今朝7時、MLBのトレード期限が締め切られました。
ところが、です。
この期限の朝にいちばん大きく動き出した投手は、トレードでは獲得できない選手でした。
大谷翔平さんです。
「え、大谷さんが動くってどういうこと?」
そう思ったあなたと一緒に、今朝までに分かったことを順番にやさしく整理していきますね。
大谷翔平の投手復帰プラン|マイナー登板ゼロで9月中旬からメジャー実戦へ
まず、いちばん知りたい結論からお伝えします。
報道によると、ロバーツ監督が大谷さんの投手復帰までの青写真を明かしました。
ポイントは3つです。
1つ目、マイナーでのリハビリ登板は行わない方向であること。
2つ目、9月中旬からメジャーの実戦で登板を重ねていくプランであること。
3つ目、昨年と似た形、つまり短いイニングから徐々に伸ばしていく段階式であることです。
監督は「マイナーで十分なリハビリ登板を行う余裕はない。昨年と似たような形になると思う。9月中旬になれば、もっとはっきり見えてくるだろう」という趣旨を語ったと伝えられています(サンケイスポーツ・中日スポーツの報道より)。
正直、この見出しを読んだ瞬間、筆者は肩の力がふっと抜けました。
「で、結局いつ投げるの?」
この1ヶ月、あなたも同じ言葉で何度も検索しませんでしたか?
白紙、様子見、日々判断。
そんな言葉が続いたあとに、初めて「9月中旬」という具体的な地図が出てきたのです。
断言ではなく、あくまで現時点のプランです。
それでも、地図があるのとないのとでは、待つ側の気持ちがまるで違いますよね。
大谷翔平はシカゴでキャッチボール再開へ|左膝と沈黙の1ヶ月を整理
「そもそも、なんで投げていなかったんだっけ?」
ここで一度、経緯をやさしく振り返ります。
大谷さんは左膝の炎症の影響で、投手としての実戦登板から約1ヶ月遠ざかっています。
投球練習そのものも止めていて、報道によると、キャッチボールはおよそ2週間ぶりの再開になるとのことです。
そして今回の遠征です。
報道によると、今日から始まるシカゴ遠征中に、大谷さんはキャッチボールを再開する見通しです。
キャッチボールと聞くと、地味に感じるかもしれません。
でも、順番はこうです。
キャッチボールで肩と肘を起こし、ブルペンでマウンドの感覚を戻し、打者相手の投球を挟んで、実戦へ。
つまりキャッチボールの再開は、復帰への一歩目が「実際に踏み出された」という合図なんです。
筆者は前職で記者をしていた頃、ケガからの復帰を焦って長引かせてしまう選手を何人も取材しました。
だからこそ、球団が「打つ大谷さん」を止めずに「投げる大谷さん」だけを丁寧に待たせているこの進め方には、むしろ安心しています。
実際、打撃には支障が出ていないという趣旨をロバーツ監督が語ったと報じられていて、ポストシーズンでの登板回避についても「選択肢にはなっていない」という趣旨だったと伝えられています(スポニチアネックスの報道より)。
あなたにも、ブランク明けの初日に妙に緊張した経験はないでしょうか?
大谷さんの初日は、今日からのシカゴで静かに始まります。
トレード期限は今朝7時に締め切り|ドジャースの最終盤はどうなった?
さて、今朝の主役だったはずのトレード期限の話です。
けさ、筆者はゴミ出しの帰り道にスマホで締め切りの瞬間を確かめて、玄関の前でしばらく立ち止まってしまいました。
火曜の朝から、心はもうシカゴです。
MLBのトレード期限は、現地8月3日午後6時、日本時間の今朝7時に締め切られました。
ドジャースの答えは、すでにほぼ出ています。
2年連続サイ・ヤング賞左腕、スクーバル投手の獲得です。
こちらは球団が正式発表済みで、詳しくはスクーバル獲得の正式発表をまとめた記事で整理しています。
報道によると、フリードマン編成本部長は、狙いはスクーバル投手ひとりだったという趣旨を語り、メジャーのロースターへの追加補強の可能性は低いとみられていました。
一方で、期限の最終盤には「放出」の話題も出ていました。
報道によると、移籍後負けなしと好投を続けるラウアー投手と、外野のコール選手を放出の候補として検討していると複数の米メディアが伝えていたのです。
この2人は結局、どちらも放出されず残留が決まりました(MLB公式サイトの期限総括より)。
それどころか報道によると、ラウアーさんはこのカブス3連戦の最終戦で先発する予定です。
放出候補と騒がれた左腕が、一転して連敗ストップを託される側に回る。
こういう朝の続きがあるから、ペナントレースは面白いんですよね。
ここで、筆者が少し苦笑いしてしまった話をひとつ。
じつは報道によると、スクーバル投手の獲得には、あすの対戦相手であるカブスも意欲を示していたと伝えられています。
欲しかった投手が、よりによって自分の本拠地で、相手のユニフォームを着てデビューする。
シカゴのファンの複雑な気持ちを想像すると、ちょっと胸がきゅっとなりませんか?
職場に来るはずだった超大物が、ライバル社に入って初仕事の相手が自分たち。
そんな朝の空気を想像してしまいました。
なお、トレード期限の仕組みそのものはトレード期限のやさしい解説記事でまとめています。
今日のカブス戦は5-10で逆転負け|あすはスクーバル初登板、あらためて見どころを整理
ここからは、今日の試合の話です。
ドジャースは今日、敵地リグリー・フィールドでカブスとの3連戦に入り、第1戦は5-10の逆転負けとなりました。
詳しい流れは今日の試合の詳報記事にまとめています。
第1戦の先発は、ドジャースがロブレスキ投手、カブスがボイド投手の左腕同士でした(スポーツナビの試合情報より)。
ロブレスキ投手は7月22日のフィリーズ戦で6回1/3を1失点と好投した一方、直近の7月29日のマリナーズ戦では6回5失点。
若い左腕が、優勝争い中の敵地でどう投げるか。
朝から少しそわそわしていましたが、この日は本塁打を浴びる悔しい結果になりました。
チームの現在地も確認しておきましょう。
ドジャースはこの敗戦で69勝44敗となりましたが、ナ・リーグ西地区の首位は変わりません。
2位Dバックスとの差は9ゲームです(8月4日のスポーツナビ順位表より)。
対するカブスは63勝49敗で、ナ・リーグ中地区の2位につける強敵。
今季の直接対決は、4月の3連戦でドジャースの2勝1敗でした。
本拠地でレッドソックスに3連敗した直後の遠征だけに、ここで流れを断ち切りたいところです。
打線の軸はもちろん大谷さん。
この第1戦でも2安打を放って連続試合安打を7に伸ばすなど、バットは好調をキープしています。
そしてあす、日本時間8月5日の第2戦には、スクーバル投手のドジャース初登板が予定されています。
私たちファンにとって、この3日間は「毎朝起きる理由」が続く3日間になりそうですね。
よくある質問
大谷翔平さんの投手復帰はいつですか?
報道によると、9月中旬からメジャーの実戦で登板を重ねるプランです。
マイナーでのリハビリ登板は行わない方向と伝えられています。
まずはシカゴ遠征中のキャッチボール再開が最初の一歩です。
今日のカブス戦はどうなりましたか?
日本時間8月4日(火)朝に行われ、ドジャースは5-10で敗れました。
会場は敵地シカゴのリグリー・フィールドで、先発はロブレスキ投手でした。
スクーバル投手の初登板はいつですか?
現地8月4日、日本時間8月5日(水)のカブス戦です。
経緯は正式発表の詳報記事にまとめています。
まとめ|期限が締まった朝、いちばん大きな補強はもうクラブハウスにいた
今朝7時、各球団の補強合戦が終わりました。
ドジャースはスクーバル投手という最高のピースを加えてこの朝を迎えましたが、本当の最終ピースは、トレードでは手に入りません。
投げる大谷翔平さんです。
期限が締まった朝、いちばん大きな補強は、もうクラブハウスの中にいました。
キャッチボールという小さな一歩が、9月のマウンドへ、そして10月の景色へつながっていく。
初戦こそ5-10で落としましたが、この遠征には「投げる大谷さん」の再始動という楽しみが残っています。
そう考えると、あすのスクーバル投手の初登板も、いっそう待ち遠しくなってきませんか?
筆者も、あすの朝はそわそわしながら仕事の段取りを前倒しして待つつもりです。
SNSやコメント欄では、こんな趣旨の声が目立ちました。
「9月中旬って具体的な言葉が出ただけで泣きそう」
「マイナー登板なしってことは、それだけ状態を信頼してるってことだよね」
「打つ大谷も投げる大谷も、両方見られる秋が来るのか」
待つ時間は長いですが、待った分だけ、最初の1球は特別になります。
あすもあさっても、全力で応援していきましょう!
ところで最近、筆者はYouTubeチャンネル「大谷一本【日米野球】」で、大谷さんの”初めて”の場面だけを続けて見るのにハマっています。
メジャー初ヒット、初ホームラン、移籍後の初打席。
どの「初めて」の前にも、今回みたいな静かな準備の時間があったんだなと気づいて、キャッチボール再開のニュースがもっと楽しみになりました。
ファンのみなさんなら、「初めて」の瞬間の、あの球場のざわめきが好きな気持ち、きっと分かってもらえますよね。
9月の「復帰初登板」をいい気分で待つ予習として、ぜひどうぞ!
▶ 大谷一本【日米野球】 https://www.youtube.com/@OHTANI-IPPON/
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