鈴木誠也さんは2026年、カブスで143試合に出て打率.270・26本塁打・86打点、OPS.841を記録しました。
2026年レギュラーシーズンは26本塁打。出典:MLB Stats API、2026年10月17日確認。
カブスでの5年通算は113本塁打で、契約が満了するこのオフにフリーエージェントとなる予定です。
この記事では、月別の成績とカブスでの5年間の数字から、鈴木さんの2026年の通信簿とこれからの見通しが分かります。
「開幕に間に合わなかったのに、どうしてキャリア最高の評価なの?」
3月の空白から順番に、1年を追いかけてみました!
鈴木誠也の2026年の成績

2026年10月17日時点で、MLB公式のデータ(Stats API)に載っている鈴木さんのレギュラーシーズン成績は、634打席・545打数147安打・26本塁打・86打点です。
四球は81個、三振は155個で、出塁率は.368、長打率は.473、2つを足したOPSは.841でした。
得点は96で、二塁打も31本を記録しています。
月ごとの波は、月別の公式成績を並べると一目で分かります。
| 月 | 試合 | 打数 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 四球 | 三振 | 打率 | OPS |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 3月 | 0 | 故障者リストで出場なし | |||||||
| 4月 | 18 | 67 | 22 | 5 | 9 | 10 | 19 | .328 | .997 |
| 5月 | 28 | 105 | 20 | 2 | 10 | 10 | 32 | .190 | .551 |
| 6月 | 24 | 89 | 28 | 5 | 20 | 12 | 27 | .315 | .939 |
| 7月 | 23 | 91 | 25 | 6 | 21 | 16 | 28 | .275 | .938 |
| 8月 | 27 | 109 | 33 | 6 | 20 | 17 | 26 | .303 | .957 |
| 9月 | 23 | 84 | 19 | 2 | 6 | 16 | 23 | .226 | .713 |
| 合計 | 143 | 545 | 147 | 26 | 86 | 81 | 155 | .270 | .841 |
5月だけ打率.190と大きく沈みましたが、6月から8月までの3か月は、毎月OPS.930を超えています。
この3か月で17本塁打・61打点を積み上げ、シーズンの数字の大半をここで作ったことが、表から読み取れます。
その勢いを象徴するのが、6月11日の敵地でのロッキーズ戦です。
この試合の公式の打席記録によると、鈴木さんは4回に左翼へ満塁本塁打を放ち、カブスは9対3で勝ちました。
4打数1安打でも、その1本で4点を生んだ試合でした。
ポストシーズンは、試合ごとの公式記録で2試合7打数2安打でした。
カブスは公式の順位表で89勝73敗のナ・リーグ中地区2位となり、ワイルドカードシリーズで敵地のパドレスに0対8、1対4で敗れています。
数字の裏で、筆者が一番心に残っている場面は、開幕前の3月です。
MLB.comの4月11日の記事によると、鈴木さんは3月14日のワールド・ベースボール・クラシック準々決勝ベネズエラ戦で右膝の後十字靱帯を傷め、故障者リストで開幕を迎えました。
同じ記事によると、復帰は4月10日の本拠地リグレー・フィールドでのパイレーツ戦で、5番・右翼で先発して3打数1安打1四球でした。
そこから4月の18試合で打率.328、OPS.997を記録したのですから、出遅れを取り返すような立ち上がりです。
侍ジャパンでのけがを知ったときは心配で胸が詰まりましたが、4月の数字を見て心からほっとしました!
あなたも、シーズン通算の打率だけを見て、この復帰後の1か月を見落としていなかったでしょうか?
鈴木誠也のカブスでの5年間

鈴木さんは2022年3月、広島東洋カープから日本の球団が認めてメジャーの球団と交渉できるポスティングでカブスに移り、MLB.comの2022年3月19日の記事のとおり、5年総額8,500万ドルの契約を結びました。
同じ記事によると、カープへの譲渡金1,462万5,000ドルを含めた総額は9,962万5,000ドルで、日本から移った野手として史上最大の契約でした。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 契約金 | 500万ドル |
| 2022年の年俸 | 700万ドル |
| 2023年の年俸 | 1,700万ドル |
| 2024年の年俸 | 2,000万ドル |
| 2025年の年俸 | 1,800万ドル |
| 2026年の年俸 | 1,800万ドル |
| 5年の総額 | 8,500万ドル |
同じ記事は、契約にトレードを拒否できる条項が付いていたことも伝えています。
5年間の成績は、年度別の公式成績にまとまっています。
| 年 | 試合 | 打席 | 打率 | 本塁打 | 打点 | OPS |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2022年 | 111 | 446 | .262 | 14 | 46 | .769 |
| 2023年 | 138 | 583 | .285 | 20 | 74 | .842 |
| 2024年 | 132 | 585 | .283 | 21 | 73 | .848 |
| 2025年 | 151 | 651 | .245 | 32 | 103 | .804 |
| 2026年 | 143 | 634 | .270 | 26 | 86 | .841 |
| 5年の合計 | 675 | 2,899 | – | 113 | 382 | – |
本塁打は14本から始まって、20本、21本、32本、26本と、2年目からは毎年20本を超えました。
OPSも2年目からは毎年.800を超えていて、毎年、打線の中で長打を期待される水準を保ったことが分かります。
2025年の32本塁打・103打点は、5年間で最も多い数字です。
筆者は前職の経済メディアで、長く同じ会社で結果を出し続ける人の特集を担当したことがあります。
派手な1年より毎年ちゃんと仕事をすることの方がずっと難しいと学んだので、この表の安定ぶりにはしみじみ感動しました!
転職先で5年間、毎年きちんと結果を出し続ける難しさは、働く私たちなら身に染みて分かりますよね。
鈴木誠也のFAと今後

5年契約は2026年で終わり、鈴木さんはこのオフにフリーエージェントになります。
MLB.comが8月26日に出した今オフのフリーエージェント上位10人のランキングでは、鈴木さんは5位に入りました。
記事は、その時点の114試合でキャリア最高の貢献度を記録していたことや、右翼の守備と強い肩を評価し、外野の候補が少ない年なので4年か5年の契約を得る可能性があると書いています。
一方で、ベースボールチャンネルの10月2日の記事は、カブスが引き留める可能性は低いとするアメリカのメディアの見方を紹介しています。
SPREADの記事によると、カブスの担当記者は、球団は投手陣の立て直しを優先するため、鈴木さんの争奪戦に加わる可能性は低いと分析しました。
2026年10月17日時点で、鈴木さんの来季の所属先は決まっていません。
カブスとの契約の違いや今永昇太さんとの比較は、鈴木誠也と今永昇太のFAの記事で整理しています。
32歳で長打と守備の両方を評価されて市場に出られるのは、選手にとって心強い材料だと筆者は感じます。
ただ、5年間応援してきたシカゴのファンの気持ちを思うと、少しさみしくもなります。
長く勤めた職場を離れるかどうか迷った経験がある方なら、この決断の重さに共感できるのではないでしょうか?
鈴木誠也の守備と打撃の評価

2026年の鈴木さんは、守備の評価が大きく変わった1年でした。
守備の公式記録では、右翼で111試合(先発110試合)を守って失策は2つ、指名打者では30試合に出ています。
SPREADの記事によると、平均よりどれだけ多くアウトを取ったかを表す指標OAAは+5で、右翼手ではナ・リーグ2位でした。
ベースボールチャンネルの記事も、日本で何度もゴールデン・グラブ賞に輝きながらメジャーでは課題とされてきた守備が、今季は右翼で向上したというアメリカのメディアの評価を伝えています。
打撃は、投手の左右で表情が違います。
左右別の公式成績では、左投手から136打数で打率.309・8本塁打・OPS.966を記録し、右投手からは409打数で打率.257・18本塁打・OPS.797でした。
| 相手の投手 | 打数 | 打率 | 本塁打 | OPS |
|---|---|---|---|---|
| 左投手 | 136 | .309 | 8 | .966 |
| 右投手 | 409 | .257 | 18 | .797 |
81四球と出塁率.368が示すように、ボールを見極める目も5年間でしっかり磨かれてきました。
打ってよし、守ってよしの攻守のバランスが、評価につながった年でした。
打率.270だけなら、安打を打った割合しか見えてきません。
そこへ81四球を重ねたことで、出塁率は.368まで上がり、安打が出ない日にも打線を次へつなぐ仕事をしました。
一方、長打率.473は安打の大きさを反映する数字で、26本塁打と31二塁打が、単打だけでは作れない得点機会を生みます。
出塁率と長打率を足したOPS.841を眺めると、打率だけで一喜一憂していたころとは、鈴木さんの打席の見え方が変わりますね。
筆者は、凡退した打席の後も次の四球まで追いたくなるところに、この5年間の成長を感じています。
筆者はこの守備の数字を見たとき、苦手と言われた場所を自分の武器に変えた姿に、思わずうなってしまいました!
苦手だと言われ続けたことを、何年もかけて得意に変えた経験は、あなたにもないでしょうか?
鈴木誠也の2027年の見どころ

2027年の一番の見どころは、どのユニフォームで開幕を迎えるかです。
MLB.comのランキングどおり複数年の契約を手にできれば、30代半ばまでの居場所が決まる大きな契約になります。
見どころの2つ目は、5月に打率.190と沈んだような長い不振を、どこまで短くできるかです。
3つ目は、右投手との対戦で、OPS.797を左投手相手の.966に近づけられるかどうかです。
4つ目は、2026年に評価が上がった右翼の守備を、2027年も続けられるかです。
6月から8月の3か月で見せたOPS.930超えの打撃を1年通して続けられれば、30本塁打・100打点の年がまた見えてくると筆者は感じています。
新しい舞台がどこになっても、鈴木さんの打席を追いかける楽しみは変わりませんね。
私たちファンも、ストーブリーグのニュースが出るたびに、スマホを握りしめてしまいそうですよね。
関連する報道で取り上げられた見どころを、ファンの気持ちとして代弁すると、こんな声になります!
「WBCのけがから戻って、ここまで打てるとは思わなかった」
「守備がこんなに良くなっていたなんて知らなかった」
「5年間メジャーで中軸を打ち続けた日本人野手として誇らしい」
どの声にも、別れの予感より先に、5年間への感謝がにじんでいるように感じて、筆者も温かい気持ちになりました!
よくある質問
鈴木誠也の2026年の成績はどうでしたか?
143試合で打率.270・26本塁打・86打点、OPS.841でした。
鈴木誠也の年俸はいくらですか?
カブスとの5年総額8,500万ドルの契約で、2026年の年俸は1,800万ドルでした。
鈴木誠也はFAになりますか?
はい、5年契約が2026年で終わるため、このオフにフリーエージェントになります。
鈴木誠也のポジションはどこですか?
2026年は主に右翼で111試合を守り、指名打者でも30試合に出ました。
エリカのひとこと
朝、洗濯機が回る音を聞きながらカブスの敗退を知って、しばらくソファから立ち上がれませんでした。
それでも、けがで始まった1年を26本塁打と守備の高い評価で締めくくった鈴木さんに、筆者は大きな拍手を送りたいです。
カブスに残っても別の球団へ進んでも、あの力強いスイングを追いかけ続けます!
まとめ
鈴木誠也さんの2026年は、143試合で打率.270・26本塁打・86打点、OPS.841でした。
カブスとの5年契約で通算113本塁打を放ち、このオフにフリーエージェントになります。
2027年は、新しい契約と、5月のような不振を短くできるかが見どころです。
5年分の安定こそが、いちばん大きな武器です。
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