MLB(メジャーリーグ)の試合数は、レギュラーシーズンで1チーム年間162試合です。
通常の年間予定は162試合です。出典:MLB公式日程、2026年10月23日確認。
2026年は3月25日から9月27日までで、通常の予定試合数は日本プロ野球(NPB)の143試合より19試合多くなります。
この記事では、MLBの年間試合数が162になった歴史と、日本との違い、試合数が記録に与える影響、そして154試合に戻す提案の中身が分かります。
「どうしてメジャーリーグの試合数は、こんなに多いの?」
素朴な疑問を、公式の記録と報道から一緒にほどいていきましょう!
MLBの試合数は年間162試合(レギュラーシーズン)

メジャーは何試合あるのか、まず答えから見ていきましょう!
通常のシーズンは、各球団162試合の予定で編成されます。
中止試合が振り替えられず、実際に戦う数が162に届かない例もあるので、予定と最終記録は分けて見るのが大切です。
MLB公式のデータ(Stats API)の2026年のシーズン情報によると、2026年のレギュラーシーズンは3月25日に始まり、9月27日に終わりました。
オールスターゲームは7月14日に行われました。
ポストシーズンはレギュラーシーズンの162試合とは別枠です。
MLB機構の2026年の日程発表によると、開幕戦はジャイアンツがヤンキースを迎えた3月25日の1試合で、14試合がそろう伝統の開幕日は翌26日でした。
AP通信の報道を載せたNBCスポーツの記事は、今の日程が162試合を187日間で戦う形だと伝えています。
つまり半年あまりのあいだ、ほぼ毎日どこかで試合がある計算です。
では、162試合の中身はどう分かれているのでしょうか?
MLB機構が2023年に発表した新しい日程では、同じ地区の4球団と計52試合、同じリーグのほかの10球団と計64試合、別のリーグの15球団と計46試合を戦う形になりました。
2023年当初の配分と、2026年の配分は同じではありません。
MLB公式の2026年ドジャース日程を試合ごとに集計すると、同地区52・同リーグ別地区62・別リーグ48試合でした。
最新年の具体例として、2026年ドジャースの内訳を表にします。
| 対戦相手 | 球団数 | 試合数 |
|---|---|---|
| 同じ地区 | 4球団 | 52試合(1球団13試合) |
| 同じリーグの別の地区 | 10球団 | 62試合 |
| 別のリーグ(インターリーグ) | 15球団 | 48試合 |
| 合計 | 29球団 | 162試合 |
全球団と対戦するバランス日程は2023年に始まり、ドジャースの2026年の日程発表によると、2026年で4年続けての採用です。
2026年10月23日時点で、MLB公式の順位表を見ると、ドジャースは162試合を戦って100勝62敗でした。
一方で、ヤンキースとオリオールズは161試合で終わっています。
最終日9月27日のオリオールズ対ヤンキースが雨で中止になり、組み直されないままシーズンが終わったためです。
162はあくまで「予定された試合数」なんですね。
筆者は、この順位表で161という数字を見つけたとき、きっちり162で終わるものだと思い込んでいたので、ちょっと驚きました!
あなたも、毎日のように試合があるのを当たり前に感じて、数えたことはなかったのではないでしょうか?
162試合になった歴史(1961年ア・リーグ・1962年ナ・リーグ)

MLBの年間試合数が162になったのは、アメリカン・リーグが1961年、ナショナル・リーグが1962年です。
先ほどのAP通信の記事によると、両リーグは1904年に154試合制を取り入れ、8球団のリーグでどの相手とも22試合ずつ戦っていました。
ア・リーグは1961年に10球団へ増えた時に162試合へ切り替え、ナ・リーグも翌年に続きました。
10球団になると、ほかの9球団と18試合ずつ戦えば、ちょうど162試合になる計算です。
この切り替えは、すぐに大きな騒ぎを生みました。
MLB.comのロジャー・マリスさんの記事によると、1961年にマリスさんがベーブ・ルースさんの年間60本塁打に迫ると、当時のフォード・フリック・コミッショナーは、154試合までに60本を超えなければ本当の記録保持者とは認めない、という考えを表明しました。
新しい記録には目印を付けるべきだという話になり、新聞のコラムニストが提案したのが、のちに有名になる「アスタリスク(*)」です。
マリスさんは最終戦で61本目を放ち、ルースさんの記録を塗り替えました。
同じ記事は、当時は公式の記録集がなく、フリック氏の表明は記録をまとめる人たちへの「お願い」にとどまっていたとも伝えています。
162試合が始まった最初の年に、もう「試合数が違う記録を同じに比べていいのか?」という議論が起きていたんですね。
記者として取材を重ねるなかで、制度が変わった最初の年の数字ほど荒れやすいと何度も感じてきた筆者は、この話を知って思わず苦笑いしてしまいました。
私たちファンも、ルールが変わった年の記録を見ると、以前と同じ物差しで比べてよいのか迷いますよね。
NPB(143試合)との違い|メジャーの試合数を日本と比べる

日本のプロ野球の試合数は、2026年は1チーム143試合でした。
NPBのセ・リーグの順位表を見ると、6球団すべてが143試合を戦い、そのうち18試合がセ・パ交流戦です。
優勝した阪神タイガースは79勝62敗2分で、NPBには引き分けがあることも表から分かります。
メジャーリーグの試合数と比べると、1年で19試合、MLBのほうが多い計算です。
試合数の違いは、成績の「合格ライン」にも表れます。
NPBの個人打撃成績のページには「規定打席:チーム試合数×3.1(端数は四捨五入)」とあり、143試合なら443打席です。
MLB公式の用語集も同じ3.1を使うので、162試合のMLBでは502打席になります。
違いを表にまとめました。
| 項目 | MLB(2026年) | NPB(2026年) |
|---|---|---|
| 球団数 | 30球団 | 12球団 |
| 1チームの年間試合数 | 162試合 | 143試合 |
| 別のリーグとの試合 | 48試合(ドジャースの公式日程集計) | 18試合(セ・パ交流戦) |
| 規定打席(試合数×3.1) | 502打席 | 443打席 |
| 規定投球回(試合数×1.0) | 162回 | 143回 |
規定投球回の数字は、NPBの個人投手成績のページの「チーム試合数×1.0」と、MLB公式の用語集の「1試合あたり1.0回」から計算しています。
日本で活躍した選手がメジャーに渡ると、試合数だけでも1年に19試合増えます。
筆者は、この表を作りながら、海を渡った日本人選手たちが最初の1年でまず戸惑うのは、球の違いよりも「終わらない毎日」なのかもしれないと想像して、少し胸がきゅっとなりました。
あなたの職場でも、仕事の量が急に1割以上増えたら、体も気持ちも追いつくまで時間がかかるのではないでしょうか?
試合数が成績に与える影響

試合数が変わると、積み上げる記録の重みも変わります。
MLB.comのイチローさんの記事によると、2004年の年間262安打は、1920年にジョージ・シスラーさんが記録した257安打を破ったものでしたが、シスラーさんは154試合の日程で達成していました。
同じ記事は、162試合になってからの年間安打の1位と2位が、どちらもイチローさんだと伝えています。
試合数の差を「言い訳」にさせないほど、イチローさんの積み上げが分厚かったとも言えます。
逆に、試合数が大きく減った年もありました。
MLB.comの2020年の日程の記事によると、2020年は新型コロナウイルスの影響で1チーム60試合に短くなり、7月23日に開幕しました。
60試合のうち40試合は同じ地区の相手で、残りの20試合は別のリーグの同じ地域の地区と戦う形でした。
規定打席も試合数に合わせて動くので、60試合なら3.1を掛けて186打席でした。
実際、大谷翔平さんの2020年の打席数は、MLB公式のデータの年別成績で175打席と記録されています。
同じデータでは、2026年の大谷さんは139試合に出て618打席に立ちました。
162試合のうち、およそ86%に出場した計算です。
大谷さんの2026年の試合数と打席数は、大谷翔平の成績2026で一覧にしています。
162という数は、本塁打や安打のような「足し算の記録」には追い風になり、毎日の疲れとの戦いでもあるという、二つの顔を持っています。
筆者は、電車の中で大谷さんの打席数を指で数えながら、この618という数字の一つひとつに移動と時差が詰まっていると思うと、胸がじんとしました!
私たちファンも、記録の数字を見るときは、何試合のシーズンで生まれたのかを一緒に思い出すと、見え方が変わりますよね。
MLBの試合数は減る?154試合制の提案と交渉

MLBの試合数をめぐって、いま一番大きな話題が「154試合に戻す」という提案です。
MLB.comの現地10月8日の記事によると、MLB機構は選手会への労使交渉の提案で、2029年からレギュラーシーズンを154試合にする案を出しました。
154は、1904年から1960年までほぼずっと使われていた数です。
提案では毎週月曜日を原則として休みにし、選手の年俸は154試合になっても減らさず、出来高などの基準は試合数に合わせて調整するとしています。
レギュラーシーズンは今より1週間早く終わり、地区シリーズは5試合制から7試合制に広げる案です。
AP通信の記事によると、154試合は多くの年で180日間に収める形で、今の187日間より短くなります。
2029年からの案なのに、2027年のシーズンも話題になるのはなぜでしょうか?
同じAP通信の記事によると、今の5年間の労使協定は12月1日に切れ、経営側が選手を締め出す「ロックアウト」に入れば、2027年のシーズンが遅れたり失われたりするおそれがあると伝えられています。
選手会は、すべての提案が年俸の上限(サラリーキャップ)の受け入れを前提にしていると反発する声明を出しました。
2026年10月23日時点で、154試合はまだ提案の段階で、決まったわけではありません。
2027年の開幕を予定どおり迎えられるかどうかが、この冬の交渉にかかっています。
歴史の針が一周するのが、この話の面白いところです。
1961年には「154試合を超えて打った本塁打は同じ記録と言えるのか?」と議論されたのに、65年後のいま、MLBは自分から154へ戻ろうとしています。
AP通信の記事も、試合数を減らせば、年間記録や通算記録を作る機会も減ると指摘しています。
筆者は、もし本当に154試合の時代が来たら、イチローさんの262安打は、今よりさらに遠い山頂になるのではないかと想像して、少しさみしくもあり、わくわくもしました。
あなたなら、記録が生まれやすい162試合と、休みが増えて選手が元気な154試合、どちらの野球を見たいでしょうか?
機構の提案と選手会の反応を伝えた報道を踏まえ、ファンの気持ちをネットの声の形式で代弁すると、こうなります。
「月曜日が毎週休みになるなら、選手のけががちょっとでも減ってほしい」
「154試合って、マリスの時代の数字に戻すってことか」
「試合が減っても、イチローの262安打がもっと特別になるならそれも悪くない」
特定の投稿をそのまま引用した言葉ではありませんが、選手の体と歴史ある記録の両方を大事にしたい気持ちを表しました。
よくある質問
MLBは何試合ですか?
レギュラーシーズンは1チーム年間162試合です。
2026年は3月25日に開幕し、9月27日に終わりました。
MLBはあと何試合ありますか?
2026年のレギュラーシーズンは9月27日に終わり、MLB公式の日程では、2026年ワールドシリーズは現地10月23日から、必要な場合の第7戦が10月31日までという日程です。
実際の残り試合は、その時点の勝敗で変わります。
その先の日程は、ポストシーズン日程の記事で確かめられます。
日本のプロ野球とメジャーの試合数はどれくらい違いますか?
2026年はNPBが143試合、MLBが162試合で、MLBのほうが19試合多く戦います。
大リーグの試合数は、これから減るのですか?
MLB機構は2029年から154試合にする案を出していますが、2026年10月時点では労使交渉の中の提案で、決まっていません。
エリカのひとこと
経済メディアにいた頃の癖で、筆者は「数を減らして中身を濃くする」という話を聞くと、つい身を乗り出してしまいます。
でも野球の162は、ただの商品の数ではなく、マリスさんやイチローさんの物語を入れてきた器でもあるんですよね。
器の大きさが変わるなら、そこに入る物語の味わいも変わるはずで、筆者はその変化も見届けたいと思っています!
まとめ
MLBのレギュラーシーズンは1チーム年間162試合で、2026年は3月25日から9月27日まで戦いました。
162試合はア・リーグが1961年、ナ・リーグが1962年に始め、日本のプロ野球の143試合より19試合多い数です。
MLB機構は2029年から154試合に戻す案を出していて、2026年10月23日時点では労使交渉の中の提案です。
数字の裏には、いつも「何試合の中で生まれたか」という物語があります。
打率や規定打席など、試合数とつながる数字の読み方は野球の成績の見方ガイドに、30球団やリーグの仕組みは大谷翔平とMLBの総合ガイドにまとめています。
長いシーズンの話を整理したあとに紹介したいのが、大谷一本【日米野球】の打席を題材にした一本です。
【驚愕の片手ヒット】結果で魅せる大谷翔平「○○があれば体調不良でも関係ない」という題名の動画があります。
筆者は、年間の試合数を数えたあとだと、一つの打席を切り取ったタイトルにも、毎日同じ状態では戦えない選手の大変さを重ねてしまいます。
もちろん、動画の題名だけで体調や医学的な状態を判断することはできません。
ファンなら、年間の数字を見ていたはずが、一打席の粘りを振り返りたくなる瞬間がありますよね。
シーズン全体と目の前の一球、その両方の楽しみを広げたい方に紹介します!
▶ 大谷一本【日米野球】 https://www.youtube.com/@OHTANI-IPPON/

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