今永昇太さんはメジャー3年目の2026年、カブスで32試合に先発し、11勝10敗・防御率3.77・174奪三振を記録しました。
2026年レギュラーシーズンは自己最多の32先発。出典:MLB Stats APIの年度別投手成績、2026年10月17日確認。
32先発と174回1/3はどちらもメジャー移籍後の最多で、1年を通してローテーションを守り抜いたシーズンでした。
この記事では、月別の成績と契約の仕組みから、今永さんの2026年の通信簿と2027年の見どころが分かります。
「防御率3点台後半って、良かったの?
悪かったの?」
その答えを、数字の順にほどいていきましょう!
今永昇太の2026年の成績

2026年10月17日時点で、MLB公式のデータ(Stats API)に載っている今永さんのレギュラーシーズン成績は、32試合すべて先発で11勝10敗、防御率3.77です。
投球回は174回1/3、奪三振は174個、与四球は37個、被本塁打は35本でした。
1イニングあたりに許した走者の数を表すWHIPは1.10、相手打者の打率は.233です。
ナ・リーグの投手の公式ランキングでは、9イニングあたりの与四球1.91が3位、奪三振を与四球で割った数字4.70が5位に入りました。
その一方で、被本塁打35本はナ・リーグで2番目に多い数字です。
つまり今永さんの2026年は四球はほとんど出さないけれど、一発を浴びるという、はっきりした特徴を持ったシーズンでした。
月ごとの波は、月別の公式成績を並べると一目で分かります。
| 月 | 先発 | 勝敗 | 投球回 | 奪三振 | 与四球 | 被本塁打 | 防御率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 3月 | 1 | 0勝1敗 | 5 | 7 | 2 | 1 | 7.20 |
| 4月 | 5 | 2勝1敗 | 29 1/3 | 31 | 7 | 2 | 2.15 |
| 5月 | 6 | 2勝4敗 | 35 2/3 | 31 | 9 | 10 | 5.80 |
| 6月 | 5 | 1勝0敗 | 28 1/3 | 23 | 5 | 7 | 4.13 |
| 7月 | 5 | 2勝3敗 | 29 1/3 | 27 | 6 | 4 | 1.53 |
| 8月 | 5 | 1勝1敗 | 22 2/3 | 29 | 6 | 9 | 5.96 |
| 9月 | 5 | 3勝0敗 | 24 | 26 | 2 | 2 | 2.25 |
| 合計 | 32 | 11勝10敗 | 174 1/3 | 174 | 37 | 35 | 3.77 |
4月・7月・9月は防御率が2点台以下で、5月と8月は5点台後半と、良い月と苦しい月が交互にやってきたことが分かります。
35本の被本塁打のうち19本が5月と8月の2か月に集中していて、ここが年間の防御率を押し上げた一番の理由です。
9月は5試合で3勝0敗、与四球はわずか2個で、シーズンの最後をきれいに締めくくりました。
デイリースポーツの9月17日の記事によると、今永さんは9月16日のブレーブス戦で6回1失点・無四球8奪三振と好投し、この時点でチームトップの11勝目を挙げました。
同じ記事は、9月1日の33歳の誕生日に、肩につくほどの長髪をばっさり切った様子をインスタグラムに投稿していたことも伝えています。
髪を切った9月に負けなしの3勝を挙げた流れには、筆者も思わず笑顔になってしまいました!
チームは公式の順位表で89勝73敗のナ・リーグ中地区2位となり、ワイルドカードでポストシーズンに進みました。
ただ、ワイルドカードシリーズの公式日程のとおり、カブスは敵地サンディエゴでパドレスに0対8、1対4と2連敗し、2試合で敗退しています。
2試合の先発はボイド投手とガウスマン投手で、今永さんは秋のマウンドに立てないままシーズンを終えたのです。
あなたも、防御率の数字だけを見て今年はいまひとつと決めつけていなかったでしょうか?
今永昇太のカブスでの歩み

今永さんは2024年1月11日、横浜DeNAベイスターズからポスティングでカブスに移りました。
MLB.comの1月11日の記事によると、契約は関係者の話として4年で5,300万ドルが保証され、カブスはDeNAに1,000万ドル弱の譲渡金を払いました。
同じ記事は、今永さんがDeNAでの最後の年に148回で防御率2.80・174奪三振を記録し、セ・リーグの奪三振王だったことを紹介しています。
メジャーでの3年間は、年度別の公式成績を並べると流れが見えてきます。
| 年 | 先発 | 勝敗 | 防御率 | 投球回 | 奪三振 | 与四球 | 被本塁打 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2024年 | 29 | 15勝3敗 | 2.91 | 173 1/3 | 174 | 28 | 27 |
| 2025年 | 25 | 9勝8敗 | 3.73 | 144 2/3 | 117 | 26 | 31 |
| 2026年 | 32 | 11勝10敗 | 3.77 | 174 1/3 | 174 | 37 | 35 |
1年目の2024年は15勝3敗・防御率2.91で、公式の選手異動の記録にあるとおり、7月にはナ・リーグのオールスターに選ばれました。
2年目の2025年は5月5日に左太もも裏を痛めて負傷者リストに入り、6月26日に戻るまで約7週間マウンドを離れました。
この年はカブスがポストシーズンに進み、地区シリーズの公式記録では、今永さんは10月6日のブルワーズ戦に先発して2回2/3で4失点と悔しい結果に終わりました。
2025年の地区シリーズの公式日程のとおり、カブスはこのシリーズでブルワーズに2勝3敗で敗れています。
そして3年目の2026年は、投球回と奪三振が1年目とほぼ同じ水準に戻り、先発の数は3年間で一番多くなりました。
筆者は前職の記者時代、海外の職場へ移って2年目に壁にぶつかる人を何人も取材しましたが、3年目にもう一度1年分の仕事をやり切れる人は多くありませんでした。
けがで離脱した翌年に32回も先発のマウンドに立った今永さんの姿には、正直、胸が熱くなりました!
私たちファンも、1年目のまぶしさと比べてしまいがちですが、3年目の休まず投げ続けた1年こそ拍手を送りたいですよね。
今永昇太のFAと契約の仕組み(QO)

今永さんの2026年の年俸は2,202万5,000ドルで、これはクオリファイング・オファー(QO)という1年契約を受け入れた結果です。
MLB.comの2025年11月18日の記事によると、話は少し入り組んでいます。
まずカブスが、2026年から2028年までの3年5,775万ドルの球団側の延長オプションを使わないと決めました。
それを受けて今永さんも、2026年の1年1,525万ドルで残れる選手側のオプションを断り、いったんFA(フリーエージェント)になりました。
そこでカブスがQOを出し、今永さんがそれを受け入れて、1年2,202万5,000ドルでカブスに残ったという流れです。
同じ記事によると、この金額は元の契約の2026年の年俸より680万ドル高く、今永さんは次のオフにはQOの手続きを通らずにFAになれます。
QOの決まりは、MLB公式の用語集にまとまっています。
| 項目 | 中身 |
|---|---|
| QOとは | FAになる選手に球団が出す1年契約の申し出 |
| 金額 | 年俸上位125人の平均。2026年は2,202万5,000ドル |
| 出せる条件 | 過去にQOを受けたことがなく、そのシーズンをずっとその球団で過ごした選手 |
| 断った選手が他球団へ移ると | 元の球団はドラフトの補償指名権を得る |
| 今永さんの場合 | 2025年11月18日に受け入れ、2026年はカブスで1年契約 |
用語集のとおり、QOは過去に一度も受けたことのない選手にしか出せないので、今永さんがもう一度QOを出されることはありません。
次のFAでは、今永さんとの契約にQOを原因とするドラフト指名権の負担が付かないため、ほかの球団にとっても声をかけやすい材料になります。
2025年のQOは受諾して残留したので、カブスがその年に移籍補償の指名権を得たわけではありません。
年俸が上がる仕組みと、移籍した際に発生する補償は、順番を分けて読むと整理しやすいですね。
鈴木誠也さんとの契約の違いは、鈴木誠也と今永昇太のFAの記事で整理しています。
筆者は前職の経済メディアで、選手の契約を企業の投資のように読み解く特集を担当したことがあります。
その目で見ると、球団は先発投手を1年確保し、選手は元の選手側オプションより高い年俸で再契約したという交換関係が、とても面白いと感じました!
転職の時に1年だけ様子を見てから次を決めるという選び方をした経験は、あなたにもないでしょうか?
今永昇太の投球の特徴

今永さんの武器は、4シームの速球とスプリットの2つです。
2026年の球種別の公式データでは、投げた2,810球のうち4シームが40.1%、スプリットが34.5%、横に大きく曲がるスイーパーが14.6%でした。
4シームの平均球速は91.6マイル、日本の単位で約147キロです。
筆者は、同じ腕の振りから4シームとスプリットを投げ分けられることが、空振りを奪える一番の理由だと見ています。
年ごとの球種の割合を2024年と2025年の公式データと並べると、変化がはっきり見えます。
| 年 | 4シーム | スプリット | スイーパー | 4シームの平均球速 |
|---|---|---|---|---|
| 2024年 | 51.9% | 30.8% | 7.6% | 91.7マイル |
| 2025年 | 48.7% | 31.4% | 16.5% | 90.8マイル |
| 2026年 | 40.1% | 34.5% | 14.6% | 91.6マイル |
1年目は投げた球の半分以上が4シームでしたが、3年目には4割まで下がり、スプリットとスイーパーの割合が増えています。
球速を2025年より少し取り戻しながら、打者に的を絞らせない組み立てへ変えてきたことが読み取れます。
MLB.com日本語版の4月16日の記事によると、今永さんは4月15日のフィリーズ戦で6回1失点・11奪三振と好投し、試合後にこう話しています。
「今は過去に戻るんじゃなくて、また新しい自分を作り上げる」
この日はジャッキー・ロビンソン・デーで、今永さんも全選手と同じ背番号42を着けて投げていました。
大谷翔平さんとの対戦にも、今永さんらしさが出ています。
8月5日のドジャース戦の打席記録では、1回に大谷さんに25号本塁打を打たれたあと、3回の第2打席では空振り三振を奪いました。
この試合はカブスが7対6で競り勝ち、今永さんは5回1失点で勝ち投手になっています。
打たれた直後に同じ相手から空振りを奪い返す姿に、筆者は画面の前で思わずうまい!
と声が出ました!
速さではなく組み立てで勝負する今永さんの投球を、私たちも自分の仕事の工夫と重ねて見てしまいますよね。
今永昇太の2027年の見どころ

2027年の一番の見どころは、どの球団のユニホームで投げるのかです。
前の章で見たとおり、今永さんは2026年の1年契約を終えると、QOの手続きを通らずにFAになれる立場で、2026年10月17日時点で2027年の所属は決まっていません。
2つ目の見どころは、35本あった被本塁打をどこまで減らせるかです。
与四球の少なさはナ・リーグでもトップクラスなので、一発さえ抑えれば防御率は1年目の2点台に近づいていくと、筆者は感じています。
3つ目は、2026年に見られた良い月と苦しい月の波を小さくできるかどうかです。
4月の防御率2.15、7月の1.53、9月の2.25を1年通して続けられれば、もう一度オールスターの舞台も見えてきます。
この章で一番伝えたいのは、2026年4月10日の本拠地リグレー・フィールドでの1試合です。
MLB.comの4月10日の記事によると、今永さんはパイレーツを相手に6回まで1本の安打も許さず、9奪三振・1四球で100球に達して降板しました。
カウンセル監督は、シーズン3度目の先発で120球近く投げさせる危険を考えて交代を決め、今永さんも通訳を通じて、正しい判断だったと受け止めています。
ところが7回、2番手の投手が安打と2点本塁打を浴び、この試合の公式記録のとおり、カブスは0対2で敗れました。
6回無安打の投手に、勝ちも負けも付かなかったのです。
年間の勝敗11勝10敗という数字の裏には、こうした勝ち星にならなかった好投もあります。
同じ記事によると、今永さんは2024年9月4日にもパイレーツを相手に7回無安打を投げ、継投でのノーヒットノーランの1人目になっていました。
この話を読んだときは、悔しさと誇らしさが一度に込み上げてきて、しばらくスマホを置けませんでした!
あなたも、誰にも知られないところで最高の仕事をした日のことを、ふと思い出しませんか?
関連する報道で取り上げられた見どころを、ファンの気持ちとして代弁すると、こんな声になります!
「6回無安打で降板してチームも負けたのは、本当に悔しかった」
「髪を切って迎えた9月に、負けなしで勝ち星を重ねた姿がうれしい」
「QOを受けて残った3年目に、自己最多の32先発までやり切ったのが誇らしい」
勝敗の数字より投球そのものを楽しむ声に、筆者も今永さんの来年がますます待ち遠しくなりました!
よくある質問
今永昇太の2026年の成績はどうでしたか?
32試合に先発して11勝10敗、防御率3.77、174奪三振です。
2026年10月17日時点のレギュラーシーズンの最終成績です。
今永昇太の年俸はいくらですか?
2026年はQOを受け入れた1年契約で、2,202万5,000ドルです。
今永昇太は2027年もカブスですか?
2026年の1年契約が終わるとFAになれる立場で、2026年10月17日時点で2027年の所属は決まっていません。
今永昇太の得意な球種は何ですか?
4シームの速球とスプリットが中心で、2026年は2つで投球の7割以上を占めました。
エリカのひとこと
日曜の夜、台所で翌週の作り置きをしながら今永さんの9月の好投をハイライトで見て、思わず手を止めて見入ってしまいました。
防御率の数字には表れない、6回無安打の日や、大谷さんから三振を奪い返した打席が、筆者にとっての今永さんの2026年です。
どこで投げることになっても、あの丁寧な1球1球を見届けたいと思っています!
まとめ
今永昇太さんの2026年は、32先発で11勝10敗・防御率3.77・174奪三振でした。
年俸はQOによる1年2,202万5,000ドルで、次のオフはQOなしでFAになれます。
2027年は、被本塁打を減らして月ごとの波を小さくできるかが見どころです。
勝ち星にならなかった6回無安打も、今永さんの1年を語る大切な記録です。
大谷翔平さんと日本人選手の情報は大谷翔平とMLBの総合ガイドから、ほかの日本人選手の成績は日本人メジャーリーガー2026一覧でたどれます。
最近の筆者は、去年の秋のポストシーズンを振り返る動画を、寝る前に少しずつ見返しています!
中でも【日本の誇り】大谷翔平が変えた世界…1026万人が見た伝説とワールドシリーズへの道【10月18日 二刀流 MVP 伝説の日】は、今永さんのカブスを地区シリーズで破ったブルワーズとの一戦だと思うと、同じ秋の続きを見ているようで、見終わるころには胸がいっぱいになっていました。
日本人選手どうしがつながる秋の物語を、もう一度味わいたいという方に、ぜひ見てほしいチャンネルです!
▶ 大谷一本【日米野球】 https://www.youtube.com/@OHTANI-IPPON/

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