ドジャース対ナショナルズは、2019年の地区シリーズで対戦した歴史と、大谷翔平さんの投手復帰時の登板を知ると楽しめるカードです。
球団の成り立ち、逆転優勝の物語、観戦前の確認ポイントを順に整理します。
(MLB公式)
2019年、ナショナルズは地区シリーズでドジャースを破り、その後ワールドシリーズで初優勝しました。
出典:MLB公式(2019年の記録、2026年10月7日確認)。
19勝31敗。
2019年5月のナショナルズは、リーグでも指折りの
「負け組」
でした。
ところがその年の秋、このチームはワールドシリーズのトロフィーを掲げていました。
一体何が起きたのでしょうか?
この記事では、ドジャース対 ナショナルズというカードの基本情報から、2019年の奇跡の物語、大谷翔平さんとの縁、観戦の楽しみ方までやさしく解説します。
読み終わる頃には、このカードが
「ただの1試合」
には見えなくなっているはずです!
ドジャース対 ナショナルズの基本情報をやさしく解説
あなたは、対戦相手の本拠地まで思い浮かべたことがありますか?
筆者は、桜の街と野球が結びつくところに、ふっと親しみを感じます。
まずは
「ナショナルズってどんなチーム?」
というところから始めましょう。
ナショナルズはアメリカの首都ワシントンD.C.の球団
ワシントン・ナショナルズは、アメリカの首都ワシントンD.C.を本拠地とするナショナル・リーグ東地区の球団です。
ホワイトハウスや連邦議会議事堂がある、あの政治の中心地。
その街の球団ですから、まさに
「アメリカの首都のチーム」
です。
本拠地はナショナルズ・パーク。
歴代大統領の着ぐるみが外野を全力疾走する名物レース
「レーシング・プレジデンツ」
でも知られる、遊び心のある球場です。
そしてワシントンD.C.といえば、1912年に日本から贈られた桜の街としても有名です。
米国国立公園局の桜の歴史
春になると、ポトマック川のほとりが日本生まれの桜で埋め尽くされる。
そんな日本とゆかりの深い街の球団が、日本のスーパースターと戦う。
そう考えると、少し胸が温かくなりませんか?
あなたの住む街に球団があったら、と想像してみてください。
首都の人たちにとって、ナショナルズはそういう存在です。
前身はカナダのモントリオール・エクスポズ
実はこのチーム、もともとはアメリカの球団ではありませんでした。
1969年、カナダのモントリオールで
「エクスポズ」
として誕生。
2005年にワシントンD.C.へ移転して、いまのナショナルズになりました。
そしてエクスポズ時代には、忘れられない出来事があります。
1994年、エクスポズはメジャー全体で最も良い成績を残していました。
ところがその年、選手会のストライキでシーズンそのものが打ち切られてしまいます。
MLB公式の1994年回顧
優勝候補のまま、戦う場所を失った
「幻の最強チーム」
。
当時のエクスポズには、のちに殿堂入りする名投手ペドロ・マルティネスさんや、強打者ラリー・ウォーカーさんといった、メジャーの歴史に名を残す選手たちが在籍していました。
それほどの顔ぶれをそろえながら、頂点に挑む機会そのものが消えてしまったのです。
頑張りが評価される直前に、舞台ごとなくなってしまう。
そんな理不尽、あんまりですよね?
ただ、報われなかった時間が、まるごと無駄になるわけではありません。
あの悔しさは長い年月をかけて、首都の球団へと静かに受け継がれていきます。
でも、この物語には続きがあります。
球団の歴史と大谷選手の登板を年表で整理
| 年 | 出来事 | 今回のカードとのつながり |
|---|---|---|
| 1969年 | モントリオール・エクスポズが誕生 | 現在のナショナルズへ続く球団の始まり |
| 1994年 | 好成績のシーズンがストライキで終了 | エクスポズ時代の歴史として区別する |
| 2005年 | ワシントンD.C.へ移転 | 現在の本拠地と球団名につながる |
| 2019年 | 地区シリーズでドジャースに勝利し、その後世界一 | 両チームのポストシーズンでの対戦史 |
| 2025年6月22日・現地 | 大谷選手が同年2度目の先発登板 | 投手復帰の過程で対戦した相手 |
球団名の変遷はMLB公式のナショナルズ球団名史で確認できます。
2019年の優勝メンバーと現在の登録選手が同じとは限りません。
歴史はカードの背景として楽しみ、今日の戦力は最新の名簿や試合情報で確かめる、という使い分けがおすすめです。
ドジャース対 ナショナルズで思い出したい2019年の下剋上
私たちも、春のつまずきだけで一年を諦めたくはないですよね。
筆者は、19勝31敗という出発点と秋の結末の落差に、今も驚かされます。
球団の年表を少しずつ読むと、対戦の背景も楽しめます。
冒頭の数字に戻りましょう。
2019年5月、ナショナルズは19勝31敗。
監督の解任話が出てもおかしくない成績でした。
19勝31敗からの世界一という奇跡
ところが、ここからチームは別人のように巻き返します。
ワイルドカードでポストシーズンに進むと、そこから勢いは止まりません。
そして注目してほしいのが、ここです。
その年の地区シリーズでナショナルズが破った相手こそ、ドジャースでした。
つまりドジャース対 ナショナルズは、ドジャースファンにとって
「あの悔しさ」
を思い出すカードでもあるんです。
地区シリーズの第5戦、崖っぷちのナショナルズを救ったのは、延長10回に飛び出した起死回生の満塁ホームランでした。
勢いに乗ったナショナルズは、最後にアストロズとのワールドシリーズを第7戦の末に制し、球団史上初の世界一に輝きました。
シリーズMVPには、故障を乗り越えてエースに返り咲いたストラスバーグ投手が選ばれています。
しかもこのシリーズ、全7試合をビジターのチームが勝つという史上初の珍記録つき。
当時のチームが合言葉にしていたのは、
「STAY IN THE FIGHT(戦いから降りるな)」
という言葉でした。
5月の時点で
「終わった」
と言われたチームが、秋には頂点にいる。
年度の前半で大きくつまずいた経験、あなたにもないでしょうか?
そこから巻き返した人の物語が、私たちはどうしようもなく好きですよね。
球場を包んだ「ベビーシャーク」の大合唱
この2019年の快進撃には、かわいらしい名物がありました。
ベテラン選手の登場曲に使われた、子ども向けの歌
「ベビーシャーク」
です。
きっかけは選手が小さなわが子のために選んだ曲だったと言われていますが、いつしか球場全体が両手でサメの口を作って大合唱するようになりました。
MLB公式の応援歌紹介
政治の街のスタジアムが、子どもの歌でひとつになる。
球場が子どもの歌で一つになる場面は、試合とは別の楽しみ方です。
強さの裏に、こういう
「ゆるさ」
と
「家族感」
があったこと。
それが2019年のナショナルズが愛された理由だと筆者は思います。
あなたの周りにも、ピンチのときほど場を和ませてくれる人がいないでしょうか?
あの年のナショナルズは、チームまるごと、そういう存在でした。
2019年の満塁弾は「地区シリーズ」の出来事
ドジャース戦での満塁本塁打と、アストロズ戦での世界一は別のシリーズです。
MLB公式映像が記録しているのは、地区シリーズ第5戦の延長10回、ハウイー・ケンドリック選手が放った勝ち越し満塁本塁打です。
記事を読み返すときは、対戦相手とラウンドをセットにしておくと、印象的な場面を取り違えません。
ナショナルズがドジャースに勝ったからといって、その時点でワールドシリーズ優勝が決まったわけではありません。
その後の短期決戦も勝ち抜き、最後にアストロズとの第7戦を制しました。
連続した物語でも、試合ごとに何が決まったのかを分けて見ると、勝ち上がりの難しさが伝わります。
ネットではこのような声が!
ベビーシャークを振り返る海外ファンの投稿に見られる反応を、日本語で短く代弁すると次のようになります。
「あの球場でみんなが踊った思い出は忘れられない」
「自分たちの球場で育った応援の伝統が好き」
大谷翔平とナショナルズの縁と観戦の楽しみ方3つ
あなたなら、このカードのどの場面から見てみたいですか?
筆者は、相手を知るだけで一球が違って見える瞬間が大好きです。
では、大谷さんとナショナルズには、どんな縁があるのでしょうか?
大谷翔平が2025年に2度目の先発マウンドで投げた相手
MLB公式の当日の試合記事によると、2025年6月22日(現地時間)、大谷さんが同年2試合目の先発マウンドに上がった相手がナショナルズでした。
二刀流の大谷さんにとって、2025年の投手復帰を語るうえで欠かせない対戦相手のひとつです。
打者・大谷さんとして対するときも、投手・大谷さんの再戦が見られるかもしれないときも。
ナショナルズ戦は二刀流の
「両面」
が楽しめる可能性のあるカードなんです。
初めてでも楽しめる観戦ポイント3つ
筆者のおすすめは、この3つです。
1つ目は、2019年の物語を知ってから見ること。
「あのどん底から世界一になったチームか」
と思うだけで、ベンチの空気まで違って見えます。
ドジャース側から見れば、2019年に地区シリーズで敗れた相手へのリベンジマッチという見方もできます。
同じ1球でも、背景を知っているだけで重みがまるで変わるんです。
2つ目は、大谷さんの打席とナショナルズの若い選手たちの対決に注目すること。
なお、2026年シーズンの両チームの最新の成績や登録選手は変動するため、観戦前に公式サイトでの確認をおすすめします。
3つ目は、名物の
「レーシング・プレジデンツ」
など、球場文化ごと楽しむこと。
野球は試合だけでなく、球場の物語も含めてエンタメです。
相手チームの歴史を知ってから観戦すると、不思議なことが起きます。
敵のはずのチームのファインプレーにまで、
「おっ」
と声が出るようになるんです。
推しの対戦相手を
「敵」
ではなく
「物語の登場人物」
として見られるようになる。
これが、背景を知る一番のごほうびだと筆者は思っています。
ドジャースの試合日程の調べ方は、こちらの記事でやさしく解説しています。
ドジャースの試合日程はどこで見る?大谷翔平の登板日の読み方
対戦カード解説シリーズでは、侍ジャパンの立役者ヌートバーさんがいたカージナルス編も人気です。
ドジャース対カージナルスの見どころをやさしく解説
2025年の登板と、現在の二刀流予定を混同しない
本文で紹介した2025年6月22日の投球は、すでに行われた試合の記録です。
次にナショナルズと対戦するときにも大谷選手が先発する、という意味ではありません。
投手としての出場を楽しみにする場合は、その試合の先発発表を別に確認してください。
初心者の観戦メモなら、
「今日はどちらの本拠地か」
「大谷選手はどの役割で出場するか」
「歴史のどの場面を思い出したか」
の三つだけでも十分です。
歴史を知る楽しさと、目の前の試合で新しい出来事が起きる楽しさを両方味わえます。
ドジャース対 ナショナルズに関するFAQ
観戦前に気になる点を、あなたもここで確かめてください。
ナショナルズの本拠地はどこですか?
アメリカの首都ワシントンD.C.にあるナショナルズ・パークです。
政治の中心地にありながら、大統領の着ぐるみレースのような遊び心にあふれた球場です。
ナショナルズの2019年は何がすごかったのですか?
5月に19勝31敗まで落ち込みながら、そこから巻き返して球団史上初の世界一に輝きました。
その途中の地区シリーズでは、ドジャースを破っています。
ワールドシリーズ全7試合をビジターのチームが勝つという史上初の記録も生まれました。
エクスポズとナショナルズは同じチームですか?
はい、同じ球団です。
1969年にカナダのモントリオールで生まれたエクスポズが、2005年にワシントンD.C.へ移転してナショナルズになりました。
エクスポズ時代の歴史も含めて、ひとつながりの物語として楽しめます。
ドジャース対 ナショナルズはどこで見られますか?
日本では、MLB中継を扱う配信サービスやテレビ中継で視聴できます。
放送予定は試合ごとに変わるため、最新の中継情報は各サービスの公式サイトでご確認ください。
まとめ:物語を知れば、ドジャース対 ナショナルズは倍楽しい
次の対戦では、私たちも相手の歴史を思い出してみましょう!
いかがだったでしょうか?
ナショナルズは、首都ワシントンD.C.の球団であり、前身はカナダのエクスポズ。
1994年には
「幻の最強チーム」
のまま舞台を失い、2019年には19勝31敗のどん底から世界一へ駆け上がりました。
そして地区シリーズでドジャースを破った因縁も、大谷さんが2025年に2度目の先発で投げた縁もある。
こうして並べてみると、ドジャース対 ナショナルズが
「ただの1カード」
ではないこと、感じていただけたのではないでしょうか?
物語を知って見る野球は、本当に倍楽しいです。
次にこのカードを見かけたら、ぜひ思い出してください。
今後ますますの熱戦を期待しています!
関連する言葉や観戦の入口は、大谷翔平・MLBガイドにもまとめています。
ナショナルズの物語を読み終えると、筆者は大谷さんが出会ってきた対戦相手にも目を向けたくなります。
そんな夜に最近楽しんでいるのが、YouTubeチャンネルの大谷一本【日米野球】です。
数字を追う時間から、選手の歩みに気持ちを寄せる時間へ切り替わるところが気に入っています。
対戦相手まで知ると、いつもの一打席が少し特別に見えますよね。
大谷さんを入口に野球の物語を楽しみたい方にもおすすめです!
▶ 大谷一本【日米野球】 https://www.youtube.com/@OHTANI-IPPON/

コメント