佐々木朗希の球種と球速|フォーク・最速165キロと2026年の変化

やさしく解説、4球種、佐々木朗希の球種
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佐々木朗希さんが2026年のレギュラーシーズンに投げた球種は、4シーム・スプリット・スライダー・フォークの4つです。

速球の平均は97.9マイル、日本の単位で約157.5キロです。

日本時代の2023年4月28日には、日本人最速タイの165キロを記録しています。

この記事では、登板記録の投球データを集計した球種×球速の表をもとに、フォークの特徴と2026年の変化、打者の反応までが分かります。

「佐々木さんって、フォークの投手じゃなかったの?」

実は2026年の佐々木さんは、落ちる球の主役をシーズンの途中で入れ替えていました!

目次

佐々木朗希の球種の一覧(2026年10月25日時点)

スプリット29.2%とフォーク7.2%を合わせると36.4%になる図
2026年レギュラーシーズン2100球中の割合。面積は割合を示しません。出典:MLB公式投球記録の集計、2026年10月25日確認。

2026年10月25日時点で、MLB公式のデータ(Stats API)にある26試合の登板記録をもとに、1球ずつの投球データを集計しました。

レギュラーシーズンに投げた2100球を、MLB公式の球種の分類ごとに数えると次のとおりです。

球種(MLB公式の分類)投げた数割合平均球速最速
4シーム(速球)881球42.0%97.9マイル(約157.5キロ)101.8マイル(約163.8キロ)
スプリット613球29.2%90.2マイル(約145.2キロ)94.7マイル(約152.4キロ)
スライダー454球21.6%86.6マイル(約139.4キロ)91.6マイル(約147.4キロ)
フォーク152球7.2%85.3マイル(約137.3キロ)88.3マイル(約142.1キロ)
合計2100球100%ー101.8マイル(約163.8キロ)

割合で見ると、4シームが4割強で軸になり、スプリットとスライダーがそれに続く形です。

なお、MLB公式の球種別の集計では、スライダーが454球、フォークが152球(7.2%)で、今回の1球ごとの集計と一致しています。

過去に取得した記録と分類が変わることがあるため、この表は2026年10月25日に取り直したデータでそろえました。

4シームは、ボールの縫い目が1回転で4回見える握りの、いわゆる「まっすぐ」のことです。

スプリットとフォークはどちらも指で挟んで落とす球で、スライダーは利き腕と反対の方向へ横に曲がる球です。

前の年の2025年は、2025年の登板記録を同じように集計すると、4シームが49.9%、フォークが33.5%、スイーパー(大きく横に曲がるスライダー)が16.3%でした。

つまり1年で、フォーク中心の投手から、スプリット中心の投手へと中身が入れ替わったことになります。

「フォークの佐々木さん」というイメージのまま表を開いたので、フォークがわずか7%台と知った時は目を疑いました!

あなたも、中継の球種表示に「スプリット」と「フォーク」が並んで出てきて、同じ球なのか迷ったことはないでしょうか?

佐々木朗希の球速(最速と平均)

2023年4月165キロ、2025年3月161.7キロ、2026年10月164.3キロの年表
順に日本公式戦、MLB初登板、MLB確認最速の場面。高さや間隔は球速差を示しません。出典:パ・リーグ.com・MLB公式、2026年10月25日確認。

佐々木さんの公式戦での最速は、ロッテ時代の2023年4月28日、京セラドームでのオリックス戦で記録した165キロです。

パ・リーグ公式サイトの記事によると、同点の5回、杉本裕太郎さんへの初球が165キロを計測し、大谷翔平さんが日本ハム時代の2016年に記録した日本選手最速に並びました。

Full-Countの記事も、この日はその後も165キロを投げたと伝えています。

メジャーに移ってからの最速は、試合ごとの投球記録から拾うと次のとおりです。

日付試合最速記録の場所
2023年4月28日ロッテ対オリックス(日本)165キロパ・リーグ公式・報道
2025年3月19日カブス戦(東京ドーム・メジャー初登板)100.5マイル(約161.7キロ)MLB公式の投球記録
2026年7月17日ヤンキース戦101.8マイル(約163.8キロ)MLB公式の投球記録
2026年10月4日地区シリーズ第2戦・ブレーブス戦102.1マイル(約164.3キロ)MLB公式の投球記録

メジャー初登板となった2025年3月19日の東京ドームでの投球記録では、最速100.5マイル、約161.7キロを計測しています。

2026年のレギュラーシーズンでは、7月17日のヤンキース戦の投球記録にある101.8マイル、約163.8キロが一番速い球でした。

そして2026年10月25日時点で今季一番速い102.1マイル、約164.3キロは、10月4日の地区シリーズ第2戦の投球記録に残っています。

平均で見ても、4シームは2025年の96.1マイル、約154.7キロから、2026年は97.9マイル、約157.5キロへと上がりました。

試合ごとの最速を並べると、2026年に初めて100マイル、約160.9キロを超えたのは5月30日のフィリーズ戦です。

そこから8月19日のロッキーズ戦までの13試合のうち、12試合で最速が100マイルを超えていて、夏に向けて球速が一段上がったことが分かります。

マイルをキロに直す時は、1マイル=約1.609キロで計算します。

休日の朝、コーヒーを片手に試合ごとの最速を表計算ソフトに並べていたら、気づけばお昼を過ぎていました。

100の数字が夏の欄にずらりと並んだ瞬間、思わず「よしっ」と声が出てしまいました!

私たちファンも、中継の球速表示を見るたびに、頭の中でマイルをキロに直そうとして指が止まりますよね。

佐々木朗希のフォークの特徴

フォークの平均毎分603回という低回転から揺れる動きと制球の難しさへつながる図
平均回転数は2026年レギュラーシーズン。動きと制球の説明はMLB.comの5月17日記事に基づきます。2026年10月25日確認。

佐々木さんのフォークは、指を大きく広げてボールを挟み、回転をほとんどかけずに落とす球です。

MLB.comの5月17日の記事は、このフォークを回転数がとても少ないためにナックルボールのような動きをする珍しい球と紹介し、メジャーでフォークに分類される投手は佐々木さんと千賀滉大さんくらいだと伝えています。

投球データの集計でも、2026年のフォークの平均回転数は毎分603回で、4シームの毎分2283回の4分の1ほどしかありません。

2025年のフォークは、平均84.9マイルで毎分492回と、さらに回転の少ない球でした。

回転が少ないと動きが一定にならず、右にも左にも揺れながら落ちるため、打者にとってはどこへ来るか読みにくい球になります。

一方で同じ記事は、動きが読みにくい分だけ佐々木さん自身も狙った場所へ投げるのに苦労していて、制球の乱れがメジャーでの一番の課題だったとも書いています。

2026年は使い方も変わり、4月25日より前の4試合では投球の31.2%がフォークだったのに対し、それ以降は2.6%まで減りました。

MLB.comの同じ記事によると、記事が出た時点で直近の2試合に投げたフォーク20球のうち18球は、打者を追い込んだ有利なカウントで投げたものです。

フォークは、ここぞの場面だけで抜く「とっておきの1球」に役割を変えたといえます。

筆者は前職の記者時代、伝統工芸の工房を取材したことがあり、職人さんから、同じ形を二度作れない物ほど扱う側の腕が問われると聞いて、その言葉がずっと胸に残っています。

揺れながら落ちる佐々木さんのフォークにも、そんな一点物の怖さと難しさを感じて、ワクワクしてしまいます!

あなたも、得意だったはずのやり方が、場所が変わった途端に通じなくなった経験はないでしょうか?

佐々木朗希の2026年の変化

4月19日までのフォーク31.2%から25日の導入を経てスプリット34.8%に至る図
2026年の前半4試合340球と4月25日以降22試合1760球。割合の分母はそれぞれの期間の全投球です。出典:MLB公式投球記録、2026年10月25日確認。

2026年の一番大きな変化は、4月25日のカブス戦で新しいスプリットを投げ始めたことです。

この試合の投球記録では、佐々木さんは99球のうち48球をスプリットにして、フォークは1球も投げていません。

MLB.comの記事は、このスプリットをフォークより握りの幅を狭くし、ボールの向きを変えて投げる球だと説明しています。

さらに、ロッテ時代や2023年のWBCで投げていた速いスプリットに近い球で、日本での原点に戻った形だとも書いています。

投球データを集計すると、スプリットは平均90.2マイル、約145.2キロで、フォークより5マイル近く速く、回転数は毎分916回とフォークの約1.5倍でした。

4月25日を境に、投球の中身は次のように変わっています。

期間試合投球数4シームスプリットスライダーフォーク4シームの平均回転数
3月30日〜4月19日4340球44.4%0%24.4%31.2%毎分2132回
4月25日〜9月27日221760球41.5%34.8%21.1%2.6%毎分2314回

目を引くのは、落ちる球だけでなく、4シームの回転数も毎分2132回から2314回へと増えていることです。

2025年の4シームの平均回転数は毎分2085回だったので、1年でおよそ200回増えた計算になります。

数字が大きい球速に目を奪われがちですが、2026年の佐々木さんは、速さと一緒にボールの回転そのものを作り変えた1年でした。

その成果が出たのが夏で、7月8日のロッキーズ戦から8月19日のロッキーズ戦までの7試合は、41回を投げて自責点12、防御率2.63でした。

その後は8月26日のブレーブス戦で3回1/3で降板し、公式の選手登録の記録では翌27日に右手中指のまめで15日間の故障者リストに入っています。

9月21日に復帰してからは救援に回り、9月の3試合を無失点に抑えました。

2026年のポストシーズンの登板記録では、10月4日と12日は無失点、14日は1失点でした。

ここまでの投球数や割合の表は、ポストシーズンを含まないレギュラーシーズンの集計です。

成績と役割の変化は、佐々木朗希の成績2026の記事で月別に整理しています。

筆者は、この表の回転数の列を見た瞬間、思わず二度見しました!

速くなっただけでなく、ボールの中身まで変えていたと知って、投手という仕事の奥深さにあらためて驚かされます。

私たちファンも、球速表示の大きな数字ばかり追いかけて、その裏の小さな工夫を見落としてしまいがちですよね。

佐々木朗希の球種と打者からの評価

スプリット51三振とほかの3球種72三振を合わせ123三振となる図
2026年レギュラーシーズンの決め球別。ほかの3球種は4シーム34、スライダー28、フォーク10。面積に数量の意味はありません。出典:MLB公式投球記録、2026年10月25日確認。

打者との勝負でどの球が結果につながったかは、三振を奪った最後の1球や空振りの多さから見ていきます。

2026年のレギュラーシーズンの123個の三振を、決め球の球種ごとに数えると次のとおりです。

球種三振の決め球空振り率(スイングのうち空振り)打たれた本塁打
スプリット51個34.1%4本
4シーム34個16.1%12本
スライダー28個38.5%4本
フォーク10個29.9%2本
合計123個ー22本

空振り率は空振り数をスイング数で割った割合で、見逃しは分母に含めていません。

この集計ではファウルチップをスイングに含め、空振りには含めていないため、集計サイトの定義によって差が出る場合があります。

三振の決め球で一番多かったのはスプリットの51個で、全体の4割を超えています。

空振り率はスライダーが38.5%で一番高く、スプリットは34.1%、フォークは29.9%でした。

反対に、一番速い4シームは空振り率が16.1%にとどまり、打たれた本塁打22本のうち12本が4シームでした。

MLB.comのメッツ戦の記事によると、7月24日のメッツ戦で佐々木さんは7回1失点・9奪三振に抑え、空振りは自己最多の21回で、その多くがスプリットでした。

記事の中で、メッツのアンディ・グリーン監督は、低めの球に手を出したら苦しくなると分かっていても、スプリットを見極めるのが難しかったという趣旨を話しています。

7月30日のマリナーズ戦の記事でも、空振り18回のうち9回がスプリットで、7個の三振のうち4個をスプリットで奪ったと伝えています。

同じ記事では、3巡目に入ったマリナーズ打線が初球のストライクから積極的に振ってきたという捕手のラッシングさんの見方も紹介されていて、打者も対策を重ねていたことが分かります。

この集計では、三振の決め球としてスプリットが最も多くなりました。

打者の心理を数字だけで決めることはできませんが、試合後の談話も合わせると、落ちる球の見極めが課題になっていたことが伝わります。

筆者は、165キロの持ち主の一番の決め球がまっすぐではなかったことに、少し悔しいような、誇らしいような気持ちになりました。

みなさんの一番の武器も、周りが認めてくれたのは別のところだった、ということはありませんでしたか?

関連報道で見られる驚きや応援の傾向を、読者目線で代弁すると次のようになります。

「165キロを軽く投げているように見えるのが信じられない」

「スプリットとフォークを投げ分けてるの、中継で言われるまで気づかなかった」

「日本で日本人最速を出した投手が、メジャーで落ちる球を作り直しているのが誇らしい」

驚く声も誇らしく思う声も、その根っこには「この投手の完成形を見てみたい」という期待があると感じて、筆者も同じ気持ちでうなずきました。

よくある質問

佐々木朗希の球種は何種類ですか?

2026年10月時点で、レギュラーシーズンに投げたのは4シーム・スプリット・スライダー・フォークの4種類です。

割合は4シームが42.0%で一番多く、スプリットが29.2%で続きます。

佐々木朗希の最速は何キロですか?

日本では2023年4月28日の165キロ、メジャーでは2026年10月25日時点で、同年10月4日の地区シリーズ第2戦の102.1マイル、約164.3キロが最速です。

フォークとスプリットは何が違いますか?

どちらも挟んで落とす球ですが、佐々木さんの場合はフォークが遅くて回転が少なく、スプリットは約5マイル速くて回転も多い球です。

佐々木朗希が一番三振を奪った球は何ですか?

2026年のレギュラーシーズンでは、123個の三振のうち51個をスプリットで奪いました。

エリカのひとこと

165キロという数字はもちろんすごいのですが、表を作ってみて胸に残ったのは、シーズンの途中で武器を作り直した勇気のほうでした。

うまくいっていない時に、慣れたやり方を手放すのは本当に怖いことです。

来年のマウンドで、あのスプリットがどこまで磨かれているのか、開幕の初球から目を凝らすつもりです!

まとめ

佐々木朗希さんの2026年の球種は、4シーム・スプリット・スライダー・フォークの4つでした。

4シームの平均は約157.5キロに上がり、最速は日本で165キロ、メジャーでは2026年10月25日時点で約164.3キロです。

4月25日から新しいスプリットを投げ始め、フォークは追い込んでから使う球に変わりました。

速さの次に磨いたのは、回転と落ち方でした。

球速の表を見る日が来たら、その裏の回転数にも少しだけ目を向けてみてください。

日本時代の伝説の試合は佐々木朗希の完全試合の記事、ほかの日本人選手の成績は日本人メジャーリーガー総まとめで読めます。

大谷翔平さんとドジャースの情報は、大谷翔平とMLBの総合ガイドからたどれます。

球種の表を作りながら、2023年のWBCで速いスプリットを投げていた頃の佐々木さんを、ふと思い出しました!

そこで見返したのが、YouTubeチャンネル「大谷一本【日米野球】」の「【2026年WBC】大谷翔平参戦!ドジャーストリオで日本を世界一へ【侍ジャパン 山本由伸 佐々木郎希 プロ野球】」です。

題名の「ドジャーストリオで日本を世界一へ」という一言から、公開当時の大会へ向けた期待が伝わってきます。

2026年WBCはすでに終了しているため、この動画は今後の出場予定の案内としてではなく、当時の盛り上がりを振り返る1本として紹介しています。

侍ジャパンと日本人メジャーリーガーを一緒に応援したい方に、おすすめしたい1本です!

▶ 大谷一本【日米野球】 https://www.youtube.com/@OHTANI-IPPON/

やさしく解説、4球種、佐々木朗希の球種

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この記事を書いた人

エリカ(ペンネーム)。Tiramisù Box で、大谷翔平さんとMLBの記事の語り手を担当しています。試合日程・ルール・記録の数字を、野球に詳しくない人にも分かる言葉で届けるのが役目です。記事の作り方は「編集方針」のページをご覧ください。最近は、大谷翔平さんの挑戦や人柄を伝えるYouTubeチャンネル大谷一本【日米野球】も楽しんでいます。

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