MLBとは?2リーグ6地区30球団の仕組みとチーム一覧を解説

やさしく解説、30球団、MLBの仕組み
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MLBとは、アメリカとカナダの30球団が、2つのリーグと6つの地区に分かれて戦う北米のプロ野球リーグです。

通常は各球団162試合が予定され、各リーグ6チームの計12チームがポストシーズンに進んで、ワールドシリーズで頂点を決めます。

この記事では、メジャーリーグの仕組みを、リーグと地区の分け方、1年の流れ、2つのリーグの違い、30球団の一覧の順に整理します。

「ア・リーグとナ・リーグって、結局なにが違うの?」

大谷翔平さんの試合を見始めたばかりの方も、ここから一緒に地図を広げていきましょう!

目次

MLBとは(2リーグ6地区30球団)

ア・リーグとナ・リーグ各15球団が東・中・西の各5球団に分かれる図
アはアメリカン、ナはナショナルの略。数字は球団数です。出典:MLB公式球団一覧、2026年10月23日確認。

MLBの球団数は30です。

MLB公式のデータ(Stats API)の2026年の球団一覧では、アメリカン・リーグ(ア・リーグ)に15球団、ナショナル・リーグ(ナ・リーグ)に15球団が入っています。

それぞれのリーグは東地区・中地区・西地区に分かれ、1つの地区に5球団ずつです。

本拠地はトロントのブルージェイズだけがカナダで、残りの29球団はアメリカにあります。

メジャーリーグの仕組みを図にすると、30球団を2つのリーグに分け、さらに3つずつの地区に分けた形になります。

リーグ東地区中地区西地区合計
アメリカン・リーグ5球団5球団5球団15球団
ナショナル・リーグ5球団5球団5球団15球団
合計10球団10球団10球団30球団

大谷翔平さんのドジャースは、MLBのナ・リーグ西地区の球団です。

同じ西地区には、パドレス、ダイヤモンドバックス、ジャイアンツ、ロッキーズがいます。

地区は、1年の順位争いをする一番小さな単位で、ここで1位になることがポストシーズンへの近道になります。

筆者は前職の記者時代、初めて北米の野球を担当したとき、地区とリーグの関係が頭に入るまでノートに何度も箱の図を書いて、自分の覚えの悪さに落ち込みました。

あなたも、中継でナ・リーグ西地区と聞いて、どの球団のことか一瞬止まってしまった経験はないでしょうか?

MLBのシーズンの流れ(開幕〜ワールドシリーズ)

3月25日開幕、9月27日最終日、9月29日ポストシーズン開始の年表
2026年の米国現地日付。短期決戦はポストシーズンで、間隔は模式的です。出典:MLB公式日程、2026年10月23日確認。

2026年の日程は、2月のオープン戦から、最長で10月31日のワールドシリーズ第7戦まで続きます。

MLB公式の2026年シーズン情報とポストシーズンの公式日程から、主な日付を表にしました。日付は米国現地の表記です。

時期(2026年)出来事
2月20日〜3月24日オープン戦期間(キャンプ入りは球団別)
3月25日レギュラーシーズン開幕
7月14日オールスターゲーム
9月27日レギュラーシーズン最終日
9月29日〜10月31日ポストシーズン(最長の予定)

MLB機構の2026年の日程発表によると、開幕戦は3月25日のジャイアンツ対ヤンキースで、14試合がそろう伝統の開幕日は3月26日でした。

ポストシーズンの仕組みは、MLB.comのポストシーズンの解説によると次のとおりです。

各リーグから地区優勝の3チームと、地区優勝以外で勝率の高い3チーム(ワイルドカード)の計6チームが進みます。

1位と2位のシードは最初のワイルドカードシリーズ(3試合制)を戦わずに、地区シリーズ(5試合制)から登場します。

その先のリーグ優勝決定シリーズとワールドシリーズは、MLB公式の2026年の日程でも最大7試合ずつが組まれています。

2026年のリーグ優勝決定シリーズには、ナ・リーグからドジャースとブルワーズ、ア・リーグからガーディアンズとレイズが進みました。

公式日程では、ワールドシリーズは現地10月23日から、必要な場合の第7戦が10月31日までという枠に置かれています。

162試合の意味がはっきり見える場面も、2026年にありました。

MLB公式の2026年の順位表では、ヤンキースは93勝68敗で、ア・リーグ中地区で優勝したガーディアンズの85勝77敗や、西地区で優勝したアストロズの81勝81敗より多く勝っています。

それでもヤンキースは地区2位だったため、ワイルドカードシリーズから戦うことになりました。

MLB.comの解説も、ワイルドカードのチームが地区優勝のチームより好成績でも「関係ない」として、地区優勝のチームを上のシード(トーナメントで有利な位置)に置くと明記しています。

162試合は、ただ勝ち星を積む長さではなく、同じ地区の5球団の中で一番になるための長い戦いなんですね。

筆者は、勝率5割ちょうどのアストロズが地区優勝した数字を見て、思わず二度見してしまいました!

私たちファンも、93勝しても安心できないこの仕組みを知ると、9月の地区争いから目が離せなくなりますよね。

ア・リーグとナ・リーグの違い

1973年ア・リーグDH、2022年両リーグDH、2023年全球団対戦の年表
2022年はDHが両リーグ共通の恒久制度になった年。2020年の一時的な特例は本文で補足しています。出典:MLB公式用語集・2023年日程発表、2026年10月23日確認。

ア・リーグとナ・リーグの一番大きな違いだった指名打者(DH)の制度は、今は両リーグで同じです。

MLB公式の用語集の指名打者の項目によると、ア・リーグは1973年にDHを取り入れ、ナ・リーグは2022年からの労使協定で取り入れました。

2020年に両リーグでDHを使った特例はありましたが、2021年のナ・リーグは再び原則として投手も打席に立つ形でした。

恒久的に両リーグ共通となる前は、球場によって投手交代や代打の作戦が変わっていたわけです。

同じ項目によると、2022年からは、先発投手が自分で打つ場合に「投手」と「打者」を別の2人として扱う形に改められ、投手を降りても指名打者として打席に立ち続けられるようになりました。

投げて打つ大谷さんにとって、大きな意味のある改正でした。

では、MLBのインターリーグとは何でしょうか?

インターリーグとは、ア・リーグとナ・リーグの球団どうしが戦う公式戦のことです。

MLB機構の2023年の日程発表によると、インターリーグは1997年に始まり、2023年からは1球団あたり年間46試合に増えて、全30球団が少なくとも1カードずつ対戦する形になりました。

2026年ドジャースの公式日程を集計すると、インターリーグは48試合でした。

46試合は2023年当初の配分で、現在の年間配分として固定しないようにしましょう。

ワールドシリーズで本拠地を多く使えるチームも、リーグに関係なく、レギュラーシーズンの成績が良いほうだとMLB.comの解説にあります。

違いがなくなった今、MLBのナショナル・リーグとアメリカン・リーグを分けているのは、主に「どの地区で、誰と順位を争うか」という所属の違いです。

大谷さんは2023年までア・リーグのエンゼルス、2024年からはナ・リーグのドジャースで戦っていて、MLB公式のデータの年別成績でも所属の切り替わりが確かめられます。

筆者は、DHの話を調べ直して、制度が変わるたびに大谷さんの挑戦の形も少しずつ変わってきたんだと気づき、胸の奥がじんとしました。

あなたも、エンゼルス時代とドジャース時代で、対戦相手の顔ぶれががらりと変わったと感じた方も多いのではないでしょうか?

MLBのチーム一覧(30球団の表)

2026年のブルワーズ103勝、ドジャース100勝、レイズ98勝、ロッキーズ58勝を比べた棒
上位3球団と最少勝利の球団を比較。棒は勝利数に比例します。出典:MLB公式2026年順位表、2026年10月23日確認。

MLBのチーム一覧を、リーグと地区ごとに、2026年のレギュラーシーズンの成績と一緒にまとめました。

成績と地区順位はMLB公式の順位表、本拠地の都市はMLB公式の球団一覧のデータによるもので、2026年10月23日時点の内容です。

リーグ・地区球団本拠地の都市2026年の成績地区順位
ア・リーグ東地区レイズセントピーターズバーグ98勝64敗1位(ポストシーズン)
ア・リーグ東地区ヤンキースニューヨーク93勝68敗2位(ポストシーズン)
ア・リーグ東地区レッドソックスボストン87勝75敗3位(ポストシーズン)
ア・リーグ東地区オリオールズボルチモア79勝82敗4位
ア・リーグ東地区ブルージェイズトロント79勝83敗5位
ア・リーグ中地区ガーディアンズクリーブランド85勝77敗1位(ポストシーズン)
ア・リーグ中地区ホワイトソックスシカゴ84勝78敗2位(ポストシーズン)
ア・リーグ中地区ツインズミネアポリス77勝85敗3位
ア・リーグ中地区タイガースデトロイト76勝86敗4位
ア・リーグ中地区ロイヤルズカンザスシティ69勝93敗5位
ア・リーグ西地区アストロズヒューストン81勝81敗1位(ポストシーズン)
ア・リーグ西地区レンジャーズアーリントン80勝82敗2位
ア・リーグ西地区マリナーズシアトル76勝86敗3位
ア・リーグ西地区アスレチックスサクラメント64勝98敗4位
ア・リーグ西地区エンゼルスアナハイム62勝100敗5位
ナ・リーグ東地区ブレーブスアトランタ94勝68敗1位(ポストシーズン)
ナ・リーグ東地区フィリーズフィラデルフィア88勝74敗2位(ポストシーズン)
ナ・リーグ東地区マーリンズマイアミ80勝82敗3位
ナ・リーグ東地区ナショナルズワシントン77勝85敗4位
ナ・リーグ東地区メッツニューヨーク74勝88敗5位
ナ・リーグ中地区ブルワーズミルウォーキー103勝59敗1位(ポストシーズン)
ナ・リーグ中地区カブスシカゴ89勝73敗2位(ポストシーズン)
ナ・リーグ中地区パイレーツピッツバーグ82勝80敗3位
ナ・リーグ中地区カージナルスセントルイス77勝85敗4位
ナ・リーグ中地区レッズシンシナティ75勝87敗5位
ナ・リーグ西地区ドジャースロサンゼルス100勝62敗1位(ポストシーズン)
ナ・リーグ西地区パドレスサンディエゴ91勝71敗2位(ポストシーズン)
ナ・リーグ西地区ダイヤモンドバックスフェニックス86勝76敗3位
ナ・リーグ西地区ジャイアンツサンフランシスコ65勝97敗4位
ナ・リーグ西地区ロッキーズデンバー58勝104敗5位

表のとおり、MLBの球団は、同じ都市に2つある所もあります。

ニューヨークにはヤンキースとメッツ、シカゴにはカブスとホワイトソックスがあり、ロサンゼルスの近くにはドジャースとエンゼルスがあります。

ヤンキースとオリオールズが161試合で終わっているのは、最終日9月27日の両チームの試合が雨で中止になったためです。

30球団で一番多く勝ったのはブルワーズの103勝で、ドジャースの100勝は全体で2番目でした。

筆者は夜にパソコンで順位表を一行ずつ打ち込んでいて、大谷さんが6年過ごしたエンゼルスが100敗した行で手が止まり、なんだか少しさみしい気持ちになりました。

あなたも、表の中に名前だけは聞いたことがあるMLBのチームを、いくつか見つけませんでしたか?

初心者が最初に覚えること

延長戦の自動走者は通常シーズンに適用し、短期決戦には適用しない分岐図
延長の回の開始時の配置です。短期決戦はポストシーズンを指します。出典:MLB公式ポストシーズンFAQ、2026年10月23日確認。

MLBを見始めた方が、最初に覚えておくと楽になることを4つにしぼりました。

1つ目は、順位は「勝率」と「ゲーム差」で見ることです。

162試合を戦っても、中止の試合で試合数がそろわないことがあるので、勝ち数より勝率が基準になります。

順位表の読み方はMLBの順位表の見方の記事で整理しています。

2つ目は、地区で1位になる価値です。

先ほどのヤンキースのように、地区優勝できるかどうかで、10月の戦い方がまったく変わります。

シードの決まり方はMLBのポストシーズンの仕組みの記事にまとめています。

3つ目は、2026年に始まった新しい判定の仕組みです。

MLBの導入発表によると、ボールとストライクの判定を機械で再確認するABSチャレンジが2026年から始まりました。

各チームは2回分の権利で開始し、成功すれば回数を維持、失敗すると1回分を失います。

実際に申し立てられる総回数が2回までという意味ではありません。

4つ目は、延長のルールがレギュラーシーズンとポストシーズンで違うことです。

MLB公式のポストシーズン解説によると、延長の回を二塁に走者を置いて始める決まりは、ポストシーズンでは使われません。

この4つを押さえておけば、中継の実況で出てくる言葉の多くが、すっと耳に入ってくるはずです。

筆者は、ルールを覚えるたびに試合の見え方が一段ずつ深くなっていくのが、野球のいちばん楽しいところだと思っています!

私たちファンも、最初は大谷さんの打席だけを見ていたのに、気づけば相手チームの順位まで気になっていますよね。

公式の順位表とポストシーズンの解説を踏まえ、読者が感じる驚きをネットの声の形式で代弁すると、こんな言葉になります。

「93勝したヤンキースより、81勝のアストロズのほうがシードが上なんて驚いた」

「地区の仕組みが分かったら、9月の試合が急に面白くなった」

「大谷さんがきっかけで、30球団の名前を全部言えるようになったのがちょっと誇らしい」

特定の投稿の引用ではありませんが、仕組みが分かると観戦が面白くなる感覚は、筆者がこの記事を書いた理由そのものです。

よくある質問

MLBのチーム数は全部で何球団ですか?

30球団です。

ア・リーグとナ・リーグに15球団ずつで、それぞれ東・中・西の3地区に5球団ずつ入っています。

ア・リーグとナ・リーグの違いは何ですか?

2022年からは指名打者の制度も同じになり、今の主な違いは、どの地区で順位を争うかという所属の違いです。

MLBのインターリーグとは何ですか?

ア・リーグとナ・リーグの球団どうしが戦う公式戦で、1997年に始まりました。

全球団対戦が始まった2023年当初は46試合で、2026年ドジャースの公式日程では48試合です。

ポストシーズンには何チームが進めますか?

各リーグ6チーム、計12チームです。

2026年10月時点の仕組みでは、地区優勝の3チームとワイルドカードの3チームが各リーグから進みます。

エリカのひとこと

MLBを見始めたころの筆者は、地区の名前を聞くだけで頭がこんがらがっていました。

でも仕組みが分かってくると、一つの勝ち負けが、地区の順位にも、10月の行き先にもつながっていると気づきました。

30球団の地図が頭に入った日から、大谷さんの1打席の重みが、少し違って見えるようになったんです!

まとめ

MLBは30球団が、ア・リーグとナ・リーグの2リーグ、東・中・西の6地区に分かれて戦うリーグです。

2026年は3月25日に開幕し、原則162試合のレギュラーシーズンを終えたあと、各リーグ6チームの計12チームがポストシーズンに進みました。

DHが両リーグ共通になった今、2つのリーグの違いは主に所属の違いで、地区で1位になることが10月への一番の近道です。

地図が頭に入ると、1試合の勝ち負けが、ぐっと立体的に見えてきます。

打率やOPSなど、中継で出てくる数字の読み方は野球の成績の見方ガイドにまとめています。

リーグの仕組みがつながったら、次は野球を誰と、どこで楽しむかも考えたくなります。

そんな入口から紹介したいのが、大谷一本【日米野球】の【緊急】なぜWBCテレビ放送なし?放映権独占の真相…大谷翔平『家族みんなで見てほしい』おじいちゃんと見る最後のWBCが奪われた悲劇という題名の動画です。

筆者は、このタイトルを見ると、ルールを覚えることと同じくらい、見られる場所があることも観戦の入口なのだと感じます。

動画タイトルは紹介のためにそのまま記載したもので、その中の発言や放送条件をこの記事で確認したという意味ではありません。

あなたも、大きな試合ほど誰かと一緒に声を上げたくなることがありませんか?

30球団の地図を覚えたあとに、自分なりの観戦の楽しみ方を考えるきっかけにしてみてください!

▶ 大谷一本【日米野球】 https://www.youtube.com/@OHTANI-IPPON/

やさしく解説、30球団、MLBの仕組み

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この記事を書いた人

エリカ(ペンネーム)。Tiramisù Box で、大谷翔平さんとMLBの記事の語り手を担当しています。試合日程・ルール・記録の数字を、野球に詳しくない人にも分かる言葉で届けるのが役目です。記事の作り方は「編集方針」のページをご覧ください。最近は、大谷翔平さんの挑戦や人柄を伝えるYouTubeチャンネル大谷一本【日米野球】も楽しんでいます。

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