわけではありません。
累計では安打も四球もあります。
この日の完全な七つのアウトと、秋全体の連続無失点を分けると、すごさを大きく見せすぎずに受け取れますね。
筆者は、登板中に一度も走者を出さなかったことより、それを同点の9回から続けたことに胸が熱くなりました。
派手な本塁打がない時間にも、試合を終わらせないための大きな仕事があります。
マーフィー監督は11回の途中で交代を選んでいます。
登板が長くなった時には、結果だけでなく次の打者との相性や投手の状態も見ながら継投を決めるのでしょう。
無失点だから無制限に投げられる、と考えず、次の投手へ渡す場面まで見届けたいです。
アシュビーはどんな投手?先発経験と手術後の役割の変化

アシュビーさんは、初めから救援だけを担ってきた投手ではありません。
MLB公式の年度別成績では、2022年は27登板中19試合で先発しています。
あなたも、以前と違う持ち場を任されてから、自分にできることが見えてきた経験はありませんか?
彼の成績表は、登板数だけでなく先発数を並べると、役割の変化がよく見えます。
| 年 | 登板 | 先発 | 投球回 | 防御率 |
|---|---|---|---|---|
| 2022 | 27 | 19 | 107回1/3 | 4.44 |
| 2024 | 14 | 2 | 28回1/3 | 2.86 |
| 2025 | 43 | 1 | 66回2/3 | 2.16 |
| 2026 | 75 | 1 | 89回1/3 | 3.12 |
上の数字はレギュラーシーズンだけです。
今回の18回無失点はポストシーズンの成績なので、2026年の89回1/3や防御率3.12に混ぜていません。
2023年の空白と、戻ってからの登板
MLB公式の2024年の記事は、左肩の手術からの復帰過程を伝えています。
2023年にメジャーで投げられなかった時間を経て、2024年には再び公式戦の記録が刻まれました。
その後、2025年は43登板、2026年は75登板へ増えています。
一方で先発はそれぞれ1試合なので、チームが彼を多く呼んだ場所は主に試合の途中だったと読めます。
筆者は前職で記者をしていた頃、肩書きが変わった人の話を聞く時ほど、仕事内容を一つずつ確かめるようにしていました。
先発から救援へという言葉だけでは、任される難しさまで小さく見えてしまうからです。
試合の最初から準備して投げる仕事と、途中で局面を引き受ける仕事では、求められることが変わります。
今回なら、勝ち越しを待つ同点の終盤を引き受けました。
登板回数の増加を、忙しくなったという一言で終わらせたくありません。
今季のレギュラーシーズンは13勝3敗、4セーブ、116奪三振です。
75登板で89回1/3なので、一回をまたいで投げる働き方も数字に表れています。
勝利数だけを先発投手の物差しで比べるより、どの場面で何個のアウトを担ったかを見ると、秋の起用につながる姿が見えてきます。
新記録だけを見れば突然現れた英雄のようですが、公式の年度別記録には、役割を変えながら登板を重ねた道のりが残っています。
筆者は、先発の頃の数字も含めて眺めると、今の七つのアウトがいっそう頼もしく感じられました。
新記録でも優勝は持ち越し|ブルワーズの次戦と見どころ

アシュビーさんの登板後も2対2が続き、ブルワーズは12回表にプラットさんの本塁打で勝ち越しました。
しかしレイズが12回裏に2点を返し、4対3でサヨナラ勝ちしています(MLB公式の第4戦結果)
あなたも、味方が勝ち越した瞬間に安心してから、最後の守りで息をのみ直したことはありませんか?
個人の無失点記録が続いていても、チームの勝利には最後のアウトが必要でした。
日本時間10月28日の第4戦終了時点で、シリーズはブルワーズの3勝1敗です。
先に4勝した側が優勝するので、ブルワーズはあと1勝、レイズは負けられない状況が続きます。
第3戦には2死から8得点の新記録も生まれました。
打線が一気につないだ夜と、救援が得点を防ぎ続けた夜。
同じチームの強さでも、毎回違うところに光が当たるのが面白いですね。
第5戦の先発と、アシュビーの起用は分けて確認
MLB公式の第5戦案内によると、次戦は日本時間10月29日午前9時、トロピカーナ・フィールドで開催予定です。
ブルワーズの予告先発はミジオロウスキーさん、レイズは未定です(2026年10月28日確認)
アシュビーさんが第5戦でも登板するかは、この時点で確定していません。
先発投手の名前が公表されることと、救援投手をどこで投入するかは別に見たいところです。
前日に31球で七つのアウトを取ったため、次の試合では使える投手の組み合わせも気になります。
記録が伸びるかだけを待つと、登板しなかった時に理由を決めつけたくなりますが、当日の起用は公式発表と実際の継投で確かめましょう。
日付や放送を先に押さえたい方には、ワールドシリーズの日程と日本時間を用意しています。
初めて見始めた方は、大谷翔平・MLB観戦ガイドから順位や成績の読み方もたどれます。
ネットの声に重なる、頼もしさと悔しさ
MLB公式の記事では、ミラーさんが好調なアシュビーさんを評価し、本人は記録を受け止めながら敗戦の悔しさを語っています。
その実際の反応を踏まえ、ファンとして感じる頼もしさと悔しさを次のように代弁します。
「同点の終盤で七つもアウトを任せられるのが頼もしい」
「新記録でも勝てない夜があるから、最後の一勝が重い」
これは特定のSNS投稿を引用したものではありません。
公式に伝えられた反応と試合経過を受け止めた言葉です。
筆者も、記録を喜びながらチームの結果を悔しがる、その二つが同時にある夜を忘れたくありません。
よくある質問
アシュビーの18回無失点は何の新記録ですか?
同一ポストシーズンに救援投手が続けた連続無失点の新記録です。
2016年のアンドリュー・ミラーさんの16回を上回りました。
リベラの33回1/3も超えたのですか?
超えていません。
リベラさんの33回1/3は1998〜2000年にまたがる記録で、今回の同一ポストシーズンという条件とは異なります。
WS第4戦では何回、何球を投げましたか?
2回1/3を31球で投げ、打者7人を完全に抑えました。
3奪三振、安打0、四球0、失点0でした。
ブルワーズの優勝は決まりましたか?
第4戦はレイズが延長12回に4対3で勝ち、シリーズはブルワーズの3勝1敗です。
優勝は未決定で、第5戦は日本時間10月29日午前9時に開催予定です(10月28日確認)
まとめ
アシュビーさんは9登板で18回無失点を積み上げ、同一ポストシーズンの救援記録を更新しました。
第4戦の七つのアウトは完璧でしたが、チームは延長12回に敗れ、優勝は持ち越しています。
記録を読む時は、対象の期間と役割をそろえる。
登板を見る時は、回数だけでなくどの局面を任されたかを見る。
それだけで、目立つ一打の間にある投手の仕事も、ずっと面白く感じられますね!
エリカのひとこと:最後の一勝を待つ間も、既に取った54個のアウトの価値は消えません。
次にマウンドへ上がる時も、その一球を楽しみにしています。
救援の働きを見た後は、大谷一本【日米野球】の2025年ワールドシリーズ総集編で、前年の決戦を見返すのも好きです。
筆者は、大谷さんと山本さんの場面を一つのシリーズの流れとして追えるところが気に入っています。
打つ側と守る側を交互に見直すと、勝利までの長さをもう一度味わえますよ。
▶ 大谷一本【日米野球】

コメント