ある犬種が、つい数年前まで日本では「幻」と呼ばれていました。
登録される頭数は、年間でわずか100〜150頭ほど。
ペットショップで見かけることは、ほとんどなかったといいます。
それが今では、全国でその名前を聞くようになりました。
きっかけは、たった一頭の犬です。
大谷翔平さんの愛犬、デコピンです。
「デコピンって、どんな犬種なの?」
「あの名前、指ではじく『デコピン』が由来なの?」
そう思って検索した方も、多いのではないでしょうか。
実は、名前の由来も犬種の歴史も、知るとちょっと胸が温かくなる話なのです。
今日は、その全部をやさしくまとめます。
大谷翔平の愛犬デコピンの犬種は「コーイケルホンディエ」
デコピンの犬種は、コーイケルホンディエです。
オランダ原産の、中型犬にあたります。
特徴を挙げてみます。
毛色はオレンジレッドと白のコントラスト。
垂れた耳と、ふさふさとした尾が愛らしい犬種です。
大きさは報道によると、オスでおよそ37〜41センチ、メスでおよそ35〜39センチ。
体重は9〜11キロほどとされています。
性格は、明るく活発で、とても賢く、人なつこいと言われています。
筆者は写真を見るたびに、あの少し垂れた目に、つい頬がゆるんでしまいます。
あなたも、ふとした瞬間に動物の写真で癒やされた経験はないでしょうか?
デコピンの人気は、まさにその「思わず笑顔になる」愛らしさが土台にあるのだと思います。
大谷翔平の愛犬デコピンの名前の由来は「デコイ」
ここが、今日いちばんお伝えしたかったところです。
「デコピン」という名前。
てっきり、指ではじくあの「デコピン」が由来だと思っていませんでしたか?
実は、違うのです。
報道によると、英語での呼び名は「Decoy(デコイ)」。
日本語の「デコピン」は、この「デコイ」から来ているとされています。
では、なぜ「デコイ」なのか。
ここで、犬種の歴史がつながってきます。
コーイケルホンディエは、16世紀以降のオランダで、カモ猟の相棒として活躍した犬だと言われています。
あのふさふさの尾を、まるで「おとり」のように使う。
その動きでカモの興味を引きつけ、猟へとつなげていたそうです。
この「おとり」を、英語で「decoy(デコイ)」と言います。
つまり、デコピンという愛らしい響きの奥には、犬種が何百年も担ってきた役割が、そっと隠れていたのです。
筆者は前職で記者をしていた頃、名前の由来を取材するたびに思っていました。
名づけには、必ずその人の見ているものがにじみます。
遊び心のある響きでありながら、犬種の歴史にもちゃんと根を張っている。
この名前を知ったとき、筆者は思わず「うまいなあ」とうなってしまいました。
「幻の犬」が全国区になった理由
冒頭でも触れましたが、コーイケルホンディエは長い間、日本ではとても希少な犬種でした。
報道によると、登録頭数は年間で100〜150頭ほど。
あまりの少なさから「幻の犬」と呼ばれていたといいます。
それが、デコピンの人気とともに、一気に全国へ知られるようになりました。
たった一頭の犬が、ひとつの犬種の知名度を塗り替えてしまった。
これは、よく考えるとすごいことだと思いませんか?
筆者は、ここに大谷さんという人の影響力の大きさを、あらためて感じました。
本人がバットを振るその横で、愛犬まで歴史を動かしている。
ファンの間でも、こんな声が聞かれます。
「デコピンがきっかけで、初めて犬種の名前を覚えた」
「幻の犬だったなんて、言われるまで知らなかった」
「もう完全に、世界一有名な犬の一頭ですよね」
筆者も、まったく同感です。
始球式で見せた、デコピンの素顔
デコピンを語るうえで、外せない一日があります。
報道によると、2024年8月28日(日本時間29日)。
ドジャースの本拠地で行われた、ある特別な日のことです。
この日は、大谷さんとデコピンをモデルにした人形が、先着4万人に配られるイベントデーでした。
その主役として、デコピンが始球式に登場したのです。
しかも、ただ歩いただけではありません。
マウンド付近からボールを口にくわえ、捕手役の大谷さんのもとへ運び、ハイタッチまで成功させたと伝えられています。
この映像を初めて見たとき、筆者は仕事の合間だったにもかかわらず、思わず三回も巻き戻して見てしまいました。
面白いのは、後日の大谷さんの言葉です。
報道によると、MVP発表後の会見で、こう語ったそうです。
「一番緊張したのはデコの始球式」
世界最高の舞台で活躍する人が、いちばん緊張したのが愛犬の始球式。
この一言に、筆者はくすっと笑い、そして少し胸が温かくなりました。
球団の幹部が提案したこの企画のために、大谷さんはデコピンをきちんと訓練して送り出したとも報じられています。
近年も、デコピンが描かれたスパイクで投げる姿が話題になりました。
報道によると、大谷さんは試合後にデコピンへの思いを問われ、「1年でも長く生きてほしい」「ただそれだけ」と、静かに語ったそうです。
派手な言葉ではありません。
でも、だからこそ深い愛情がにじんでいて、筆者はこの言葉がとても好きです。
愛犬への接し方ににじむ、大谷翔平の人柄
デコピンの話は、ただのかわいい犬の話ではないと、筆者は思っています。
始球式のために、きちんと訓練して送り出す。
「1年でも長く生きてほしい」と、飾らない言葉で願う。
ここには、グラウンドの外での人柄が、そのまま出ている気がするのです。
以前まとめた名言や、ご両親の人柄の話とも、どこか地続きに感じます。
相手をよく見て、言葉より行動で示す。
約束したことは、ちゃんとやり切る。
それは、私たちの仕事や暮らしにも、そのまま当てはまる姿勢ではないでしょうか?
大切にしたい存在に、あなたは普段どれだけ時間をかけられているでしょうか。
デコピンと大谷さんの距離感を見ていると、筆者はそんなことを、つい自分に問いかけたくなります。
よくある質問
デコピンの犬種は何ですか?
オランダ原産のコーイケルホンディエという中型犬です。
オレンジと白の毛色、垂れ耳、ふさふさの尾が特徴で、賢く人なつこい性格だと言われています。
デコピンという名前の由来は?
報道によると、英語名の「Decoy(デコイ)」が由来とされています。
「デコイ」は「おとり」という意味で、コーイケルホンディエがカモ猟でおとり役を担った歴史にもつながる言葉です。
コーイケルホンディエはどこで飼えますか?
もともと日本では希少な犬種で、扱う場所が限られていました。
迎える際は、犬種に詳しい専門のブリーダーや団体に相談し、性格や運動量に合った環境を整えてあげるのがよいとされています。
まとめ
最後に、今日の内容を振り返ります。
デコピンの犬種は、オランダ原産のコーイケルホンディエ。
名前は英語名「Decoy(おとり)」が由来で、犬種が担ってきた猟の歴史にもつながっていました。
かつては「幻の犬」と呼ばれた希少種が、デコピンの人気で全国区になったこと。
そして、始球式やスパイク、飾らない言葉ににじむ、大谷さんの深い愛情。
一頭の犬を通して、大谷さんという人の優しさが見えてくる。
筆者にとって、デコピンはそんな存在です。
デコピンの愛らしさをもっと味わいたくなった方に、最近の筆者のお気に入りを紹介させてください。
YouTubeチャンネル「大谷一本【日米野球】」です。
このチャンネルで、試合後のオフショットや、ふっと力の抜けた素顔を集めた映像を見たのですが、これがたまらないのです。
グラウンドでの真剣な表情とのギャップに、思わず笑顔がこぼれました。
愛犬への「1年でも長く生きてほしい」という言葉も、こういう素顔を見たあとだと、いっそう胸に響きます。
試合では見られない、肩の力が抜けた表情。
大谷ファンなら、きっと何度も見返したくなるはずです。
▶ 大谷一本【日米野球】 https://www.youtube.com/@OHTANI-IPPON/
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