6対5。
重い連敗が続いていたドジャースが、日本時間8月11日、ついに本拠地で勝ちました。
ただ、決勝点の場面を思い返すと、少し不思議なことに気づきます。
ホームランは、出ていません。
豪快なタイムリー二塁打でもありません。
「じゃあ、最後の1点はどうやって入ったの?」
その答えは、86日間しまい込まれていた大谷翔平さんの「足」でした。
この記事では、今日のドジャース対ロイヤルズ戦の試合結果と経過、決勝点が生まれた7回の攻防、スクーバル投手の本拠地デビューの中身までをやさしく整理します。
今朝の記事で「反撃の号砲になるか」とお伝えした試合の、答え合わせでもあります。
試合前の状況を知りたい方はこちらの記事とあわせてどうぞ。
ドジャース対ロイヤルズ試合結果|6-5の接戦、点の取り合いを時系列で整理
まず、試合の流れを時系列で見ていきます。
スポーツナビの一球速報によると、試合はロイヤルズのペースで始まりました。
初回にカリアノン選手のタイムリーで先制されると、3回には同じカリアノン選手に2ランホームランを浴びて0対3。
報道によると、この一発は打球速度178.3キロという弾丸ライナーだったそうです。
「ああ、また今日も苦しい展開なの?」
8月に入って1勝8敗だったチームだけに、正直、筆者も嫌な予感がしました。
それでも今日は、ここからが違いました。
3回、大谷翔平さんの一打で反撃開始
直後の3回裏、大谷さんがタイムリー二塁打を放って1点を返します。
さらにフリーマンさんのヒットで大谷さんが全力疾走で生還し、2対3。
一気に1点差まで詰め寄りました。
6回に逆転、7回に追いつかれる
6回には一挙3点。
同点に追いつくと、一球速報の経過によれば、マンシーさんのタイムリー二塁打で5対3とついに逆転します。
ところが7回表、イズベル選手の2ランで5対5。
「また追いつかれた…」
ため息をついた方も多かったのではないでしょうか?
この嫌な空気を断ち切ったのが、直後の7回裏でした。
決勝点は「単打+盗塁+全力疾走」|大谷翔平の86日ぶり盗塁の意味
5対5で迎えた7回裏、先頭の大谷さんが中前打で出塁します。
これで4試合ぶりのマルチ安打。
そして次打者の打席中、大谷さんが二塁へスタートを切りました。
スポニチの報道によると、これは5月16日のエンゼルス戦以来、実に86日ぶりとなる今季7個目の盗塁だったそうです。
お昼に電子レンジの前でお弁当を温めながら一球速報を眺めていた筆者は、この瞬間、思わず「走った!」と声が出ました。
温め終わりの音に気づかないくらい、画面に釘付けでした。
なぜ「86日ぶり」に価値があるのか
報道では、大谷さんは左膝に炎症を抱えているとされています。
つまりこの86日間は、走れなかったのではなく、走らないという我慢を続けていた期間だった、と筆者は受け取っています。
それを解禁したのが、同点の7回・無死一塁という、チームが今いちばん1点を欲しがる場面でした。
長い不調のトンネルの中にいるとき、最初の一歩をどこで踏み出すか。
あなたも仕事や生活の中で、その見極めに迷った経験はないでしょうか?
大谷さんの答えは「ここぞの一瞬まで、力をためておく」でした。
膝の不安を感じさせない全力のスライディングでの生還と合わせて、ここは何度リプレイを見ても胸が熱くなります。
フリーマンの決勝打と「頭脳走塁」|ロバーツ監督が絶賛したプレー
決勝打を放ったのは、3番のフリーマンさんでした。
一、二塁間を破るヒットで、二塁の大谷さんが三塁を回って本塁へ。
そしてここに、もうひとつの見どころがありました。
スポニチの報道によると、フリーマンさんは右翼手が本塁へ送球するのを確認すると、あえて一塁を蹴って二塁へ向かったそうです。
捕手はフリーマンさんを刺すために二塁へ送球。
フリーマンさん自身はタッチアウトになりましたが、そのおかげで大谷さんは確実に生還できました。
ロバーツ監督は試合後、このプレーについて次のように称賛しています。
「すべてのプレーが重要です。フレディが相手にプレーを強いて、その間に走者を生還させたのは、状況をよく理解した頭の良いプレーでした」
自分がアウトになっても、チームの1点を確実にする。
職場でも、こういう「記録に残らないアシスト」で成り立っている仕事があなたの周りにもないでしょうか?
筆者は前職の経済メディアで企業取材をしていた頃、業績が苦しい会社ほど一発逆転の派手な策を探したがる一方、実際に立て直る会社は小さく確実な改善から始める、という場面を何度も見ました。
今日のドジャースの決勝点は、まさにその「小さく確実な1点」だったと感じます。
8試合ぶりの3安打を記録したフリーマンさんは「僕はああいう状況が大好きです」と振り返り、「翔平の盗塁も、あの場面では非常に大きかったです」と大谷さんの一歩をたたえたそうです。
スクーバル本拠地デビューは5回3失点|それでも「ひるまず投げた」
今朝の記事の主役だったスクーバル投手の本拠地デビューは、5回3失点という内容でした。
報道によると、移籍後初登板だった8月4日のカブス戦は6回2失点で黒星。
移籍後2試合、まだ「圧倒的なエース」の姿は見せられていません。
3回にカリアノン選手の2ランを浴びた場面では、正直、筆者も胃がきゅっとなりました。
それでもロバーツ監督は、試合後にこう語ったと伝えられています。
「ベストの状態じゃなかった」と認めたうえで、最高の出来ではなくともひるまずに投げた姿勢を評価したそうです。
環境が変わった直後は、実力者でもすぐに結果が出ないことがあります。
転職やクラス替えの直後、本来の力を出せずにもどかしかった経験は、あなたにもないでしょうか?
大事なのは、その間もチームが負けなかったこと。
スクーバル投手が本調子になる前に、打線と走塁で拾った今日の1勝は、後から効いてくる勝ち星になるかもしれません。
なお、リリーフ陣ではディアス投手について、ロバーツ監督が「彼本来の投球を見せてくれた」と称賛したと報じられています。
連日の失敗が続いていた守護神ディアス投手の状態を心配していた方には、うれしい変化です。
報道やSNSの反応を踏まえると、ファンからはこんな声が聞こえてきそうです。
「膝が心配なのに、あの全力スライディングは泣ける」
「86日ぶりに走るのがこの場面って、持ってるなあ」
「派手さはないけど、こういう勝ち方ができれば流れは変わるはず」
よくある質問(FAQ)
Q1. 今日の試合結果とスコアは?
日本時間8月11日、本拠地ドジャー・スタジアムでの試合は、ドジャースが6対5でロイヤルズに勝ちました。
スポニチの報道によると、カードの初戦を取るのは5カードぶりで、8月はこれで2勝目です。
Q2. 大谷翔平選手の今日の成績は?
4打数2安打1打点1盗塁でした。
内訳は中飛、タイムリー二塁打、二ゴロ、中前打で、4試合ぶりのマルチ安打です。
ベースボールチャンネルによると、8月は10日終了時点で打率.355、OPS1.122と好調を保っています。
Q3. 次の試合はいつ?先発は?
ロイヤルズとの3連戦は続き、報道によると第2戦はスネル投手の先発が予定されています。
2日連続でサイ・ヤング賞経験左腕が先発する「豪華ローテ」の真価が問われます。
まとめ|連敗を止めたのは、86日待った「一歩」だった
今日のドジャース対ロイヤルズ戦を、最後に整理します。
- 試合結果はドジャースが6対5で勝利。5カードぶりにカード初戦を制し、8月2勝目(報道による)
- 決勝点は7回、大谷さんの中前打→86日ぶりの盗塁→フリーマンさんの決勝打と頭脳走塁から
- 大谷さんは4打数2安打1打点1盗塁。左膝の不安を感じさせない全力プレー(報道による)
- スクーバル投手は本拠地デビューで5回3失点。白星はお預けも「ひるまず投げた」と指揮官が評価
ホームラン1本で流れが変わる夜もあります。
でも今日の1勝は、単打と、86日我慢した一歩と、自分がアウトになっても走者を還す走塁の積み重ねでした。
連敗を止めたのは、特大の一発ではなく、86日待った一歩。
フリーマンさんは「このクラブハウスがパニックに陥ることはありません」と語ったそうです。
その言葉どおりの、大人の勝ち方だったと筆者は感じます。
明日はスネル投手。
この小さな流れが本物になる瞬間を、一緒に見届けましょう。
ところで、今日の勝ち方を見て、筆者は最近ハマっているYouTubeチャンネル「大谷一本【日米野球】」で、大谷さんがベースランニングで魅せる場面ばかりを続けて見てしまいました。
盗塁や激走のシーンは、ホームラン集とはまた違って「静→動」の切り替えの鋭さにしびれます。
スタートの一瞬、体がぐっと沈む間があるんです。
あの間を見つけてから、筆者は3回巻き戻しました。
ファンなら、走った瞬間に球場の空気がざわっと変わる感じ、分かりますよね。
▶ 大谷一本【日米野球】 https://www.youtube.com/@OHTANI-IPPON/
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