きょう、ドジャー・スタジアムでいちばん速い”球”は、マウンドから投げられたものではありませんでした。
時速およそ180キロ。
大谷翔平さんのバットが放った、24号ホームランの打球速度です。
「休み明けで、いきなりそんなに打てるの?」
そう驚いたあなたと一緒に、きょうの試合で起きたことを順番にやさしく整理していきますね。
大谷翔平の今日の試合結果|復帰戦でいきなり24号も、チームは4-9で敗戦
まず、いちばん知りたい結論からお伝えします。
日本時間8月1日(土)、本拠地ドジャー・スタジアムでのレッドソックス戦。
ドジャースは4-9で敗れました。
一方の大谷さんは、左膝の痛みで前日を欠場してから2試合ぶりのスタメン復帰。
「1番・指名打者」で出場し、5打数2安打2打点、そして今季24号ホームランという最高の帰ってき方をしています(SPREADより)。
土曜のお昼、そうめんをゆでながら中継を流していた筆者は、5回の打球音で思わず鍋のことを忘れました。
勝敗より先に「膝は大丈夫そう?」と画面の大谷さんの足元ばかり確認してしまった方、あなただけではないはずです。
チームはこれで、報道によると連勝が2で止まった形です。
前日まで69勝40敗(スポーツナビの順位表・7月31日時点)でしたから、この敗戦で69勝41敗となりました。
それでも地区首位の独走は変わりません。
大谷翔平の24号は一時逆転の2ラン|全打席の結果をやさしく振り返り
「で、どの打席がすごかったの?」
全打席を順番に見ていきましょう(打席内容はSPREADの打席速報より)。
第1打席(1回)は、先発スアレスさんの外角の速球を見送って、見逃し三振。
正直、ここでは少しヒヤッとしました。
「休み明けで感覚が戻っていないのかな」と。
ところが第2打席(4回)、高めの速球を上手くさばいて左中間を破る二塁打。
そして第3打席(5回)に、その瞬間が来ます。
2番手モランさんのチェンジアップを完璧に捉えた打球は、右翼スタンドへ一直線。
一時は逆転となる24号2ランでした。
この一発、数字がすごいんです。
打球速度112.1マイル(約180.4キロ)、角度24度、飛距離386フィート(約117.6メートル)。
滞空時間は、わずか3.9秒(SPREADより)。
放物線ではなく、弾丸ライナー。
観客が見上げる間もなくスタンドに突き刺さる、そんな一撃でした。
7月29日の23号から2試合ぶりのアーチで、筆者は思わず鳥肌が立ちました。
第4打席(7回)と第5打席(9回)はどちらも二ゴロでしたが、休み明けにマルチ安打と本塁打。
バットの状態は、心配どころか仕上がっていました。
なぜ勝てなかった?ブルペンデーの誤算と7回の5失点
「大谷さんが逆転弾を打ったのに、なんで負けたの?」
ここが、きょういちばん悔しいところです。
この日のドジャースは「ブルペンデー」でした。
ブルペンデーとは、決まった先発投手を長く投げさせず、リリーフ投手を次々につないでいく継投策のことです。
エンリケスさんが先発して序盤はリードを奪う展開でしたが、3番手のアービンさんが7回につかまって5失点。
せっかくのリードを保てず、逆転負けとなりました(SPREADより)。
5回に生まれた逆転の24号から、わずか2イニング後の出来事。
筆者は思わず、深いため息が出ました。
せっかくの一発が「空砲」と報じられてしまう悔しさ。
あなたも唇をかんだのではないでしょうか?
それでも、ネットではこんな趣旨の声が並んでいました。
「休み明けの初打席が三振でヒヤッとしたけど、そのあとがすごすぎた」
「24号が空砲になったのは悔しいけど、膝が無事ならきょうは合格点」
「打球速度180キロって、もう投手の球より速いじゃん」
負け試合なのに、どこか前向き。
私たちファンの目線も、きょうは勝敗の少し先にありました。
大谷翔平の左膝は大丈夫?ロバーツ監督「問題ない」|あすは山本由伸が先発予定
そして、いちばんの気がかりだった左膝です。
試合後、ロバーツ監督は取材に対して「(二塁打の走塁で苦しそうに見えたかという質問に)そうは思わなかった。特に報告も受けていないし、ショウヘイは問題ないと思っている」という趣旨を語りました(SPREADより)。
今後の起用についても「その日その日の状態を見ながら判断する。今夜の時点で『日曜は休ませる』と決めることはできない」という趣旨の説明です。
前日は、痛みを正直に申告した大谷さんに監督が「感謝」を口にし、きょうは休養明けの一発に「問題ない」。
無理をさせない、でも信じて任せる。
この2日間のやりとりに、言葉にできる信頼関係があるように筆者には見えます。
調子のいいときほど「大丈夫です」と言ってしまう私たちこそ、見習いたい距離感ではないでしょうか?
なお、投手としての復帰登板は、報道によると現時点で白紙のままです。
経緯は復帰登板が白紙になった際の記事にまとめています。
次の楽しみは、もう決まっています。
あす8月2日(日)は日本時間10時10分開始の第2戦。
ベースボールチャンネルの試合情報によると、山本由伸さんの登板が予定されています。
そしてグラウンドの外では、MLBのトレード期限が日本時間8月4日(火)朝7時に迫っています。
米メディアでは先発投手の補強をめぐる報道が続いていますが、確定情報はまだありません。
仕組みと見方はトレード期限のやさしい解説記事でどうぞ。
よくある質問
今日の試合結果は?
日本時間8月1日(土)のレッドソックス戦は、ドジャースが4-9で敗れました。
大谷さんは1番DHで復帰し、5打数2安打2打点、24号ホームランを放っています。
大谷翔平さんの膝は大丈夫?
ロバーツ監督は試合後、「ショウヘイは問題ないと思っている」という趣旨を語りました(SPREADより)。
負傷者リスト入りについても、前日の時点で否定的な考えが示されています。
次の試合はいつ?
あす8月2日(日)、日本時間10時10分開始のレッドソックス第2戦です。
報道によると山本由伸さんが先発予定です。
最近の試合の流れは前回の試合詳報の記事もあわせてどうぞ。
まとめ|きのう休んだ人のバットが、きょういちばん速かった
きょうの試合は4-9の敗戦。
それでも、大谷さんは復帰初日に24号を含む2安打2打点で、「休んだ意味」を結果で示しました。
きのう休んだ人のバットが、きょう、球場でいちばん速かった。
正直に「痛い」と言って休む。
そして翌日、何事もなかったように打つ。
この強さがあるかぎり、夏の連戦もきっと乗り越えていけます。
あすの朝は10時10分から、山本由伸さんの登板予定です。
日曜の朝ごはんは、少し早めに準備しておきましょう。
あすも全力で応援しています!
ところで最近、筆者はYouTubeチャンネル「大谷一本【日米野球】」で、大谷さんのホームランを”数字ごと”振り返る動画にハマっています。
飛距離や打球速度と一緒に名場面がよみがえるので、きょうの180.4キロという数字がどれだけ規格外か、体感として分かるんです。
気づけば「この一発は何キロだと思う?」とひとり当てっこしながら、3本続けて見ていました。
数字を知ってから見るホームランは、もっと気持ちいい——ファンのみなさんなら、きっと共感してもらえますよね。
きょうの24号の余韻のおともに、ぜひどうぞ!
▶ 大谷一本【日米野球】 https://www.youtube.com/@OHTANI-IPPON/
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